自宅に大型水槽ディスプレイ?自宅アクアリウムの魅力
魚が泳ぐ水の中の世界を水槽で再現した水族館は、子供だけでなく大人もテンションがあがりますよね。
最近はレストランやダイニングバーなどでも大型水槽を設置し、日常からかけ離れた異空間のようなインテリアの中で食事を楽しむことが人気を集めているようです。
そんな魅力的なアクアリウムは、自宅のインテリアとして取り入れている方も多く、魚の飼育を楽しめるのはもちろん、人とは違ったインテリアにしたい、自宅を唯一無二の空間にしたい、という方にもおすすめなんですよ。
想像してみてください。
疲れて帰ってきたら、気持ちよさそうに泳ぐ魚が出迎えてくれる……。
照明を落とした室内に、アクアリウムの明かりが浮かび上がる……。
考えただけでも癒されますよね!とはいうものの、
アクアリウムって、設置するには費用がかかるんじゃないの?
魚の世話が大変そう、魚が好きな人じゃないと無理だよね
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は初心者でも手軽にはじめられるアクアリウムもあるんですよ。
エサやりが不要なホロホロシュリンプや藻の仲間のマリモなどであれば手入れもさほど必要ありませんので、忙しい人にもおすすめ。
水の中という人間にとっては異世界?でもあるアクアリウムはとても幻想的。
そこで今回は初心者が知っておきたい、自宅でのアクアリウムの魅力と導入ポイントについてご紹介していきます。
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インテリアコーデの役割と視覚的・聴覚的な癒し効果
アクアリウムはインテリアにおいて、特に
アートとしての側面と視覚的な癒し効果
がとても高いんです。水槽の中で泳ぐ色とりどりの魚は、まさに動くアート。じっくり眺めていなくても、そこにあるだけで、空間に動きと彩りを与えてくれます。
ゆったりと水の中を魚の泳ぐ動きは見ているだけで、精神的な癒しを感じられますし、実際にも身体的・精神的に癒し効果があることが実証されているんです。また、水槽の水の流れる音の聴覚的な癒しの効果も見逃せません。水のせせらぎは「1/fゆらぎ」といわれるように、心を落ち着かせる波形を含むとも言われています。
そんなアクアリウムを設置する場所を決めるには、
場所と用途を考える
ことがポイント!リビングダイニングの仕切りとして活用したり、キッチンカウンターやテレビ脇などのちょっとしたスペースを癒しの空間に活用したりとさまざま。なお、大きなアクアリウムを中心にインテリアを考えるなら、水槽と水の透明感、鮮やかな魚の色彩を生かすため、シンプルでモダンなインテリアがおすすめですよ。
導入前に管理コストや維持の手間も考慮しよう!
さて、インテリアにとってはとても魅力的なアクアリウムですが、魚は世話が必要、また、水槽の設置や維持にはどんな手間がかかるのかも気になりますよね。このコーナーではアクアリウムを導入するときの考慮点についてお伝えしていきます。
アクアリウムの設置に必要なもの
アクアリウムを始める場合、まず必要な物は
・水槽
・エアレーション(酸素供給)
・ろ過装置
この三点になります。
水槽は絶対不可欠。ホームセンターに行けばさまざまなサイズのものが売られていますから、部屋の広さやどれくらいの魚を飼育したいかで大きさを決めましょう。
規格が統一された規格水槽には三種類あり、初心者でも扱いやすいのが30センチの規格水槽。その違いについて、30センチの規格水槽を例に解説しますね。
規格水槽 W30×D18×H24 約10.5L
規格水槽の中で水の量が一番少ない水槽になります。
ワイド水槽 W30×D24×H24 約14.0L
横幅は同じですが奥行きがあるので水が多く入ります。
キューブ水槽 W30×D30×H30 約21.5L
奥行き、高さともに横幅と同じ立方体。30センチ規格水槽の中で一番水が多く入ります。スペースのない方でも上に高さを出せるので魚が自由に動ける空間が広がります。もっとも、水槽自身の重さと水の重さもそれなりのものに。
水槽選びのポイント
水槽は大きくなりますと、水槽自体の重さもかなりのものになりますし、そこに水や砂などを入れるのでさらに重量が出てきます。大型の水槽を設置する場合は、設置する場所やラックの強度も必要になってくるので、アクアショップの店員さんや専門家とよく相談するのがおすすめです。
次に、エアレーション(酸素供給)は生体の健康のために必要な機器。メダカなどであれば不要な場合もありますので、シンプルなアクアリウムに仕上げたい場合には、エアレーションが必要ない魚を選ぶのもいいでしょう。
ろ過装置は最近では不要な水槽なども出てきていますので、検討してみてもいいかもしれませんね。
より充実したアクアリウムに必要な物
照明機器
インテリア的にもオシャレなアクアリウムになりますし、熱帯魚や水草の健康にも欠かせません。太陽光に似ているメタルハライドランプ、幻想的な光の演出ができるLED、薄型でオシャレなデザインのものやクリップ型など、お好みに合わせて選びましょう。
水温調整機器
熱帯魚などは水温調整機器が必要。
底砂、岩など
水草を使う場合は底砂も敷いたり、また、岩を置いたり、流木をあしらったり、イメージに合わせて水中の世界を作るのは楽しいですよ。
難易度別アクアリウム
アクアリウムは大きく分けると川や湖に棲む淡水魚と、海の海水魚の二種類があります。
それそれ難易度が違ってきますので、初心者の方でもはじめやすい順にご紹介していきます。
難易度レベル1
メダカや金魚のアクアリウム。
一番手間がかかりにくいものは、メダカや金魚などの縁日でもおなじみの淡水魚。でも奇麗な鉢や水槽を選んで、お好みの水草と一緒に世界を作り上げれば、どこかレトロでオシャレなアクアリウムができあがります。温度管理の必要がないので費用もあまりかかりません。
難易度レベル2
淡水熱帯魚のアクアリウム。
次は温度管理やろ過装置が必要になりますが、淡水熱帯魚のネオンテトラ、エンジェルフィッシュなどの色も奇麗でかわいらしい熱帯魚は、初心者にも飼いやすい魚。
難易度レベル3
クラゲのアクアリウム。
海水魚のアクアリウムは、海水でなければ生きられない魚のために塩分調整が必要であり難易度が上がりますが、その中でも比較的飼育が楽で、初心者にも始められやすいのがクラゲ。海の中を漂うレースのような水クラゲの飼育は視覚的な癒し効果抜群。
難易度レベル4
海水魚熱帯魚のアクアリウム。
海水熱帯魚のアクアリウムは設備や知識も必要ですし手間もそれなりにかかりますが、ゆらゆら揺れるイソギンチャクとクマノミなど、色や形が魅力的なので、憧れてしまいますよね。
難易度レベル5
サンゴのアクアリウム。
サンゴはとてもデリケートな生き物ですので、大型の水槽が必要な上、水温管理や水質管理を完璧にしなければならず、とても難しいのです。それだけに成功すれば非常な達成感が……。でもご自宅のアクアリウムにカラフルで美しいサンゴが生育してるなんてすごいですよね。
いかがでしたか?一口にアクアリウムと言っても、誰でもはじめられる、金魚やメダカのさりげないアクアリウムから、海の世界をそのまま自宅に再現してしまうような本格的な大型のアクアリウムまでさまざま。まずは、はじめられるところから、チャレンジしてみてくださいね!
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