チェア自体のデザインやカラーを強調するコーディネートスタイル!
これまでにもご紹介してきたとおり、インテリアコーディネートにおけるスタイルにつきましては、代表的なものとして北欧スタイルやアジアンスタイルなど、主に地域性を取り入れたスタイルやナチュラルテイストやカジュアル、クラシックといった年代的なスタイルを取り入れたものなど、様々なスタイルが存在します。スタイルと言ったり、テイストと言ったりと、その定義は明確なものではないかもしれませんが、近年人気が高い白黒のモノトーンで統一した都会的なコーディネートをモダンスタイルのアーバンテイスト、木目基調の家具を中心とした木の温かみを重視するようなコーディネートをナチュラルスタイルのシンプルテイストなど言ったりします。
その他、クラシック家具を中心としたコーディネートはヴィンテージスタイルであったり、英国王室のような格調高い家具を中心としたスタイルはエレガンススタイルなどと言ったりしますが、近代的なデザインは総じてモダンスタイルを呼ぶことが多く、そのモダンのなかでもスタイリッシュなのか、アーバンなのか、ポップなのかというセグメントで分けられるケースが多いようです。今回ご紹介する色鮮やかなフェミニンな雰囲気を醸し出す掲載写真のチェアは、コーディネートの分類としてはモダンポップテイストやナチュラルキュートテイストのインテリアコーディネートにマッチングが良い商品で、その商品の特徴やコーディネートのポイントについてご紹介していきます。
カジュアルスタイルのキュートテイストってなに?
カジュアルスタイルとは、日常生活がしやすいようにコーディネートした機能性重視のスタイルで、特に北欧風などのテーマに固執せず、比較的リーズナブルな家具やインテリアグッズを好きなように配置するスタイルのひとつです。また、例えば白い家具で統一したい!というカラーをテーマとしたコーディネートはカジュアルモダンなどと言ったりしますが、なかでも丸みを帯びた家具やピンクやイエローなど柔らかめのトーンのカラーで統一するようなテイストをキュートテイストと呼び、掲載写真のようなチェアは、そのテイストを織りなすうえで重要なアイテムのひとつとして機能してくれます。
重要な要素は、その形状と色づかいということになりますので、仮にチェアにピンクを取り入れたからといって、部屋全体をピンクばかりにしなければならないということではなく、あくまでソフトトーンの色使いの家具やアイテムを多めに配置することで、キュートテイストとして仕上げることができるので、もちろんその中に木製のテーブルやチェストがあっても問題ありません。ただし、こうしたソフトカラーにマッチする木目基調の家具というと、ダーク系ではなくライト系で明るめの色あいの木目の製品を選んだ方が調和も取れますので、そうした部分は意識して製品を選ぶ必要があります。その他の留意点としては、インテリアコーディネートの基礎的な要素となりますが、ひとつの空間のなかで幾多もの色が存在することがないよう、空間全体として5色前後にまとまるよう、チェア・テーブル・ラグ・チェストなどの配色を考えるようにしましょう。
モダンポップテイストでデザイナーズルームのような演出も!
インテリアコーディネートのなかでも頻繁に使われるモダンスタイルですが、その定義こそ曖昧ではありますが、基本的にはすっきりとシンプルにまとめられ、過去の様式に捉われない近代的なスタイルの総称として考えて良いかと思います。生活感が抑えられ、まるでショールームやデザイナーがプロデュースしたような、誰しも憧れるスタイルがモダンスタイルではありますが、その中でも大胆なカラーで全体をまとめ、奇抜な形状の家具を数少なく配置するようなポップテイストと言われるコーディネートに良くマッチするのが、掲載写真のようなチェアです。
モダンポップの特徴としては、床や壁紙を真っ白で統一させたなかに、ポップ感を感じるグリーンやオレンジ、ピンクなどのソファやチェアを配置。もちろんデザイン性の高い家具を配置することで、全体的なアイテム数を抑える代わりに家具のデザインや色味を強調し、存在感やインパクトを与えるコーディネートです。ありきたりの形状のテーブルやチェアとなりますと、少々インパクトに欠けてしまうのですが、こうしたチェアであればデザイン性も注目度も抜群!選択する色味によっては、ポップ感はもちろん、キュート感を出すことも可能です。ただし、モダンポップやキュートに仕上げるようであれば、色数はもっと抑えてさらにすっきりとシンプルにまとめ上げることを心掛けるようにしましょう。
※掲載の商品は既に販売終了となっております。
あくまでインテリアコーディネートの参考としてご参照ください。