ヨーロピアンなクラシックダイニングの魅力
クラシックダイニングと聞けば、優雅なひと時を過ごせそうな華美なヨーロピアンテイストを思い浮かべませんか。ヨーロピアンテイストの家具は、明治時代に多くの西洋人が日本に暮らしていたことから広まったと言われており、ひと言でヨーロッパ風クラシックと表しても、フランス風、北欧風、イタリア風などさまざま。今回はそんなヨーロピアンなクラシックダイニングの魅力をお伝えします。
魅力1、エレガントな空間を演出できる
ヨーロピアンクラシックのダイニングとして一般的にイメージされるのは、猫脚ホワイトのダイニングセット。
女性らしい優雅な雰囲気を演出できるのは、家具のさまざまな箇所に曲線が使われているからです。白を基調に艶のあるブラウンを組み合わせると、より華やかな印象になります。ヨーロッパのお城に置かれているような、大理石のダイニングテーブルを配置すれば、重厚でエレガントな空間に様変わりします。
魅力2、木の良さを味わえる
「クラシック=古典」とあるように、古き良きものを大切にするスタイルでもあります。
クラシックダイニングでは木材を使うことにより、木の風合いや木目の美しさを堪能できます。さらに木の経年変化は、時を経るごとにその深みが増していきます。
魅力3、安心感がある
モダンクラシックと異なり、どこか“懐かしさ”を感じることができるのも特徴のひとつ。
代々受け継いだ家具を大切にすることは、家族の繋がりを大切にすることにもつながり、ダイニングやリビングにいるだけで安心感を味わえます。
次に、具体的にビンテージやクラシカルに合わせた椅子について、座り心地が良い椅子の定義と合わせてご紹介していきます。
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座り心地が上質な椅子は背張りなしを選ぶべき?
座り心地が良い椅子とはどのようなものでしょうか?
上質な椅子を探し当てるには、購入したい椅子にできるだけ長時間座ってみてください。
その時、気を付けるポイントは次の3つ。
・座面に深く腰かける
・かかとを完全に床に付ける
・膝の高さと股関節の高さを同じにする
3つのうちどれが欠けてしまっても、座り心地が良い椅子とはいえません。かかとが浮いてしまう場合は台を置いてみたり、かかとのある靴を履いてみたりすることで調整は可能ですし、膝の高さと股関節の高さも専用クッション等で調整できます。
問題なのが調整できない「背面」。
椅子に深く腰掛けたとき、背筋が伸びると食事中もよく噛んで食べられます。また、お腹がいっぱいになった時には、椅子を引いて背板にもたれかかりますよね。どちらの体勢にも大事なのは、“背もたれのカーブ”です。
クラシックチェアには、人間工学的に基づいてカラダに沿った曲線をえがく背もたれが多く、革や布の背張りがなくても快適な座り心地を実感できるものもあります。背張りがあれば、より快適かもしれませんが、張地やクッションのメンテナンスを行う必要のない背張りなしの椅子もおすすめです。
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ビンテージ調のダイニングセットの上級コーデポイント
ビンテージ調の部屋にするためには、どのようなポイントに気を付ければよいのでしょうか?
誰でもできる、ビンテージ調のダイニングセット上級コーデポイントをお伝えしますね。
ベーシックなビンテージ調ダイニングセット
ビンテージ調は、基本的に木材のフレーム+黒や暗めの茶色の革張りソファがあれば、それひとつでオシャレなビンテージスタイルを演出できます。革製品ではなく布地のものでも、ナチュラルな色合いのソファであれば、よりシンプルな明るいビンテージ調になります。
ソファタイプのダイニングセットを選び、ソファフレームの色に合わせたテーブルを用意すれば、それだけでカフェ風のオシャレなコーデが完成します。
北欧ビンテージ調ダイニングセット
北欧ビンテージというと「シンプルイズベスト」なデザインです。
ダイニングセットはセット外れもあり、それぞれ単体でも自由に選んで購入できますが、できるだけセットで購入し、色味や素材を合わせることをおすすめします。
単体で購入する場合は同じブランドで合わせて、色違いにする・形違いにするなど、どこかを“ひとつに統一”しましょう。まとまりが出て、上級コーデに仕上がります。
かわいらしいナチュラルなビンテージ調ダイニングセット
落ち着いた1色のパステルカラーの布地に明るめの木材でできたテーブルセットは、女性らしいナチュラルテ椅子トなビンテージダイニングとなります。パステルカラーと聞くと、とても女の子っぽくなりがちですが、そこにビンテージ家具を取り入れてみてください。明るい、癒される好印象なコーディネートができます。
いかがでしょうか。
ビンテージ家具はいつになってもファンが多い家具の種類のひとつ。今回ご紹介したビンテージ調やクラシカルなダイニングセットのポイントを参考に、ぜひ自分に合ったコーディネートを楽しんでみてください。
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