ダイニングの新しいスタイルに、ダイニングテーブルにソファを配置する「ソファダイニング」があります。
リビングルームにはソファ、ダイニングルームには食卓セットといった概念を払拭したソファダイニング。
ダイニングセットとソファを置きたいけど広さを確保できない場合や、ソファは不要だけど食後をゆったりと過ごしたい方など、一人暮らしやファミリーに人気があります。今回はインテリアのプロ、ヘヤゴトのスタッフがソファダイニングの選び方についてご紹介します。
ソファダイニングのテーブルの高さはソファに合わせるもの?
ダイニングテーブルとソファの高さについては、過去記事「▼デザインより高さが重要?!失敗しないダイニングテーブル選びのコツ」にてご紹介しておりますが、ソファに組み合わせて利用するダイニングテーブルはどのくらいの高さが便利なのでしょうか?
ここで大切なのがテーブルとソファの「差尺」。
差尺とはソファの座面からテーブルの天板の垂直距離を指します。この差尺、利用するシチュエーションにより便利な高さは違い、食事やパソコン作業時のオススメな差尺は27~30cmとされます。これはソファに座ってテーブルに腕をのせた際にひじが直角になるような高さが目安。また、ソファでくつろぐ目的の場合はあまり気にする必要はありませんが、カップを取りやすい高さは差尺-10~±0cmとされます。
ですので、ソファに合わせてテーブルを選ぶ場合もテーブルに合わせてソファを選ぶ場合も、テーブルとソファの高さは利用目的の差尺を考慮して選ぶことをオススメします。
ダイニングテーブルと相性の良いソファとは?
ソファには座り心地がやわらかなものや、奥行きがあり高さのあるハイバックソファなど様々なタイプがありますが、ソファダイニングで利便性の高いソファとはどのようなものでしょうか。ソファの奥行きは生活スタイルに大きく関わりますが、奥行は少ないほど腰を掛けるのが浅くなり、反対に奥行きが広いほどゆったりと座れます。
食事メインとして利用
食事をとりやすいことが重視されるため、座面の奥行きは浅く、座り心地は固めのソファでしょう。沈むようなソファは食事がとりにくくなりますので、奥行きはあっても沈むようなソファはオススメできません。なお、奥行きのあるソファで食事をする場合には腰の部分にクッションを使うと姿勢を保てて食事をとりやすくなります。
くつろぎを優先させる
外食が多い方やテーブルで作業をしない方など、ソファでリラックスさを重視する方は奥行きのあるソファにしましょう。この場合のダイニングテーブルの高さは低い方が便利なので、昇降式の高さを調節できるテーブルを選ぶと利便性が高く、快適に過ごすことができるでしょう。
ダイニングで利用するソファは布製ソファ?それとも合皮?
部屋のイメージはソファの張地でグッと変わりますが、ダイニングで利用するにはどの素材がいいのでしょうか?食事をすると食べ物による汚れがつきやすいため、手入れのしやすさが大きなポイントとなりますが、手入れのしやすさを重視するか、印象を重視するかはそれぞれです。ここではそれぞれの張地の特徴をご紹介していきます。
布製の特徴
・温かみを演出
・リーズナブルで色や柄が豊富
・汚れやすく、クリーニングが大変
合皮の特徴
・リーズナブルに革の質感を楽しめる
・汚れに強く、手入れがしやすい
・通気性や吸湿性に劣る
本革の特徴
・高級感を演出
・長期間使用できるが、定期的なメンテナンスが必要
・水に弱い
・座ると人の体温に合わせて温かくなる
・ホコリやダニが付着しにくいという
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いかがでしたか。ダイニングテーブルとリビングソファを合わせたソファダイニングの選び方をご紹介しましたが、ソファダイニングでの食事を快適に過ごすにはダイニングテーブルとソファの高さがポイントとなります。
また、コーナーソファの場合には、その時々でテーブルやソファをよせることが難しいため、小さなお子様や小柄な方には少々使用しにくいのが難点ですが、対面にベンチソファーや子供用のチェアを設置すれば、家族が快適に食事をすることができるでしょう。