ルイ 16 世シリーズのバロック調アームチェアのコーディネート!
ルイ 16 世とは 18 世紀のフランス国王でかの有名なマリー・アントワネットの夫です。
マリー・アントワネットといえば思い浮かべるのが「ベルサイユ宮殿」。たくさんの彫刻や絵画とともに豊かな装飾を施した家具で室内を装飾する、バロック調またはロココ調と呼ばれる様式で作られた世界的にも有名な宮殿です。これはフランス国王ルイ 14 世が建てました。その孫である、フランス国王のルイ 16 世の頃にはあまりに凝りすぎた装飾に対して、直線を多めに使い、できるだけ装飾の少ないスタイルを目指すようになり、宮廷でもこれらが主流になり、これを「ルイ 16 世様式」と呼ぶようになりました。
このシリーズはその頃のスタイルを意識したデザインですが、直線を主体としているとはいえ、格調高いフォルムと優美な曲線とのディティールが魅力となっています。このようなロイヤルエレガントと呼ぶにふさわしいチェアをうまくコーディネートするには、あまり凝りすぎずシンプルに抑えたほうが主役のチェアが引き立ちます。
チェア周辺の家具もアンティークスタイルでまとめる!
同じシリーズのサイドテーブルには写真やデコラティブな花器にバラの花など入れてみたくなりますが、ガラスの器に緑が鮮やかで直線的なミリオンバンブーなどを飾ると華美になりすぎず、すっきりとして落ち着きます。今から 230 年ほど前のルイ 16 世の時代に確立された様式ですが、時代を超えて流行にも左右されず、現代の建築スタイルにも良くマッチし、上品で高級感あふれる空間を演出することができます。歴史の重みと芸術の深さを感じるアームチェアです。
掲載写真では、チェアのクッション部分と床・壁紙に統一感がもたらされておりますが、チェアフレームの部分とフローリングの色味が同系色のパターンでも、まとまり感は得られます。マホガニーやウォールナットのサイドテーブルやチェストなどがあると一層クラシック感が引き立ちますが、全体的に落ち着きのあるアンティーク風コーディネートとなりますので、極力余計な家具は配置せず、チェアの存在感をアピールするようなインテリアコーディネートがオススメです。
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