one-set リビングダイニングのワンセットコーデと変化をつけるテクニック

家具の構成数が多くなるリビングダイニングのワンセットコーデ!

リビングダイニングという一括りの名称は、一般的にはよく使うかもしれませんが、実は比較的最近できた認識であることは意外と知られていません。不動産などでよく見かける「DK」や「LDK」は、実は明確な定義があり、居室が 1 部屋の場合は 4.5 畳から 8 畳未満が「DK」、8 畳以上なら「LDK」という広さを基準に分類されます。さらに居室が 2 部屋以上の場合はその広さの基準が変わり、6 畳以上の広さがないと「DK」とは言わず、「LDK」とする場合には 10 畳以上の広さが必要になります。例えば 2LDK という間取り場合、2 部屋プラス 10 畳以上の広さのリビングダイニングがあるということになりますが、それに満たない場合は 2DK となり、さらに 2 部屋時の条件である 6 畳以上の広さにも満たない場合には「2K」となるわけです。一般的に周知の事実かもしれませんが念のため覚えておくと良いでしょう。

さて、今回のテーマはリビングダイニングにおけるトータルコーディネートについてのご紹介です。
昨今のマンションや戸建てでは、この LDK のスタイルが多くなり、リビングとダイニングはほぼ同じ空間であることが一般的になりました。同じ視界に入るということは、ダイニングテーブルからリビングソファ、リビングテーブルなど様々な家具において、トータル的にコーディネートする必要がありますが、様々な組み合わせが考えられるなか、統一感を持たせるとなると、どうしても同じメーカーのブランドやシリーズに偏ってしまい、インテリアコーディネートとしても面白味に掛けてしまうのが実情かもしれません。たしかにあれこれ迷う必要がないので楽かもしれませんが、逆に手抜きとみられてしまう可能性もありますので、多少時間を掛けてでも異なるブランドの家具を取り入れるなどの工夫は必要かもしれません。

リビングとダイニングで仕上げたいテイストを統一する!

これまで、多くのインテリアコーディネート事例集でもご紹介してきたように、コーディネートにおける重要な要素のひとつにテーマ決めがあります。テーマとはすなわちテイストとも言い換えることができますが、ざっくりと北欧スタイルやクラシックスタイル、和モダンスタイルやアジアンテイストなど、呼び名は様々ですが、いわゆるテーマ決めが非常に重要となります。リビングダイニングにおけるワンセ ットでのコーディネートの場合、一般的にはリビングもダイニングも同じテーマでまとめるのが無難ではありますが、異なるテイストで空間を仕上げることも可能で、コーディネートテクニックとしては少々上級者向けかもしれませんが、和スタイルとアジアンテイストの組み合わせなどは、比較的リビングダイニングでは多くみられる組み合わせになります。

家具は統一、変更しやすいインテリアグッズで変化を与える

掲載写真のように、まずはリビングとダイニングに配置する家具に統一感を持たせることに注力し、多少の違いやエッセンスを加えるのであれば、インテリアグッズで変化を与えるのが無難です。もちろん、合わないと感じたら買い替えが容易であることが背景にありますが、当然いずれかの時点で飽きも来ますので、そうした際の変化を与えやすいのがラグであったり、照明であったりします。また、リビングとダイニングで多少変化を付けたい場合は、ダニングテーブルの色味を濃くしたり、ダイニングチェアのクッション部分をファブリック、リビングソファを本革という組み合わせにしたりして違いを付けることもできます。オススメは、リビングソファに色の組み合わせを自由に楽しめるカバーリングタイプを取り入れること。カバーを取り換えるだけで、あっという間にソファの色味を変えることができるので、フレキシブルに雰囲気を変えることができます。

近年では、リビングにはソファ+センターテーブル、ダイニングには食卓という固定観念を捨てるような考え方も増えているようですが、インテリアコーディネートが初心者の方でしたら、まずは統一感を持たせるコーディネートから始めて、何か変化を付けたい場合には、上述のようなお手軽テクニックを採用してみてはいかがでしょうか?

※掲載の商品は既に販売終了となっております。
あくまでインテリアコーディネートの参考としてご参照ください。

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