solidwood ウォールナットやオークなど無垢材チェアのメリット・デメリット

オーク材やウォールナットなど無垢材チェアのメリット・デメリット

無垢材の基礎知識と無垢材ダイニングチェアの特徴

プラスチックや金属にはない、木目の美しさや風合いは木製家具の大きな魅力ですよね。
木製家具を選ぶとき、そういった見た目の美しさだけでなく、木の材質自体もチェックしていますか?

家具を購入する際、デザインや価格ももちろん重要な判断基準になりますが、長く使う家具ならば、無垢材など材質にこだわってみてはいいかがでしょう。

木材には、1本の木から角材や板として切り出した「無垢材」と、何枚かの木材を組み合わせた「突板」があります。突板を使用した家具は無垢材の家具と比べて軽量で安価な反面、耐久性に欠け、長期間の使用には不向きです。逆に無垢材で作られた家具は価格が高めで重量がありますが、耐久性に優れ、お手入れ次第で一生モノの家具として使用することができます。

そんな無垢材の魅力はなんといっても“経年変化”

天然の木をカットしてそのまま使用している無垢材は、加工製材といえる突板などに比べて高価。湿度や温度により収縮や反りを起こしやすいというデメリットがありますが、丁寧に製材された無垢材を選び、しっかり手入れをすれば、一生モノの家具として使用でき、突板では出せないその風合いは大きな魅力です。

どんな材質でも作り立ての家具はきれいですが、5年10年と歳月が経過するとその差は歴然。無垢材は使い込むほどに色味が変化し、美しいツヤが出てくるもので、無垢材以外の材質では味わえない風合いの変化が堪能できます。

《無垢材の特徴》
メリット
・使い込むほどに色に深みが出る
・メンテナンスにより長期間の使用が可能
・接着剤等の加工がされていないため、シックハウス症候群にも対応
・強度がある
・傷やシミなどの修復ができる

デメリット
・湿度の影響を受けやすく変形することもある
・製材技術によって品質に差がある
・高価

代表的な無垢材の家具のひとつに、一枚板を天板に使用したテーブルがあります。木をそのまま伐りだしたような、世界に2つとない形や木目が特徴的で、屋久杉やワシントン条約により輸出が禁止されている材はさらに希少価値が高くなります。

とはいえ一枚板のテーブルに使用できる大きさの無垢材ともなると、ある程度の樹齢が必要となるため、それに比例して価格も上がります。

そこで、無垢材の家具の魅力に触れるスタートは、比較的手を出しやすい価格のダイニングチェアをおすすめします。

ダイニングチェアは、テーブルに比べる小サイズで使用する木材の量も少ないため、デザインに優れ質の良い木材を使ったものでも価格が1万円台~と、かなりお手頃です。
また、無垢材のダイニングチェアは、汚れや傷がついても表面を削って修復可能です。座面を張り替えたり、がたつきを直したりすれば、さらに快適な状態を長期間キープできます。

素晴らしいダイニングチェアを発表している日本の木工メーカーが数多くありますので、ぜひショールームでチェックしてみてください。

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広葉樹のチェアのメリットは耐久性の高さだけじゃない?!

さて、ダイニングチェアが無垢材の家具の中では価格の面でも品質の面でも手が届きやすいことはお伝えしましたが、広葉樹、針葉樹等、木材の種類によって特徴があるため、ダイニングチェアを選ぶときに考慮する必要があります。

まずは、広葉樹の無垢材を使ったチェアについてお伝えします。

《広葉樹の特徴》
耐久性に優れる
葉の形:平たく幅の広い葉
樹形:枝分かれして育つ
成長:ゆっくり成長するものが多い
木材としての重さ:針葉樹に比べて重い

家具の材料に使用される広葉樹はウォールナットやオーム、チーク、マホガニーが代表的です。

ウォールナット

クルミ科クルミ属 世界三大銘木

木材に使用されているのは主に北アメリカ産のブラックウォールナット(ウォルナット)。美しい黒褐色、木目が細かく、非常に堅い。ゆがみや収縮が少ないため、家具のほか細かい加工にも向いています。欧米では富の象徴とも呼ばれ、アメリカ大統領の演説台にも使用されている高級木材。年数を経るごとに艶が増し、明るい色合いに変化します。

