ibata イバタインテリア

木を織り、木を活かす「ものづくり」。

イバタインテリア プロフィール

岐阜県飛騨市古川町に本社を置く家具メーカー。「井端木工所」の社名で1943年に創業。1992年に「株式会社イバタインテリア」に組織変更。
無垢材を使った椅子やテーブルの製造を得意とし、曲木加工をはじめ、飛騨の匠の熟練した技術を今に伝える。代表シリーズは「サイン」「ハミング」「メープルリッチ」など。中国にも自社工場を持ち、国内製造の飛騨の家具に引けをとらない高品質で低価格な商品を提供している。
イバタインテリア ロゴ

確かなものづくりで快適な生活空間を

製品製造風景
イバタインテリアは飛騨産業に次いで歴史が長い飛騨家具のメーカーです。1943年に岐阜県飛騨市の古川で創業しました。
1000年以上昔から飛騨の地に根付く木工職人集団、いわゆる「飛騨の匠」は、良質な素材の目利きから繊細な技術まで、家具づくりの技と情熱を代々受け継いできました。イバタインテリアの家具にも、この匠の精神が刻まれています。
乾燥、木取り、加工、研磨、組立て、塗装、梱包、出荷の一貫した生産ラインでは、徹底した品質管理を追求。「家具=末永く生活を共にするもの」として、機能性を大切にしながら木の温もりを感じ、生活も心も豊かになる。そんな家具を目指して「Humming」「Sign」「Maple Rich」などさまざまなコンセプトの家具を提供し続けています。

飛騨古川の匠の技を海外でも

イバタインテリア:Rifaction Basic Style 製品画像
イバタインテリア:Rifaction Basic Style
イバタインテリアでは、飛騨市古川の工場で作られ、「飛騨の家具」ブランドを名乗れる日本製のダイニングチェアやテーブル、ソファなどのほかに、中国で製造した家具のシリーズ「Rifaction(リファクション)」を展開しています。
Rifactionの家具は中国国内の良質なナラ材を使い、1993年に設立した大連のイバタインテリア自社工場で製造されています。製品は本社で企画設計しており、飛騨で培われた匠の精神・技術を忠実に再現しています。試験製造や強度テストなど、製品化するまでに必要なこともすべて本社で行ない、日本と同じ厳しい品質基準をクリア
「飛騨の家具」のブランドではないものの、日本製の飛騨の家具に引けを取らない高品質な製品を、よりリーズナブルな価格で提供することを可能にしました。
「飛騨の家具」の解説

曲木の技術が活きるHumming(ハミング)

Humming(ハミング) 製品画像
2011年発売の「ハミング」シリーズ。肘つきのダイニングチェア「DCA-161」、肘なしの「DCL-161」のサイドから背もたれにつながる優美な曲線は、飛騨の家具の特徴である「曲木」をさらに発展させた、イバタインテリア独自の「圧縮曲木」の技術から生まれたもの。木が持つ強さを利用した構造で、長年木と向き合ってきた匠の技と、最新技術が結実しています。
日常における使い勝手にも気を配り、強度を損なわない軽さ・メンテナンスがしやすいカバーリング仕様の座面など、細部にもこだわりが詰まっています。
シンプルなデザインだからこそ飽きず、生活になじむ、扱いやすさを追求した椅子です。

ー 曲木がもたらす曲線美

「曲木」は、木を蒸したり煮沸して柔らかくし、金型にはめて曲げる、非常に高度な成型技法です。均等に曲げるのは容易ではなく、成型後の見栄えの良さも重視されるので、卓越した職人の腕が求められます。
イバタインテリアでは通常の曲木を「圧縮曲木」に進化させ、急カーブや波型に曲げるなど、従来の曲木技術では量産困難だった形状も製品化しています。
これまで短尺の材を繋ぎ合わせて表現していたデザインが、一本の木材を曲げることで木目の通った美しい見栄えになり、圧縮により強度も高められるようになりました。「ハミング」のチェアやソファのフレームデザインには、そんな匠の技が活かされています。
「圧縮曲木」を施した背板

