西洋風のクラシックなカウチソファを選ぶポイントは、装飾性
一般的な日本のご家庭で猫脚の家具があるのはめずらしく、誰しも一度はおとぎ話や外国のお城に登場するクラシカルな猫脚の家具に憧れた経験があるのではないでしょうか。中にはご両親がインテリア好きだったり、ヨーロッパで暮らしていた場合などは西洋のアンティーク家具に親しんで育った方もいるかもしれませんね。
ミッドセンチュリーやヴィンテージスタイルのお部屋の場合、シンプルなカウチソファを合わせてもしっくりくるのですが、優雅な曲線や装飾が施されたクラシカルなインテリアの場合、シンプルなカウチソファは野暮ったく感じられる場合が多く、ソファだけ浮いてしまうことになりかねません。その場合は、西洋風のクラシックなインテリアにもマッチするカウチソファをコーディネートしましょう。
木の脚や枠がついているソファが多いので、組み合わせる家具の色や、出したい雰囲気に合わせて色を選びましょう。フレームに細かい模様が彫られているものは、よりクラシックな雰囲気を高めてくれます。また、布や革を留めるために鋲が打たれているものが多いのも特長。クッション部分をボタンで留めて寄せたギャザーは、快適な凭れ具合だけでなく、高い装飾性を持っています。
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素材によって雰囲気が変わるクラシカルなカウチソファ
革張りのカウチソファ
背もたれや肘掛にボタンを打たれたクラシカルな革張りのカウチソファは憧れの的。使い込むほどに革も柔らかくなり、味わいが増してきます。革を使ったクラシカルなカウチソファは、フレームに無垢材を使っているなど耐久性も高いのですが、湿気には注意が必要です。じめじめした季節にはカビが生えてくる場合もありますので、定期的に手入れをしたり、通気性をよくしてカビを防ぎましょう。
布張りのカウチソファ
ベルベットやベロアなどのクラシカルな布地、光沢のある素材、刺繍入り、クラシカルなプリントなど、お部屋に合わせて選べるのが布張りのカウチソファ。華やかなプリント生地はカーテンやその他のファブリック類と組み合わせるとより豪華に、ベルベットなどの素材はよりクラシックな雰囲気が出ます。フレームやボタン留め、鋲打ちの装飾を楽しむクラシカルなカウチソファはカバーをかけて使用しませんので、飲み物類をうっかりこぼさないように注意して使い、汚れないように気をつけましょう。
様式で選ぶクラシカルなカウチソファ
ロココ調カウチソファ
猫脚や彫刻を施したフレーム、左右非対称のエレガントな形がロココ調のカウチソファ。
ロココ調はフランスで誕生した様式ですが、今やヨーロッパの様々な国で家具が作られています。中でもイタリアは、最高級クラシック家具メーカーであるブロジャートやシリック、フォルメンティといった有名ブランドのロココ調カウチソファが有名。肘掛が片側だけのものはオットマンを足して、足を伸ばして使うこともできますし、両側にあるものもこの上なくロマンチック。華やかなデザインでお部屋の主役になります。猫脚家具やアンティークでまとめたコーデにぴったりです。
英国風カウチソファ チェスターフィールドカウチソファ
チェスターフィールド社のソファに代表されるボタン留めされた革張りの重厚な存在感が特長の英国風カウチソファ。抜群の耐久性、しっかりした座面、クッション性と、座り心地抜群。ウォルナット材やマホガニー材、オークなどの上質な木材を使い、木の美しさを引き出した英国風のアンティークスタイルやクラシックなインテリアにしっくりします。
シェル型のシェルファのカウチソファ
シェルファ社の西洋風のインテリアにしっくりなじむシェル(貝殻)の形のソファ、シェルファ。様々なファブリック、色、柄があるので、お部屋に合わせてチョイスできます。
いかがでしたか?
見るもうっとり、優美なクラシカルなカウチソファで、ぜひ西洋風のインテリアを完成させてくださいね。
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