はじまりは、意外にも自動車用シートおよびクッション
日本の総合寝具メーカーの最大手となるフランスベッド。誰でも一度はその名を見たり聞いたりしたことのある寝具メーカーではないでしょうか。スプリングのきいた寝心地が良く質の高い、憧れの高級ベッド、それがフランスベッドのイメージです。創業は 1949 年、創業者の池田実氏が自動車用シートの製造を行ったことから始まりました。その 7 年後にはソファベッドを開発し、フランスベッドとして歩みを進めていきます。フランスベッドといういかにも高級そうなイメージを想起させるネーミング戦略も奏功し、今では寝具業界の中でその名を知らない人はいないと言っても過言ではありません。
使う人や眠りの質、体のコンディションによってチョイスできるベッドやマット
快適な眠りを誘うマットレスや気候に合わせて通気性を考えたマットレス、サンリオとのコラボレーションによるお子様向けの可愛いベッドや高齢者社会には欠かせないものとなった介護ベッドなど、フランスベッドなら、あらゆるニーズのベッドが手に入ると言っても過言ではありません。お子様からお年寄りまで、すべての年代のニーズを考えて開発しているのです。
また、快眠を得るためには個々の体型や体格、寝る時の姿勢を考慮しなければなりません。横に寝た時の背骨がゆるやかな S 字カーブを描き、それを保つマットレスが理想的と言われています。フランスベッドのショールームでは寝姿勢測定器を設置し、ご自身に最適のマットレスを選ぶことができるようになっているので、自分の寝る姿勢を把握してみてはいかがでしょうか。
フランスベッドといえば高密度連続スプリングマットレス
日本人と日本の気候に合わせて開発した最適なマットがフランスベッドを代表する製品である「高密度連続スプリングマットレス」です。JR 東日本が提供する高級クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」全客室のベッドマットに採用されたほど、寝具に対する信頼性も高くブランド力もあります。
海外で主流のポケットコイルとは一線を画し、1 本の導線を連続して編み上げた構造で通常の約 2,5 倍のスプリングを持ち、強度と耐久性に優れ、無駄な沈み込みがなく、しっかりと腰や背中を支えて正しい寝姿勢をサポートします。また、ポケットコイルのようにひとつずつ布で包まれていないので、ほどよい空間を持ち、通気性と放湿性に優れているのでマットレスの中に湿気がこもりません。快適な睡眠をもたらしてくれるのです。
独自に開発したユニークな高機能ベッドにも注目
立体格子構造の新しい素材「こんにゃくゲル(愛称)」を使った「こんにゃくマットレス」が密かな人気のようです 。こんにゃくマットレスの機能性については「こんにゃくマットレスの特徴(フランスベッド)」でもご紹介しておりますが、ぷるぷる感があり、体型や体重にかかわらず体全体がマットにフィットして包み込まれたような寝心地。ウォーターベッドと比べるとメンテナンスも楽ですし通常のベッドフレームに乗せることができて手軽に使えます。もうひとつは高さが自在の超低床リクライニングベッド。高齢化社会の現代では介護に携わる人も多いと思いますが、自宅での介護が少しでも快適になるようにと、使用者の気持ちになって考え、作られたベッドなのです。
一度は経験したいフランスベッドの高級寝具。
この機会にぜひショールームをのぞいてみてはいかがでしょうか?