ー 人に優しい軽量設計

作りがしっかりしている木製の椅子は、そのぶん重量があり、毎日使うとなると不便に感じてしまうかもしれません。
「ハミング」のダイニングチェアは、無駄をそぎ落としたシンプルな構造。丈夫でありながら極限までスリムに仕上げ、その重量は肘つきの「DCA-161」は約4.8kg、肘なしの「DCL-161」は4.6kg(ウォールナット材の場合)。女性や子ども、お年寄りでも楽に持ち運べる軽さです。
床への負担が少なく、食事やテーブル下の掃除をするときに椅子の移動がスムーズにできるのは、家具を末永く使い続けるための重要なポイントです。
「ハミング」のダイニングチェア軽量設計イメージ

ー お手入れ簡単なカバーリング仕様

「ハミング」のチェアの座面の布地は、3つのランクのバリエーションから選べます。座面裏の蝶ネジを外すと、簡単にカバーを着脱できるカバーリング仕様です。
ポリエステルを基本とした強い素材でドライクリーニングが(生地によっては家庭で手洗いも)可能。ペットの爪のひっかきに強い生地もあり、普段のお手入れや、長く使用できるための配慮が感じられます。
「ハミング」のチェアの座面の布地 着脱イメージ

ー 「ハミング」LINE UP

無垢天板が木目の力強さを感じさせるダイニングテーブルは「DT-50141」など幅1500・1650・1800の3サイズを展開。圧縮曲木を取り入れたデザインの「LSOF165(3P)」など3サイズのソファは、スモールフェザー混合クッションの包み込まれるようなソフトな座り心地が特徴です。リビングテーブル「LT-40143」、サイドテーブル「ST-165(丸)」も揃えれば、リビングに統一感が生まれます。
「ハミング」LINE UP 製品のレイアウト画像
「ハミング」LINE UP リビングテーブル部分画像

ウォールナット×オークのコントラスト Sign(サイン)

「サイン」シリーズ 製品画像
2013年発売の「サイン」シリーズのデザインコンセプトは「木の持つ味わいを活かして、木の質感を楽しむ」こと。木部の色を塗装の着色に頼るのではなく、ウォールナット材とオーク材の持つ色合いをそのまま引き出しています。

ー 背中にぴたっとフィットする曲木R350の背もたれ

「サイン」の肘つきのダイニングチェア「DCA-180」、肘なしの「DCL-180」は、背板にR350の曲木(=半径350mmの円を描くカーブ(曲線)に曲げた木材)を使用しています。曲木の椅子を長年作り続けているイバタインテリアが、試行錯誤の末に「背中にもっともフィットする曲線」と結論づけたのが曲木R350です。職人の高い技術で正確に曲げられた背板は当たりが柔らかく、木の背もたれ独特のストレスもなく、リラックスして体を預けられます。
「サイン」ダイニングチェア 曲木R350の背もたれ画像

ー 体にやさしい座り心地の「座彫り」加工

「サイン」の座面は一枚ずつ機械で彫り込んで磨き上げた「座彫り」の加工が施されています。座面の周囲を数cm残して凹みを作り、おしりの形に合わせてデザイン。角を丁寧に落とした座面はなめらかで、フィット感が抜群です。
板座の椅子はおしりがすべりやすいのが難点ですが、特殊な塗料を使用するすべりにくい「ノンスリップ塗装」により、楽な姿勢を保ちやすくなっています。頑丈な無垢材でできた座面はウレタンクッションのようにへたることはなく、座り心地が変わりません。
「サイン」「座彫り」加工 座面画像

ー 取り回しのよい短めのアーム

ダイニングチェア選びでアーム(肘おき)の有無も見逃せないポイント。くつろぎやすさを重視するならフルアーム、軽量・立ち座りのしやすさをとるならアームレスのチェアがおすすめです。サインのダイニングチェア「DCA-180」は肘おきが短めなセミアームタイプで、程よくくつろげて肘おきが立ち座りの動線の邪魔になりません。肘おきを取っ手のかわりにすれば、持ち運びもスムーズです。
「サイン」ダイニングチェア スムーズな持ち運びイメージ

