fritzhansen 数々のヒット作を生み出した北欧家具の雄「フリッツ・ハンセン」

グローバルブランドの老舗メーカー

フリッツ・ハンセンは、若い家具職人のフリッツ・ハンセンによって 1872 年にデンマークのコペンハーゲンで創られた総合インテリアメーカーです。「質の高い機能的な家具を手仕事だけでなく工業的なプロセスを経て製造する」というコンセプトでデザイン性と機能性を併せ持つ家具に挑戦してきました。世界 4 大陸 29 カ国に 17 の店舗を展開し、115 のブランドパートナーを有しています。デザインに定評があり、世界の家具メーカーを語る上では外すことのできないグローバルブランドです。コペンハーゲンと言えば、北欧デザインの家具やインテリアグッズの発信の街としても知られていますが、フリッツ・ハンセンがデザインする家具の多くはシンプルかつスタイリッシュであり、清潔感のある空間にまとめられると評判です。

オフィスや公共機関など多彩な場所で使用されるあるアントチェア

フリッツ・ハンセンは、プライウッド(成形合板)を用いた曲木の技術により、柔らかくて優雅さを持ちながら、シャープな雰囲気の家具を製作して多くの人から支持を得ました。1952 年には建築デザイナーである、アルネ・ヤコブセンを迎えて、プライウッドとスチールを合わせたモダンスタイルの家具を確立。タイムレスで普遍的なデザインは国際的な評価も受けており、その姿を見れば誰もが一度は目にしたことがあるプロダクツです。それらのブランドアイコンとなる家具となるのが、「アント(アリンコ)チェア」です。

背もたれから座面に流れる曲線の丸みがまるでアリのように見えることから名付けられました。シンプルなデザインながら座ると体全体がホールドされて心地よさを感じます。1 脚のお値段が 5 万円からと効果でありながらも、薄い合板と細いスチールの脚による軽さといくつも積み重ねられるといった機能性があるので公共の場でも広く愛用されています。椅子には個別にシリアル番号を付けられ、20 年の保証カードがつきます。ヤコブセンの没後 40 年以上が経ちますが、代表作となった「アントチェア(アリンコチェア)」「セブンチ ェア」「エッグチェア」などは現在でも高い人気を持ち、製造され続けています。

日本の曲木技術の親的な存在のフリッツ・ハンセン

創業者のフリッツ・ハンセンはもともとキャビネット職人でしたが起業の精神に富み、コペンハーゲンに家具製造会社を立ち上げました。起業家であるとともに職人でもあり、ハンセンの作る家具には一流の顧客が50年間にわたり記録されています。大学の図書館やコペンハーゲン市庁舎などの家具も手がけていたそうです。当時から人気の高さがわかりますね。

日本でも木工が盛んな地域では多くの曲木職人がいますが、もとは北欧の技術を学んだものです。この曲げ木の技術を始めたのがフリッツ・ハンセンの息子のクリスチャン・ハンセンだそうです。1930 年から始まったこの技法が家具作りに大きな改革をもたらしたのは間違いないでしょう。今では日本の木工の技法としてポピュラーな曲げ木。フリッツ・ハンセンのシンプルモダンなチェアは和の空間にもきっとマッチすると思います。

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