オーク

ブナ科コナラ属 森の王

世界の最高峰のオークと言われているのは日本の北海道産のミズナラ。英国のアンティーク家具にも北海道から輸入された木材が多く使われています。どっしりと堅く、耐久性に富みます。その歴史は広く、古代ギリシャ時代にはすでに家具として使用されていました。家具やフローリングのほか彫刻にも向くため、アンティーク家具では見事な彫りが施されたものもあります。タンニンが多く含まれているので害虫にも強く、ウィスキー樽としても有名です。明るい色からこげ茶まで幅広い色調。

チーク

シソ科チーク属 世界三大銘木

堅く、病害虫にも強い。タール(油分)が含まれているため水に強く、耐久性に優れ、腐りにくいことから船舶にも使用されています。豪華客船クイーンエリザベス2号の内装、オリエント急行などにもチーク材が使われています。乾燥させた古木ほど堅く頑丈になるため、比例して価格も高くなります。金褐色、飴色の美しい木材で、ナチュラルな色味が北欧アンティーク家具でも高い人気を誇ります。

マホガニー

センダン科マホガニー属 世界三大銘木

赤みを帯びた美しい色、リボン杢と呼ばれる縞模様の繊細な美しさ。彫刻等の加工も良く映える、貴族に人気の木材。現在は南米産の本物のマホガニーは伐採しすぎたため、本物のマホガニー家具はアンティークでしか手に入らず、新しい家具でマホガニーと呼ばれているものは東南アジア産。銘木と呼ばれ、手入れによって艶・深みが増す。

 

広葉樹のダイニングチェアには、作り立ての新品を自分の手でアンティーク家具に育てていく楽しみがあります。ダイニングに気品や格調を出したい方にもおすすめです。広葉樹の無垢材のダイニングチェアは、インテリアの主役になるような存在感のあるダイニングチェアと言えるでしょう。

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軽量が魅力のパインやスギなどの針葉樹のチェア

オーク材やウォールナットなど無垢材チェアのメリット・デメリット2

重厚で耐久性が高く加工性に優れた広葉樹に比べて、成長の早い針葉樹は軽量、加工しやすい木材です。

《針葉樹の特徴》
葉の形:細く尖った形
樹形:まっすぐ育つ
成長;ゆっくり成長するものが多い
木材としての重さ:広葉樹に比べて軽い

ダイニングチェアとしてのメリットは第一に軽さ。椅子を引いたり、移動させたりが楽々行えます。また、軽さ同様に色もライトなものが多く、ナチュラルさを感じさせてくれます。

木質が柔らかいため強度を必要とする家具には適しませんが、その柔らかさを活かして曲木の技術を取り入れたり、力学を応用したデザインのものもあります。

ここでは、カントリースタイルに必須アイテムのパイン材、スギやヒノキについて解説します。

パイン

マツ科カラマツ属

非常に安価。節が多く、白っぽい黄の色合いですが、オイルを含む木なので経年とともにツヤっぽい色合いに変化します。湿気に弱く、反りやねじれが生じやすいので、パイン材の家具はエアコンの風があたらないところで使用しましょう。軽量なので移動させやすいのも魅力です。

スギ

スギ科あるいはヒノキ科

かつては建材としてよく使われていた木材。とても軽く、反りやねじれの原因になる湿気を逃しやすいため、変形しにくい。折りたたみの椅子やテーブルにおすすめ。ヒノキ同様、森林の香りが心地良い。

ヒノキ

スギ科あるいはヒノキ科

仏閣や神社を建てるための木材として古くから使用されてきました。腐朽しにくく耐久性も強いく、ヒノキ風呂に代表されるように香り豊かな木材です。ナチュラルな木の色、防虫効果もある香り、なめらかな触り心地は、自然派志向の方にもピッタリ。

針葉樹のダイニングチェアは、ナチュラルな色味、加工しやすい性質などを生かして、しなやかなデザインに適しています。モダンテイストやナチュラルテイストのダイニングにしっくりはまってくれます。軽量なので移動も楽々です。折りたたみ椅子やエクストラに使う椅子としても活躍してくれます。気取らないダイニングを作る時には、針葉樹のダイニングチェアを検討してみてください。

無垢材といっても広葉樹と針葉樹ではメリットとデメリットが異なります。重厚で高級感を感じさせたいなら高価な広葉樹がおすすめですが、軽くてお手頃価格なら針葉樹でしょう。ぜひ好みの樹種を見つけて素敵なダイニングチェアをレイアウトしてくださいね。

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