ー 「サイン」LINE UP

「サイン」のダイニングチェアはアームレスの「DCL-180」のほかに3種のアームチェア「DCA-180」「AS-281」「DCA-184」、ベンチも「BC-K182」と背付きの「BC-282」があります。ダイニングテーブルは天板の形状がラウンド型と波面型、脚は4本脚と帆立脚から、使い方やインテリアの雰囲気に合わせて指定できます。
そのほかカバーリングソファ「LSO-K719(3P)」「LC-K179(1P)」、リビングテーブル「LTK40179」、テレビラック「LB-18035」、シェルフ「SF-12035」など、リビング家具も充実しています。
「サイン」 製品レイアウト画像
「サイン」 製品使用イメージ

優しく、柔らかなMaple Rich(メープルリッチ)

Maple Rich(メープルリッチ) 製品使用イメージ
アメリカの雄大な自然で育ったメープル材を使い、「優しさ」と「柔らかさ」を表しつつ、確かな作りにもこだわった「メープルリッチ」「森の真珠」とも例えられるメープル材の家具は、他の樹種では味わうことのできない、なめらかな手触りを持っています。

木材の基礎知識

メープル

カエデ科の広葉樹。おもな産地はカナダやアメリカ北部。機械加工がしやすい、塗装性が良い、乾燥後の反りや割れが少ないなど、利点の多い万能木材。
白っぽく清潔感のある色合いが、経年とともに深みのある飴色に変化していく。衝撃に強い硬さ、なめらかな質感とスベスベとした肌触りが特徴で、家具をはじめ、床、ドアなどの建築材、楽器、まな板…とさまざまな用途で使われる。
メープル 画像

ー 背当たりと座り心地の良さを追求したチェア

「メープルリッチ」のダイニングチェアは、背板から脚が生えたような特徴的なデザインと、飛騨の匠の技が融合しています。背板に「R350曲木」を使い、背中のフィット感を追求。板座タイプの「DCL-230」は座面を丁寧に彫り込んで磨き上げています。メープル材が持つ柔らかな質感と相まって、撫でて気持ちが良いなめらかな仕上がりです。
「メープルリッチ」ダイニングチェア 背板のフィット感イメージ
張座タイプの「DCL-231」は、適度な柔らかさと反発力、耐久性を兼ね備えた「ダイメトロール サティーンファブリック」のクッション材を使用。チェアの軽量化と上質な座り心地を両立しています。
「メープルリッチ」張座タイプ「DCL-231」 製品画像

ー 北欧家具の雰囲気ただようメープルの家具

「メープルリッチ」のソファは背クッションにスモールフェザーを混ぜ込んでいます。小さなウレタン片やシリコン綿を絶妙な配分で織り交ぜ、硬すぎず柔らかすぎず、ふんわりとした背当たりと適度な反発力でからだ全体を優しく包み込みます。
座面クッションは簡単に取り外して前後の向きを変えたり、左右を入れ替えるローテーションが可能です。ローテーションを適度に行なうことで部分的なへたりが解消され、座り心地が長持ちします。
「メープルリッチ」ソファ 製品画像
「メープルリッチ」シリーズの家具は和洋どちらのインテリアにもなじみやすく、北欧家具を思わせる雰囲気です。背板の美しい木目と、パーツ一つ一つが丸みを帯びた優しいフォルムは、飛騨の家具の重厚感とはひと味違う魅力にあふれています。
「メープルリッチ」背板 製品画像

ー 「メープルリッチ」LINE UP

「メープルリッチ」のダイニングチェアはほかに背付きのベンチ「BC-238(幅124・154cm)」と背なしの「BC-234(幅105・120・150cm」があります。ダイニングテーブルは脚の仕様が4本脚と帆立脚の2タイプあり、天板の幅もそれぞれ135cm(DT-45170)・150cm(DT-50170)・180cm(DT-60170)の3サイズからオーダーできます。
「メープルリッチ」背付きのベンチ「BC-238」 製品画像
「メープルリッチ」ダイニングテーブル 製品画像

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