リビングチェアとラグの組み合わせテクニック!
リビングソファやチェアに合わせてラグやカーペットを敷き、メリハリを付けたい!というコーディネートは、定番的なインテリアコーディネートのテクニックのひとつですが、実際にどのようなソファやチェアに対して、どのようなタイプやデザインのラグが合うのか?という疑問が生じます。ラグには、形状のほか、ウールやナイロンなどの素材による種別、そして単色のタイプかデザインが施されているタイプかでも分類できますので、様々な選択肢がある反面、悩みの種にもなりやすいのが実情です。
その他、ラグについては家具とは異なり、ある程度季節性も考慮する必要があります。例えば、夏場の暑いときに毛足の長いラグを敷いてしまうと暑苦しく感じられますし、逆に冬場に冷たさを感じるブルー系のラグを敷くと気分的にも寒々しいインテリアになってしまいます。このページでは、様々なデザインのラグがあるなかで、どのようなタイプのラグを選べば良いか?お部屋全体の雰囲気も考慮しながら、ソファやチェアに合わせたコーディネートをご紹介していきます。
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タイプとデザインでリビング全体の雰囲気がガラッと変わる
上記のように、ラグについては毛足の長さで大まかに分類すると、ゴージャス感を演出する毛足の長いラグ、その中間くらいの毛足の長さとなるジャギータイプ、毛足の短いタイプに分類されます。その他、撥水加工が施された毛足の短い機能性ラグなどもあり、こちらは主にダイニングテーブルの下などに敷くものですが、毛足が短いほど掃除がしやすく、長いほど高級感を演出できます。また、ラグの主な素材については、ウールやアクリル、ナイロン、ポリプロピレン、麻など、天然素材のものもあれば、ポリエステルのような化学繊維が使われているものもあり、それぞれで質感が異なるのは言うまでもありません。
デザイン面につきましては、ここではすべてを取り上げるのは困難ですが、毛足の長いタイプは基本的に無地の物が多く、毛足が短いものほどデザインに凝っている傾向があります。デザインについては、ご自身で気に入ったものを購入すれば良いのですが、フローリングの床であれば、すでに木材の直線的な模様が配されておりますので、さらにラグで直線的なデザインを選ぶのではなく、柄物や曲線的なデザインが施されているラグの方が映える傾向にあり、その逆もしかりです。また、ラグを敷く上に配置するソファやチェアの色味やデザインなどに合わせるのもポイントで、フローリングとソファ・チェアに合わせる上級コーディネートテクニックのひとつと言っても過言ではありません。
組み合わせは反対色とするか?類似色とするか?
カラーコーディネートのお話になってしまうかもしれませんが、色相環における反対色・類似色については、インテリアコーディネートにおいても非常に重要な要素で、メリハリを付けるなら反対色、まとまり感を出すなら類似色というのが基本的な考え方です。ただし、反対色を用いる場合、その占める割合が同等だと目がハレーションを起こしてチカチカしまうため、ラグの面積に比べてチェアなどは小さいかもしれませんが、大型ソファなどはその可能性があるという点を留意しておいた方が良いかもしれません。また、ソファやチェアの座面が無地のシンプルなものであれば、ラグについては多少デザインや柄が入っていた方がマッチングとしては良いでしょう。
掲載写真のような組み合わせは、無地のソファに柄物のラグというベストマッチな組み合わせで、ラグの存在が赤いチェアの存在感を一段と引き立てているのが一目で分かります。このような組み合わせを参考に、ご自宅のチェアやソファに合うラグを探してみると面白いかもしれません。
※掲載の商品は既に販売終了となっております。
あくまでインテリアコーディネートの参考としてご参照ください。