そもそも「アンティークソファ」とはどういうもの？

家具やインテリアにおいて「アンティーク」という言葉を聞いた事がない人は恐らくいないと思いますが、アンティークとはそもそも古美術品や骨董品を指す言葉で、その明確な定義こそありませんが、家具においては概ね、歴史のある高価なアイテムというイメージを持たれるのではないでしょうか？

アンティークと合わせて良く使われるのが「ヴィンテージ」で、ビンテージチェアやビンテージソファなど、多くの家具アイテムに使われる言葉ではありますが、ヴィンテージに関しては概ね1950～70年代に作られたものを指すことが多いようで、こちらも明確な定義こそありませんが、アンティークとヴィンテージは使い分けられているようです。

今回の記事テーマとなる「アンティークソファ」においても、実際には様々な種類のアンティークがあり、ヨーロッパ調のクラシカルな革張りソファから、中世の貴族が使用したような美しい透かし彫りが特徴のシェーズロングソファなど、多彩なアンティークが存在していますので、自身でコーディネートしたいお部屋のイメージにマッチしたソファを探し出すのもまた、インテリアコーディネートの楽しみでもあります。

そんな「アンティークソファ」における、購入前の心構えとチェックポイントをご紹介します。

機能性はもちろん、インテリアとしての存在感を重視！

家具全般において、「アンティーク」という言葉がつくだけで何かと高価なイメージを持ってしまいますが、近年ではアンティーク調といった比較的安価で、部屋全体をアンティーク調にコーディネートできる家具も多くありますので、高級感あふれるヨーロッパ調のコーディネートにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。

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もちろん、本格的なアンティークソファの購入を考えているなら、ある程度の金額感は想定しておく必要がありますが、アンティークソファのみ限らず、家具全体のバランスとコーディネートを考慮しないと、ソファだけが浮いて見えてしまって部屋全体のまとまりが悪くなってなってしまいます。本格的なアンティークともなると、手軽に買い直しができる訳でもありませんので、仕上げたい部屋のテーマを事前にしっかりと吟味しておくことが重要です。

【購入前に覚えておきたいチェックポイント】
・仕上げたい部屋のテーマは決まっているか？
・ソファの機能性も考慮しているか？
・状態を維持するためのメンテナンスも考慮しているか？

もちろん、アンティークといえど家具ですので、実際にソファ座った際の座り心地やテーブルとの高さの関係、そして腰を下ろして落ち着けるか？、といった機能性が何より重要です。アンティークソファは、インテリアのいちアイテムではありますが、決して美術品でも飾りでもありません。インテリア全体として存在感をアピールしつつも、そのコーディネートに馴染んで、溶け込んではじめてアンティークソファとして機能することを覚えておきましょう。

長持ちさせるための手入れやメンテナンスは必須？！

新品にせよヴィンテージ物にせよ、革製品においては定期的なメンテナンスが必要であることは言うまでもありません。特に年数がある程度経過しているヴィンテージ物のソファなどは、表皮にひび割れなどが生じやすいため、いずれかのタイミングで表皮の貼り替えなども検討しなければなりません。通常、ファブリックなどの布製ソファの耐久性は5～10年程度、本皮ソファなら、ちゃんと手入れをすれば20～30年は持つと言われています。

ある程度高額なソファともなると、メーカーのメンテナンス体制もしっかりしていることが多く、ある程度手を入れれば、いつまでもアンティークの雰囲気を損ねることなく使い続けることが可能です。ソファをはじめ、家具は愛情を注げば注ぐほど、良い味を出してくれるので、買ったら買いっぱなしではなく、定期的にメンテナンスができるコストも考慮しておくと良いでしょう。

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上記でご紹介したように、アンティークソファには本皮張りのものから、エレガントなアールデコ調、北欧のファブリック製など、多彩な種類があり、その耐用年数やメンテナンスも様々です。見た目のデザイン性に捉われすぎて、実際に部屋に置いたら高さが合わなかったり、部屋のイメージにマッチしなかったり、メンテナンス性に乏しかったりということがないよう、上記チェックポイントも検討しながら、じっくりと吟味すると良いでしょう！

 
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