座り心地の良いソファで、食事の後もその場でゆったりと団欒を楽しめるのがソファダイニングの魅力。そんなソファダイニングの居心地がさらに良くなる、安らぎやくつろぎを感じさせてくれる工夫についてご紹介します。
くつろぎ感を出してくれるベンチやオットマン
リビングのソファでくつろぎ感を出してくれるオットマン。そして、ちょっとした場所でも気軽に腰掛けられるベンチソファ。これらの家具はダイニングでもくつろぎ感を出してくれるんです。
リビングで使用する時のオットマンは、昼寝など身体を伸ばしたい時に活躍してくれるイメージがありますが、ダイニングならではの使い方ができるのでご紹介しますね。
背もたれや肘掛のあるソファダイニングでテーブルを取り囲む形で配置してしまうと、どうしても圧迫感が出てきます。そのため、ソファダイニングにオットマンやベンチソファを組み合わせることで、高さをおさえ、テーブルの見通しを良くしてあげる。これだけで、見た目のくつろぎ感が出てきます。
また、ソファダイニングの座り心地は申し分ないのですが、動かしにくいため、立ち上がるときの妨げにもなります。ですので、ソファダイニングにオットマンを組み合わせて使用すれば、調理をしながらの食事やちょっと冷蔵庫から物を出したい時などは、さっと立ち上がれるオットマンは使い勝手がいいんです。
そんなオットマンやベンチタイプは背もたれがないので居心地が悪いのでは?と思う方もいるかもしれませんが、背もたれは食事中にはあまり使わないもの。そこで、食事中はオットマンに腰掛けて、食後はコーナー配置した背もたれのあるソファに移動してくつろぐ、といった使い方はいかがでしょうか。
お部屋の間取りによってL字配置のバランスも変わってくるので、コーナーソファと背もたれ付きのソファが分離している物を選べばソファとつなげてL字型ソファに、離して配置すれば出入りしやすいソファに、とフレキシブルに対応できます。
くつろぎや安らぎには視界に何が入ってくるかも重要ですので、このL字型のコーナーはキッチンに背を向ける形に配置しましょう。座った時に家電などの雑貨が目に入るキッチンではなく、リビングのテレビや窓が目に入るように置くことで食事の後もゆったりくつろげます。
クッションやラグなどのファブリックのコーディネートで安らげるダイニングに
リビングルームがダイニングルームと別にある場合、ダイニングテーブルとチェアのセットは食事の時間以外は使わず、団欒やテレビ鑑賞はリビングのソファで、という過ごし方になります。つまり、食事の時間と、安らぎやくつろぎの時間がくっきり分かれるインテリアなんですね。
しかし、ソファダイニングは食事のあとの団欒も食卓で楽しむという家具。長時間いることが前提なら、くつろぎのアイテムをコーデすることでさらに居心地を良くするのはいかがでしょうか。
たとえば、ソファのデザインと合わせたラグや絨毯を床に敷くことで、あたたかな空間を作ることができます。冬場のフローリングは床暖房が入っていなければ冷えを感じる方もいらっしゃいますが、ラグがあることで暖かさはもちろん、視覚的にもほっとします。
また、クッションもコーディネートしてみましょう。ラグと同じ色、あるいはラグに使われている色を1色取り入れるとカンタンにまとまりますよ。ここでインテリアの統一感を求めるあまり、ソファダイニングセットやカーテンも無地のものだけでコーディネートしてしまうと、オフィスのような堅苦しい雰囲気になってしまう場合もあります。四角四面に整理されているより、適度にばらつきを感じる部分があると人は安らぎを感じられるもの。
もっとも、適当にものを置くと雑然として散らかった印象になってしまいますので、コーディネートに自信がない方は、いたずらにものは置かず、ソファの背もたれに民族調の布や織物をかけてみてはいかがでしょう。ハワイアンキルトや、手作りのタペストリーなどもいいですよね。ソファダイニングは食事をする空間ですので、適度に色や柄を加えることで華やぎが生まれ居心地が良くなるんです。
観葉植物を置いてみるのもおすすめです。ソファダイニングはダイニングチェアのテーブルセットに比べると高さがないため、背の高い観葉植物の鉢植えなどで高さを出すとメリハリが出せますよ。
いかがでしたか?
安らぎやくつろぎを出す工夫を紹介してみました。
ソファダイニングのコーディネートの参考にしてみてくださいね。
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