大人数や友人が集まるリビングルームには、L字のソファをレイアウトしてみませんか。
壁や部屋の角に沿わせて配置できるL字のソファには、カウチソファとコーナーソファがあります。このふたつ、L字のレイアウトができる点は共通しておりますが、実は使用目的や使い方など全く違うアイテムです。そこで今回は、それぞれの違いとL字のソファの選び方を紹介していきます。
カウチソファとは
シェーズロングとも呼ばれるカウチソファとは、過去記事「▼北欧風カウチソファと和モダンスタイルの融合コーデ」にもあるように、座面が長く、足を伸ばして座ることを前提とした長椅子の総称。ひじ掛けのあるタイプとないタイプがあります。L字にするには、このカウチソファと片方のひじ掛けしかないワンアームソファを組み合わせてレイアウトします。
コーナーソファとの相違点
・脚を乗せることがメイン
・背もたれは1辺
・座る方向は全員同じ
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コーナーソファとは
コーナーソファとは部屋を囲むように部屋の角に置くことを前提にデザインされているソファ。このコーナーソファでも座面に足を乗せて横たわることはできますが、あくまでも座ることが主目的。カウチソファとの大きな違いは、角になる部分の背もたれが2辺あること。L字にレイアウトするには異なる形状のパーツを組み合わせて構成します。
カウチソファとの相違点
・座ることがメイン
・背もたれは2辺
・座る方向は2方面のため、視線が交わる
L字のソファを選ぶためのポイント
L字レイアウトに使われるカウチソファとコーナーソファの違いを紹介しましたが、どちらを選んだらいいのでしょうか。どちらもリビングの主役となる大きなサイズのインテリアになり、ゆったりとくつろげそうなラグジュアリーな空間をつくるアイテムとなりますが、
家族や友人などの気心知れた仲間で使用するなら、カウチソファ
応接用として活用するなら、コーナーソファ
をおすすめします。
一方向を向いて座るカウチソファなら、映画鑑賞やテレビゲームなどを楽しみやすくなりますし、背もたれからそのまま頭や腰の位置をずらして横になりやすい形状です。反対にコーナーソファは、視線を合わせてのコミュニケーションをとりやすくなるので、大切なお客様を迎えることが多い場合は、カウチソファではなくコーナーソファを選びましょう。
また、それぞれ背もたれの高さや、脚の形状などはソファ同様にさまざまなタイプがありますので、部屋の広さやテーマに合わせたデザインを選びましょう。過去記事「▼憧れの大きいソファ!部屋の広さから考えるソファのサイズについて」でも紹介してあるように、部屋に広さとソファのサイズにより動線を確保できない場合や、「▼憧れの高級大型ソファを限られたスペースで配置するコツ」にあるように、L字のソファだと生活動線を遮ってしまう恐れがあります。
インテリアのテーマに合わせたデザインを選ぶことも重要で、洗練されたシンプルなデザインのモダンスタイルや北欧スタイルなら現代の日本のリビングになじみやすくなりますし、格式高い高級感を求めるならロココ調やヴィクトリアン調などの西洋アンティークスタイルのデザインがおすすめ。
今回は、L字のソファとしてカテゴリされるカウチソファとコーナーソファの違いをご紹介しましたが、お住まいやライフスタイルから吟味して、ぴったりのソファに出会えるとよいですね。