timeandstyle 日本の工芸品から得られる感性をコンセプトに!「TIME&STYLE」

日本文化と伝統を現代のライフスタイルに融合

日本は古くから手仕事でモノを作る「職人の国」で、それぞれの技を極め、職人同士が協力してひとつの素晴らしい工芸品を作ってきたという歴史があります。しかし、近代化と西洋化が進められて欧米式の機械による大量生産が推奨されたことにより、コストと時間のかかる職人の手仕事を感じられる製品が少なくなってしまいました。TIME&STYLE では、そのような中で職人の手でしか作り出せない、実用的でありながらも美しさを感じる、そんな日本の工芸品から得られる感性をコンセプトにした家具を作っています。

マイスターの国ドイツから始まった家具作り

代表の吉田氏は交換留学生としてドイツで過ごし、そのままフランクフルトでインテリアの仕事につきました。そこで基礎を気づいた後にドイツの家具メーカーのライセンスを持ち帰り事業を始めたそうです。始めはオリジナルでデザインし商品企画を行って、委託した協力工場で製造していましたが、本当に満足の行く商品を造り、オリジナルとするなら自分たちの手で製造することが必要だと考えたそうです。

そこで北海道の旭川に自社工場を設立し、原材料から仕入れし、加工し、納得の行くまで自分たちの作りたいものを作るようになりました。インテリアショップが自社工場で自社製品を作ってしまう、これは並大抵のことではありません。オリジナル家具における情熱が垣間見えるお話だと思います。

無駄を削ぎ落とし鍛え抜かれた家具や工芸の技を感じる雑貨たち

TIME&STYLE の家具にはミニマムな美しさを感じます。
シンプルと言う単純な言葉だけでは表しきれない魅力があるのです。たとえば、ぜい肉を削ぎ落とし、鍛え抜かれた肉体美がそこにあるかのようで、職人の類まれなる集中力を感じます。座面を支える椅子の脚はスッキリと細身でありながらどこか安心感があるのです。背もたれや肘掛けも薄くなめらかな曲線で仕上げられ、繊細なラインが目を引きます。シャープさを意識して造られているので、床の間や縁側、障子など、直線で構成された日本家屋にもマッチすると思います。

しかし、デザインや見た目の美しさだけでなく、使う人の立場に立った家具作りも忘れていません。経年劣化によるスレやお子様が角にぶつけた時の衝撃をやわらげるために、テーブルやチェストの角は丸く滑らかに削るといった安全性にも配慮しています。家具の他にも同様のコンセプトで企画生産された生活雑貨があり、こちらもぜひご覧いただきたい製品です。白磁や陶器、ガラスや漆を使った商品があり、ダイニングテーブルと合わせてみると、現代のモダンなコーディネートでありながら質素で物静かさを感じることでしょう。これも伝統工芸というものを意識しているからこそだと思います。

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