kartell 卓越したプラスチック加工技術に強み「カルテル」

歴史がありながらも前衛的な商品を追求

カルテルは、1949 年に化学エンジニアのジュリオ・カステッリによって創業された歴史あるイタリアの大手家具メーカーです。その特徴は主なマテリアルにプラスチックを用いていること。プラスチックの技術とインテリアとしてのデザインをいかに融合させるかを追求してきました。元々、自動車の部品を中心としたプラスチックの加工に強みを持っており、その加工技術を活かしたこれまでにない家具づくりを開始し、当時は木材や金属を素材とした家具が中心だった業界に新たな風を吹き込むことになりました。

カルテルでは、世界中の有名家具デザイナーらとコラボレーションを行い、多くの話題性はもちろん、コラボレーションを行う数々のデザイナーらが生み出す斬新な商品を作り続け、さらには世界をマーケットに見据え、品質管理を徹底したうえでの大量生産によるコストダウンが可能になり、スタイリッシュなイタリアンファニチャーでありながら、比較的お求めやすい価格になっています。

お部屋のアクセントにカラフルな家具を

カルテルではテーブルやチェアの他にも照明、インテリア雑貨などを所属デザイナーたちが作り上げています。ポップなイラストをプリントしたチェアや、光が反射して輝くようにした砂時計のような形のスツールに代表されるようにポップなデザインが多いのが特徴です。いずれもポリプロピレンやポリカーボネードといった合成樹脂を素材としており、色も豊富な中からチョイスできるようになっています。

カルテルの中でも人気な製品が「マスターズ」というチェアです。背もたれと肘掛けの部分が線の組み合わせでできており、無駄のない曲線にプラスチックというポップな素材でありながら優雅さを感じるデザインです。プラスチックを使用して大量生産をしている、となると、チープなイメージを想像してしまいますが、そこはさすがカルテル、世界で活躍する有名デザイナーを起用し、彼らのデザイン力でプレミア感のあるスタイリッシュな家具に仕上げています。二人の日本人デザイナーの作品も採用されており、宇宙に浮かぶ惑星をイメ ージした照明や見る角度により表情の変化するシェルフなど、近未来的でクールな表情の家具を発表しています。

プラスチックをインテリアにする理由

イタリアの中でもオシャレでデザインをリードするミラノ発のカルテルですが、もとはプラスチックの車用アクセサリー製造から始まったそうです。それからイスやテーブルなどのインテリアデザインへと移行しましたがマテリアルをプラスチックとすることは変わっていません。このこだわりが世界で有名になっている理由の一つなのではないでしょうか。日本でもオフィシャルショップを全国で 14 店舗展開しているのでぜひ訪れてみてはいかがでし ょうか。展示されているカラフルな家具と雑貨をみるだけでウキウキした楽しい気分になれること間違いなしです。ポップでカラフルな家具は使い方が難しいのでは?と思われがちですが、難しく考えなくても大丈夫です。リビングにスツールを一つ置き、ミニテーブルとしてお花を飾る、なんていうのもオススメ。お部屋のアクセントになって気分が変わります。

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