ダイニングチェアにベンチタイプを取り入れよう!
ここ数年、ダイニングの新しいスタイルとして、ダイニングチェアの代わりにベンチを組み合わせるスタイルが注目されています。ダイニングで使用するベンチには、背もたれがないものや背もたれの高さが低いものが多く、背もたれの高いダイニングチェアに比べると室内の空間を広々と見せる効果があります。また、小さなお子さまのいるご家庭では子どもと寄り添って座れますし、座面が木製や合皮であれば手入れがしやすいと、人気が高まっています。
今回はそんなベンチタイプのダイニングチェアのメリット・デメリット、選び方をご紹介します。ベンチタイプのダイニングチェアなら気楽にちょっと腰かけることも可能なので、家族の会話も増えることでしょう。
ベンチタイプのメリット・デメリット
ダイニングで利用するベンチにはメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。これからベンチタイプのダイニングを検討される方向けにベンチタイプのメリット・デメリットをご紹介いたします。
メリット
・部屋を広く見せる効果がある
ダイニングのベンチには背もたれのないものと、背もたれの高さが低いものが多く利用されています。上記の通り、背もたれがない・背もたれが低いベンチは部屋の空間を広く見せる効果を実感できます。
・座る人数が限定されない
イス2脚のスペースにベンチを配置すると子供や小柄な方であれば3人座れるため、5人家族には「イス2脚+ベンチ1脚」がオススメ。もちろんダイニングチェア全てをベンチタイプにするのもOKですよ。
・どの方向からでも座れる(背もたれがないタイプ)
背もたれがないタイプのベンチは、ベンチをまたげばどの方向からでも座れるため、テーブルを背に向けて座ったり、ちょっと腰を掛けたり、などにも便利です。
・チェアを数脚購入するよりコストが抑えられる
例えば、4人家族の場合に必要なチェアは4脚となりますが、チェアを2脚・ベンチを1脚、またはベンチ2脚にすると購入コストが大きく変わってきます。
デメリット
・座面がつながっているため動かしにくい
ベンチはチェアに比べて座面が長いため、チェアより動かしにくい点が挙げられます。また、子供と大人が着座した場合にはテーブルとベンチの距離が合わないこともあります。
・長時間座るにはあまり向かない(背もたれがないタイプ、座面が木製のタイプ)
背もたれがないタイプは、背骨をサポートする背もたれがないために長時間の着席は疲れてしまうことがあります。また、座面が木製のタイプはナチュラルで素敵ですが、お尻に直接当たる部分が木のため長時間座るとお尻が痛くなりがち。座面が木製のタイプなら座布団やクッションの利用をオススメします。
・後ろに落ちやすい(背もたれがないタイプ)
背もたれがないタイプのベンチは子供が後ろに落ちやすいので、小さなお子さまのご家庭には注意が必要でしょう。落ちてもケガにならないようにラグやマットを敷いてもいいかもしれませんね。
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ダイニングに配置するためのベンチの選び方
ベンチのメリット・デメリットを把握していただけたと思いますが、ダイニングチェアとしてベンチを配置する際に、気を付けていただきたいことがあります。
それは、ダイニングテーブルとベンチのサイズと脚の形状。
ダイニングテーブルにベンチを合わせる場合には、ベンチのサイズはテーブルより狭い幅のものを選びます。テーブルとベンチが同じ幅や、テーブルよりベンチの幅が大きい場合には、テーブルに収まりきらず常にベンチが出ている状態になります。
ですので、ダイニングテーブルが決まっているならば「ダイニングテーブルより狭い幅のベンチ」を選び、ベンチが決まっているならば「ベンチの幅より広いダイニングテーブル」を選びましょう。
なお、ダイニングテーブルの脚の形状についてですが、4本脚のタイプですとベンチに座るときにテーブルの脚に自分の足が引っかかる場合があります。ですが、2本タイプですと座る際に足が入りやすいため、とても便利です。
いかがでしたでしょうか。ベンチのメリットは先ほども挙げた挙げたように座る人数が限定されないのが大きな利点。ベンチタイプのダイニングチェアはホームパーティーなどの来客などにも大変便利なアイテムです。壁付けして壁を背もたれにすることもできますし、来客時の荷物置きとしても重宝しますよ。