technique オシャレでまとまりのあるインテリアに仕上げる上級テクニック

インテリア上級テクニック1

自分にとっての「オシャレな部屋」とは?

家具の販売店やショールームなどへ行くと、綺麗にまとまったダイニングやリビングのディスプレイが目に飛び込んでくると思います。展示されているディスプレイによって違いこそはありますが、多くの場合で

「自宅でもこんな風にできたらな~」

と思われるでしょうが、いざディスプレイと同じ家具を揃えたとしても同じようには感じられず、「何か違うな~???」と感じることが多いのではないかと思います。

もちろん、照明の問題であったり間取りであったり、完全一致で再現できるわけではないので、違いを感じてしまうのは致し方ない部分かもしれませんが、広いショールームで見るディスプレイと、実際に配置した自宅の視点が異なるので違和感を覚えて当然。

なお、インテリアコーディネートにおいては、単に家具を揃えるだけでなく、住生活における生活動線や視線、空間の広がりや統一感なども視野に入れる必要がありますので、そう単純ではないのです。

でも

「ショールームのようなオシャレな部屋に仕上げたい!」

と考える方も多いはず!

当記事では、まずその「オシャレ」をしっかりと定義して、どのようなテーマでインテリアをコーディネートするのか、何を重視して、何を捨てることができるのか?といった部分まで考慮したオシャレにまとめるインテリアコーディネートの上級テクニックをご紹介していきます。

 

動線や空間、統一感など何を重視するかを決める

実際にオシャレなインテリアを本格的に実現したいとなった場合、壁紙の色、床材の素材や色、照明やカーテンなど、見直すポイントは多岐に渡ってきます。新居の場合には、一からやり始めることができますが、既にお住まいの部屋の模様替えといった場合は、現在使用している家具も含めて考えなければなりませんので、より一層難易度が上がります。

インテリアコーディネートにおけるテーマ(テイストとも言いますが)については、アメリカンであったり、ヨーロピアンであったり、北欧スタイル、アジアンテイストなど、様々な言い方とスタイルがありますが、最近の国内での流行のコーデスタイルは、無駄のないシンプルスタイルが好まれる傾向にあるようです。これは、狭い部屋をいかに広く見せたり、開放感が得られるような

空間重視のコーディネート

であり、その飾り気のないインテリアにワンポイント的にグッズ等をデコレーションしていく方法です。

反対に、広いお部屋であれば重視する箇所が異なってきますし、アンティークが好きな人もいれば、近代的なモダンスタイルがお好みの方もおりますので、まずは自分の部屋の間取りに合ったテイストを決めること、さらにお部屋の役割を考え、そのお部屋の空間をどのようにすべきかを、しっかりと書き出しておくと良いでしょう。

理想のインテリアは、一朝一夕で成しうるものではありません。
途中で考えがブレてしまわないよう、何度も確認するぐらいのお気持ちで、ノートなどに書き出しておくのがオススメです。

▼関連記事
アートパネルを活用したアーティスティックなインテリア特集

 

上級者は奥行きや空間の広がりを重視している?

インテリア上級テクニック2

インテリアコーディネートは、ある意味自由な表現の場ではありますので「こうしなければいけない」「これはやっちゃダメ」という明確な決まりはありませんが、レイアウトの定番としては、

・部屋の広さに対して家具が占める面積は1/3

という目安で家具を揃えると良いでしょう。その他にも、

・事前にコンセントの位置を確認しておく
・背の高い家具は壁側に寄せる
・目線より低い家具を配置する

といった基本的な部分を押さえておけば、ある程度まとまりのあるコーディネートが実現できるはずです。特に日本の家屋については、あまり広さを確保できない傾向にありますので、上記でご紹介したようなシンプルスタイルが好まれたり、遠近感の錯覚を上手に活用して、奥行きがあるように見せるコーディネートなども評判なようです。

この遠近感の錯覚はレストランなどで良く使われますが、壁一面が鏡になっていて、さらに奥に席があるように見えるけど実は手前が写し出されているだけ、というのを見た事がある人も多いと思います。実際に自分の部屋を鏡張りにする訳にはいきませんが、配置する家具の高低差を付けることで、奥行きが長く感じることができ、部屋を広く見せることができます。

インテリアコーディネートの上級テクニックとは、配置する家具やインテリアグッズだけに頼るのではなく、それぞれの部屋の形状やレイアウトをフルに活かして、

実際にはないものをあるように見せる

という点に注力しているのかもしれません。
いずれにしても、まずはコーディネートのテーマをしっかりと決め、部屋全体をイメージし、その後で具体的に揃える家具やレイアウト、コンセントの位置から生活動線などを確認していくのがオススメ。くれぐれも、最初の段階であれもこれも買ってしまうのではなく(特にグッズや小物系)、徐々に足りないものを揃えていくようにすると、お財布にも優しいトータルコーディネートが楽しめるでしょう!

 

▼家具インテリアの基礎知識TOPに戻る

住生活を豊かにする家具の情報をみんなに共有しよう!