knoll バルセロナチェアをはじめ計算しつくされたデザインが特徴「knoll」

ミッドセンチュリーを代表するブランド

アメリカでは第二次世界大戦後に家具の需要が大きく伸びました。いわゆるミッドセンチュリーデザインと呼ばれる、金属やガラスを材料としたシンプルで合理的な面を持ちつつ、木材と組み合わせて曲線を意識したレトロな雰囲気も取り入れているデザインの家具です。

その、ミッドセンチュリーモダンの中のひとつが今回ご紹介する Knoll(ノル)。
1938 年にドイツ生まれのハンス・G・ノルによりニューヨークに設立されました。ミッドセンチュリー時代では機能性を持ちつつ、デザインに凝ることも重要視され、多くの有名な建築家やデザイナーとコラボレーションしており、後世まで語り継がれ、作り続けられる作品を多数残しています。ニューヨーク近代美術館(MoMA)では Knoll 社の作品が 40 以上も永久コレクションとして収蔵されているのがその証といえるのではないでしょうか。

Knoll の代表作たちは美術品に値するすばらしさ

代表する作品をご紹介しましょう。20 世紀最大のモダニズム建築を代表する建築家の Mies van der Rohe(ミース・ファン・デル・ローエ)が「God is in the details(神は細部に宿る)」として構築したのが「バルセロナチェア」です。クッション性の高い背面と座面には、華奢で美しい曲線の脚がありますが、その細さは「座っても大丈夫なのか?」と考えてしまうほど。しかしご安心を。そこには建築家の計算しつくされた安定の座り心地があるのです。

そして同じく建築家の Eero Saarinen(エーロ・サーリネン)が作ったのは、現代でもカフェやバーなどでその形をよく見かける、1 本脚で自立するデザインのテーブル。無駄のない、それでいて優雅さを感じるフォルムは他の家具ともよくマッチするでしょう。そして Knoll が工場の一部を工房として与え、育てたデザイナーが Harry Bertoia(ハリー・ベルトイア) 。ワイヤーを使って彫刻の要素を椅子に取り入れた「ダイヤモンドチェア」は大きな成功を収めました。いずれも家具というよりは美術品の世界、といったほうがいいかもしれません。日本には青山に本店があるのでぜひ一度実際にご覧になってみてください。

こだわりは家具だけでなくテキスタイルにも

個性的なデザインのKnollの家具たちですが、使う人の好みや空間とのマッチングを考えてカバーリングなどのテキスタイルを数多く取り揃えています。創業時からのコンセプトであるアメリカンモダニズムを基本としながらも現代のトレンドや幻想の世界をパターンにしました。テキスタイルは額絵にして飾っておきたいような素敵な柄がたくさんありますので、椅子の張替えだけでなくインテリアアートとして使ってみるのもひと味違う楽しみ方ができると思います。

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