和モダンの新スタイル「囲炉裏風リビングコーディネート」
昨今の日本の生活スタイルも和室がなくなったことでほぼ西洋風となり、床に座って食事を取ることも少なくなってきたのかもしれません。例えば、年末年始などで、実家に親戚一同が集まるようなシーンでは、座卓にお寿司やお酒を並べて~などという光景も想像できる部分ではありますが、そうした場面も徐々に見られなくなりつつあると思うと少々寂しい部分かもしれません。今回ご紹介する掲載写真のリビングテーブルは、和モダンテイストの囲炉裏風コーディネートで、リビングテーブルを囲うように配置されたオシャレな座椅子やクッションも含め、少々風変りで個性的なスタイルです。
畳カーペットやゴザなどを活用して、さらに和テイストを強調する
上述のとおり、近年の分譲マンションや戸建て住宅には和室がない場合が多く、こうしたリビングテーブルも活用方法が分からないというケースも少なくありませんが、仮に床がフローリングだったとしても、テーブルの下にラグを敷いても良し、和の雰囲気をもっと強調したいようであれば、畳カーペットや畳ござを敷いても良し、それぞれの雰囲気や場面に合わせてフレキシブルに変更しても良いでしょう。以前ご紹介しました記事和の代表的アイテム「ちゃぶ台」コーデにもございましたように、日本人は潜在的に床に座ると落ち着くという文化がありますので(もちろん個人差はありますが)、周りに配置するその他の家具やインテリアグッズも低めのものを配置するのがポイントです。掲載写真においても、低さを意識したインテリアコーディネートにまとめ上げています。
和モダンに固執しすぎると機能性を損ねてしまう?!
全体的なお部屋の雰囲気にもよりますが、基本的に木目基調の製品がほとんどで、やはり和のテイストを演出するうえでは、木製テーブルが欠かせません。上述のように、テーブル下に畳カーペットやござを敷く場合、グリーンが差し色として機能しますので、その差し色を多用しないという点もポイント。ただし、和モダンを意識しすぎて、背の低い家具ばかりを揃えてしまうと、収納箇所が不足気味になったり、目線が下ばかりに向いてしまい、部屋全体の空間バランスが取りにくくなってしまう点は留意しておいた方が良いでしょう。とは言え、こうしたリビングテーブルは、冬場にはこたつに置き換えやすいというメリットもありますので、純和風スタイルがお好きであったり、こたつの温かさがお好みということであれば、こうしたリビングコーディネートも十分ありでしょう。
和モダンと言えど、他にはない斬新なスタイルではありますので、様々な組み合わせやコーディネートを試すことで、まったく新しいスタイルを確立できるかもしれません。ただし、どんなに新しいスタイルであっても色使いやレイアウトの基本は変わりませんので、インテリアコーディネートの基礎や家具のまとまりテクニックなどを参考にしたうえで、ご自分が納得・満足できる空間に仕上げてみてください。
※掲載の商品は既に販売終了となっております。
あくまでインテリアコーディネートの参考としてご参照ください。