ダイニングテーブルひとつで変わる料理の演出
毎日の食事を豊かにしてくれるものは、もちろん食卓を彩る食材たちがメインですが、それらが飾り付けられるお皿や、ダイニングテーブルの雰囲気によっても演出できるものです。
例えば、カジュアルなテーブルでコース料理を食べても家庭料理のようなイメージになってしまい、あまり有り難みが感じられませんが、ヨーロッパ調の重厚なテーブルで同じものを出されたとしたら、ちょっと緊張感のある高級なコース料理を食べている気分になるかもしれません。
テーブルのデザインから受ける印象やテーブルが持つイメージと同じく、テーブルの天板の形によっても、食卓の雰囲気はガラリと変わります。例えば、最もスタンダードな形である 4 人掛けの長方形のテーブルでは、 4 人揃って食事をするときは問題を感じないかもしれません。しかし、これが 2 人しかいなかったら。テーブルの半分がガランとしてしまい食卓に寂しさが漂います。ひとりで食事をする際には、さらにポツン…としてしまい、とても寂しい感じになりそうです。
日常の当たり前を改めて見つめ直そう!
そういった問題は、テーブルの形を変えることで解決できる場合はあります。
4 人掛けの長方形テーブルで感じた寂しさは、円卓や正方形の食卓では感じにくいでしょう。また、小さなお子さんをお持ちの方は、隣に子どもを座らせると様子を見るのに常に横を見なくてはならず、自分の食事もままなりません。そんな時に、円卓や正方形のダイニングテーブルであれば、前方を見ていれば様子が視界に入りますので、ご自身が食事をしながら様子を見ることができます。ご夫婦や恋人同士であれば、向き合って座るもよし、L 字に並んで座るのも距離感が縮まるのでオススメです。
ダイニングテーブルやダイニングチェアは、あって当たり前的な印象を受けがちで、リビングなどに配置されるソファやリビングテーブルなどと比較すると、やや注目度が低い傾向にあります。もちろん、ダイニングにこだわる人は、テーブルやチェアはもちろんのこと、テーブルコーディネートにも嗜好を凝らしており、ダイニングまわりを華やかにするコーディネートに長けておりますが、さらにお部屋全体との調和やその他の家具、照明まで考慮したトータルコーディネートを考慮することで、一層テーブルや料理は華やかなものになります。
ダイニングまわりに派手な演出は不要?!
掲載写真は、ダイニングテーブル&チェアセットでもサイドボードやガラスショーケースまで揃えたお手本的なコーディネート例のひとつです。天然素材を活かしたテーブルをはじめとする木目基調のコーディネートは、壁や床の色など部屋全体のトーンを問わず良く馴染みます。コーデ的にはスタンダードかもしれませんが、食卓だけにシンプルにまとめたいという方が多いなかで、こうした組み合わせは、逆に意識されないくらい当たり前のように存在する家具とされがちであっても、そこにコーディネートとしての味わいがあるものです。
※掲載の商品は既に販売終了となっております。
あくまでインテリアコーディネートの参考としてご参照ください。