永禄 9 年創業の老舗寝具メーカー西川
西川の寝具と言えば、誰しも一度は聞いたことがあるのではないかと思いますが、西川は東京の日本橋に本社を構え、羊毛・羽毛布団を主軸に家庭用医療用具、寝装品、インテリア繊維製品、その他寝装寝具全般の製造卸売並びに輸出入業も行っています。西川の特徴として、なんと言ってもその歴史にあり、創業はなんと 永禄9(西暦1566) 年。近江八幡市に創業者が生活用品販売業を開いたのがはじまりです。その4年後には日本史でも有名な織田信長の桶狭間の戦いが起きておりますので、それを考えただけでも相当な歴史があるわけです。
2019年に『西川株式会社』に統合
日本で寝具といえば西川というほどの知名度と人気を誇る西川寝具。その『西川』には、つい数年前まで3つの会社が存在していたことをご存知でしょうか。長い歴史を持つ西川ですが、第2次大戦中に東京・大阪・京都それぞれの支店で独立。2019年1月まで、西川産業、西川リビング、京都西川という3社に分かれていました。その3社が2019年2月1日に経営統合し、再び1つの『西川』となった西川株式会社。これだけの歴史を誇り多くの支持を得る西川とは、どういったメーカーなのでしょうか。
注目され始めた『睡眠』、その道のプロ『西川』
近年では健康ブームとも称されるほど、日々の健康を大切にする方が増えています。生活リズムを整え、しっかりと睡眠をとり、健康的な生活を送るためには必須の寝具。深い眠りは日中の疲れを癒し、明日への活力の源になります。西川は、創業以来日本の睡眠を支え続けている、正に睡眠のプロフェッショナルです。
高級品に限らない、幅広い商品層
西川の寝具の特徴は、なんといってもその商品幅の広さとクオリティの高さ。代表的な商品であるふとん、その中の敷きふとん(マットレス)ひとつをとっても圧倒的な商品ラインナップを誇ります。同じ見た目の敷きふとんでも、やわらかめからかためまで、実に豊富な商品を用意。これだけ多くの種類があるのは、寝る人の好みの違いはもちろん、体型や体重に至るまで、『最適な敷きふとん』は千差万別だから。また、商品の価格ラインナップも驚くほど多彩です。羽毛ふとんはその代表と言ってもいい例で、同じシングルサイズでも、お手頃な商品では1万円台のものから、高級品はなんと200万円を超える商品まであります。使用している生地の素材から詰まっている羽毛の種類、産地が異なることで、これだけの金額差が生まれるそう。お手頃価格から高級品まで揃っているのも、学生や若い社会人からセレブまで、幅広い層に支持される秘密のひとつかもしれません。
目玉商品目白押し!数々の有名ブランド
皆さんは『西川』の商品といえば何を思い浮かべるでしょうか?注目を集めているブランドといえば、誰もが知るような有名スポーツ選手もCMに出演している高機能マットレスの『Air』がそのひとつではないでしょうか。世界で活躍する超一流のプロスポーツ選手を支えるマットレスには、西川の高い技術が詰め込まれています。身体にフィットする柔軟性と、筋肉が多く体重のある身体をしっかり支える弾力性。この2つを見事に両立したのは、西川の持つ高い技術力あってこそ。ほかにも西川には人気のブランドが目白押し。Airを軽くご紹介しましたが、実はAir以外にもマットレスのブランドは多彩に用意されています。どれも特徴的な機能をもっていて、寝る人の好みによって最適なマットレスを選ぶことができます。マットレスや羽毛ふとん、シーツなどの寝具、タオルやパジャマに至るまで、様々なブランドを展開している西川。なによりも嬉しいのは、その高品質な商品を全国のふとん店をはじめとした店舗で体感できること。直接体に触れるものだから、しっかり見て・触って確かめたい。そんな方は、一度お近くのふとん店に訪れてみてはいかがでしょうか。
睡眠のプロフェッショナルならではの細かな配慮
西川はその長い歴史のなかで様々な技術やノウハウを積み重ねてきました。それにより、大人用寝具の機能性はもちろん、新生児や赤ちゃん用布団から介護用寝具まで、様々な世代に特化した寝具を開発、多くのユーザーから支持されております。特にベビー用寝具のジャンルについては、ただ大人用の布団を小さくした訳ではなく、一日中寝ている赤ちゃんにとって快適な睡眠環境が確保できるよう、掛け布団や敷き布団には通気性や速乾性などの機能を盛り込んだり、寝返りしやすいような素材を選んだりと、様々なノウハウが盛り込まれているのです。
餅は餅屋と言われるように、寝具のスペシャリスト西川が製造する寝具には、技術やノウハウはもちろん西川が歩んできた歴史が盛り込まれており、商品の価格以上の付加価値があることを考慮すべきではないでしょうか。