antique-diningchair アンティーク調コーディネートに合うダイニングチェアの選び方

アンティーク調コーディネートに合うダイニングチェアの選び方

アンティーク調コーディネートを支えてくれるダイニングチェア

アンティークとは古美術や骨董を意味する言葉。インテリア業界では製造されてから100年以上昔の家具をアンティークと呼んでいます。現代では作ることが出来ない本物のアンティークは、その時代にしかなかった木材や職人仕事が魅力ですが、デザインも良く、状態のいいものはなかなか見つからず、非常に高価な場合も。

そこで今回は家具のすべてをアンティークでそろえるのではなく、たとえば

メインとなるアンティークの家具を主役に

アンティーク風の家具やアンティーク風のコーディネートしていく、というのをおすすめします。

もっともアンティークと言っても、幅はとても広く、どの地域のどの時代のものなのかでまったく違ってきます。お好みのアンティークがどんなものか定まっていない方は、まずはどんなアンティークが自分の好きなテイストなのか見つけましょう。

なお、アンティークのダイニングチェアは比較的たくさんのものが流通しています。しかも、ボードやダイニングテーブルに比べて手に入りやすい価格のものもあるので、アンティークなインテリアを目指している方なら、ダイニングチェアを揃えていくのはおすすめです。アンティークのダイニングチェアはさまざまな年代のものが残っているので、お好みのスタイルのアンティークが手に入りやすいです。

 

イギリス?フランス?どのアンティークでまとめていく?

アンティーク調コーディネートに合うダイニングチェアの選び方

優雅な猫脚、ロココ調の薫り高きフレンチアンティーク

猫脚の優雅な曲線、アンティーク好きなら憧れですよね。日本の古来の美意識とはかけ離れていると言ってもいいデコラティブなスタイルで、まさに自分達にはないものに感じる憧れそのもの。

この猫脚はカブリオレレッグといって、17世紀末~18世紀にフランスを中心に大流行した家具の脚。動物の足をモチーフにしているので、床につく部分が足と爪の形になっているんです。本物のアンティークの猫脚家具はお値段も張りますが、一気に優雅な部屋になるんです。

なお、猫脚の家具は実は日本の畳とも相性がよく、和洋折衷のオシャレさが出ます。和室にダイニングチェアを置いて、文明開化コーディネートはいかがですか?このスタイルのアンティークに挑戦するなら、できればセットでダイニングテーブル、チェアを揃えたいところです。もしテーブルとセットで手に入れられなくても、ダイニングチェアは揃えましょう。

時代を超えて語り継がれるイギリスのアンティーク

イギリスのアンティークは、オークやウォールナット、マホガニーなどの木肌の色や木目の美しさにこだわっています。イギリスも長い歴史を持つ国、とても古い時代ゴシック様式のものは直線と彫刻で構成されたちょっと威圧感のあるデザインですが、垂直に伸びた背もたれなどはっきりした形で構成されているので、現代のスタイリッシュなマンションのダイニングでダイニングチェアとして使われても絶妙にマッチしてくれます。

その後さまざまな時代を経て、バロック時代にはツイストレッグという特徴的な装飾のダイニングチェアが登場。こちらもアンティークな部屋だけではなく、シンプルなデザインの部屋にもマッチする存在感とデザインの妙があります。そのようなダイニングチェアをイギリスのテーブルやチェストとコーディネートすれば、お茶の時間が楽しくなるアンティークインテリアの出来上がりです。

素朴さが決めてのカントリースタイルのアンティーク

先ほどの優雅、重厚さをメインに打ち出したアンティークとはまた違うカントリースタイルのアンティークは、片田舎のダイニングで家族の団欒の中心にあったような素朴さのあるを感じられます。

何代も使われたことをうかがわせる塗りのものや傷の入ったものも味です。こんなダイニングチェアならシャビーシックにまとめたアンティークコーディネートにもぴったり。

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アンティーク調に合うダイニングチェアの場合、自分のために気になる1脚をゲットして愛用し、家族が増えたらダイニング用にはダイニングセットを買い、それまで使っていたダイニングチェアは玄関や廊下に置く、というのもおすすめです。

1脚1脚が手作業で作られ歴史を持っているアンティークのダイニングチェアは、1脚でも存在感抜群、椅子としてだけでなくちょっとした物置にも使えて便利です。インテリアのアイテムにアンティークのダイニングチェアを取り入れてはいかがですか。

 

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