グローバルブランドの老舗メーカー
シーリーは、1881 年にアメリカのテキサス州シーリータウンで創業したベッドメーカーです。シーリーの特徴は連結型のコイルで、独自の研究により開発された「ポスチャーテックコイル(米国特許取得)」を使っていることです。厳しい目を持つ一流ホテルにも多く採用されている実績があり、信頼に足る証となっています。現在では世界30カ国で使用されているグローバルブランドのひとつです。ウォーターベッドを凌ぐほどの体圧分散性を持つクラウンジュエルシリーズからホテルで使われているものと同等のホテルスタイルの一番シンプルな製品まで、幅広いユーザーのニーズに答えたシリーズから自分好みが見つかりますし、お値段も定価で8 万円代からありますので、トライしやすい価格設定になっています。
いち早くテクノロジーに基づき快眠をサポート
世界中の一流ホテルでシーリーのベッドが採用されていますが、人それぞれ体型や体格、体重も異なります。果たしてすべての人に合うベッドがあるのでしょうか。シーリーもいち早くそのことに気づき、ひとりひとりの寝姿に合うようなベッドスプリングの研究を続けてきました。柔らかいふんわり感のあるベッドは始めこそ気持ち良いですが、気づくと腰が痛くなったり、眠りが浅くなったりしがち。これは寝る人の体圧にマットがうまく対応していないのです。
逆に硬すぎるマットは体が浮いてしまってやはり腰痛等を引き起こします。これをどうにか改善できないか、ということで、シーリーは整形外科医の協力をあおぎました。連立式のコイルがシーリーのスプリングですが、他社と違うのは体の凹凸や横になった時の圧力により反発力が変化する、ということです。これにより同じベッドでも個人による寝心地の違いを解消する、ということが可能になりました。コイルの巻き始めの部分だけに微妙な角度をつけることで重くなればなるほど反発力が高くなるように設定。つまり、体重の重い人でも沈み込むことなく、しっかりと体を支えてくれるという仕組みになっているのです。
安眠を妨げる原因を取り除く製品を研究
スプリングだけでなくさらなる寝心地を求めて整形外科医と開発したのがスプリングの上に設置する内包物の、「プレッシャーリリーフ・インレー」です。これは頭、肩、腰、太ももから脚にかけて、とそれぞれ5つのゾーンに分けてマットの素材に変化を付けているものです。寝た時の各部位の圧力の不快感をなくし、寝返りの回数を減らして安眠へと導くようになっています。
さらにシーリーではマットレスと相性の良い様々な種類の枕を用意しています。頭が沈み込みすぎないラテ ックス素材、柔らかに頭部を包み、頚椎への負担を減らす中綿素材などがありますが、おすすめはラテックス素材の「アナトミック」。頭と首に合わせたほどよいカーブが心地良く、なだらかな傾斜が施されたフォルムで肩から背部までをきちんと支えるとか。実は長年肩こりに悩んでいるのですが、背中まで支えて頚椎との隙間が少なくなるということなので、肩こり解消が期待できそうです。