dining-rug ダイニングテーブルの存在が引き立つテーブル下のオシャレなラグ・マット

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意外と便利なダイニングラグ・マットの機能性

ダイニングのコーディネートにおいて、ダイニングテーブルがその主役になることは言うまでもありませんが、ダイニングテーブルは基本的に食事を取るための場所であり、家の中でも使用頻度が高い生活空間です。食事を取る場所だけに、テーブルの下は食べこぼしなどで汚れやすい状態であり、また椅子の出し入れで床が傷つきやすく、さらには食器類の落下などで、フローリングがへこんでしまうなど様々なリスクがあります。

そんなリスクを軽減してくれるのがダイニングラグ・マットです。
食べこぼしなどの汚れやフローリングが傷つくのを防ぐなどの機能性のほか、下層階への音の軽減、足元の保温効果など様々なメリットがありますが、意外と使用していない人も多いのが実情。もちろん、食べこぼしなどで都度ラグを洗うよりかは、直接床を拭いた方が手っ取り早いので、そうしたメンテナンス面でのデメリットはありますが、フローリングの保護という観点では、ダイニングラグを使用した方が良いでしょう。

その他にもラグのデザインによって、ダイニングテーブルの存在自体を引き立たせる視覚効果もあり、インテリアコーディネートを楽しむための必須アイテムとしても活用できます。今回の記事では、このダイニングテーブルの下に敷く、ダイニングラグ・マットの効果と最適なサイズの選び方について紹介していきます。

 

ダイニングテーブルを引き立たせるコーデアイテム

ダイニングラグ・マットには、主にクッション性を持たせた塩化ビニール性のものやカーペットタイプのもの、撥水性の高いタイル形状のものなど、様々なタイプがあります。近年では、部屋の大きさやレイアウト、ダイニングテーブルに合わせて自由に配置ができるパネルタイプのラグ・マットが人気のようですが、日々使っているとどうしてもズレてきてしまったり、床に貼り付けるタイプだと剥がす際にノリが残ってしまったりと、デメリットもあるようです。

一方、一枚物のカーペットタイプのラグについては、汚してしまった際の洗濯がたいへんというデメリットこそありますが、様々な模様やデザインから選ぶことができるので、ダイニングのコーディネートに幅を持たせることができます。ダイニングラグ・マットについては、汚れ防止などの機能性のほか、ダイニングテーブルに視線が向くようなフォーカルポイントを作るという観点からも有効なコーディネートとなりますので、フローリングの色に合わせてもよし、大胆なデザインやカラーリングのものを選んでも良いでしょう。

あくまで主役はダイニングテーブルとなりますので、ダイニングテーブルの色味と同系色のラグ・マットでは、まとまり感こそ出ますが、無難な組み合わせで遊び心に欠けるかもしれません。同系色で纏めるなら、ある程度デザイン性の高い派手目なラグ・マットを選んだり、逆に反対色を用いる場合には、ストライプ柄などの大人し目のデザインのラグ・マットを組み合わせてみるのもテクニックの一つです。

 

ダイニングテーブルのサイズに合わせた選び方

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上記でご紹介したようにパネルタイプのラグ・マットなら、配置の方法やサイズにも自由度がありますが、一枚物のカーペットタイプのラグについては、ダイニングテーブルのサイズに合わせて選ぶ必要があることは言うまでもありません。もちろん、テーブルの寸法に合わせるのではなく、椅子を配置した状態と、椅子に座った状態、そして椅子を引いた状態なども想定してラグ・マットのサイズを考慮する必要があります。

例えば、1~2掛け用の正方形の対面式ダイニングテーブルの場合、テーブルの天板サイズが100cm×100cmなら、椅子を配置する側の横幅は+60cmずつを想定して220~250cm程度は必要。椅子を配置しない側の縦幅は、テーブルサイズ+α程度に考えておけば良いので、

【100cm×100cmのダイニングテーブルの場合】
横幅:220~250cm程度
縦幅:120~150cm程度

上記のようなラグ・マットのサイズが好ましいと言えます。

もちろん、ダイニングテーブルを置いている場所が、それほど椅子を引くスペースがないということであれば、上記のような+60cmというような想定も不要です。ダイニングテーブルに対して椅子がどこに配置されているか、そして椅子を動かす範囲(60~70cm前後が一般的)を想定し、それに合わせたラグ・マットのサイズを導き出せば、サイズ選びで失敗することはないでしょう。

ラグ選びに関しては、過去記事「▼ラグ選びに悩んだらチェアとの組み合わせを考慮!」でもテクニックをご紹介していますので、合わせて参考にしてください。

 

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