leklint 部屋に浮かぶ雲のようなデザイナーズ照明「レ・クリント」

北欧家具あらため、北欧照明の第一人者「レ・クリント」

北欧を代表するあかりの名品である、レ・クリント。
冬が長く、どんよりとした風景が続く北欧では、光への憧れから光に対する繊細な感性が育まれ、あかりへのこだわりが生まれました。暖炉やろうそくなどの穏やかな火の光のような自然なあかりを演出し、光をデザインする照明が生み出され、名品と呼ばれる作品も数多く北欧のメーカーから発表されています。

その一つであるレ・クリントは、20 世紀初めにデンマークで誕生しました。始まりは、デンマークの著名な建築家であった P・V・イェンセン・クリントが自分で使うために作った手作りのランプシェードでした。紙を規則的に折って作られたそのランプシェードは、人々を魅了する美しいデザインというだけでなく機能的にも優れており、1943 年に LE KLINT(レ・クリント)を設立し現在に至るまで、その設立当時の精神を受け継いだデザインの製品を多く発表しています。

デザイナーズ照明という地位を確立すべく独特のフォルムの照明たち

レ・クリントの照明は、特殊なプラスチックペーパーを手で折って作られています。
機械では出せない繊細な味わいは、デンマークの職人の手によって生み出された美しいフォルムにも見て取れます。レ・クリントの照明の多くは乳白色のプラスチックペーパー1 枚で折られており、その折り方で光の反射と影のバランスが様々な表情を見せ、見た目の美しさだけでなく、心地よい光に対するこだわりが見えるのがレ・クリントの特徴と言えるでしょう。しかもこのプラスチックペーパーはシャワー等で丸洗いできるのも嬉しい特徴の一つです。

デザイナーズマンションが存在するように、照明器具にもデザイナーズ照明というジャンルが存在し、レ・クリントはまさにそのデザイナーズ照明の代表的なブランドと言えます。デザイナーズ照明と言えど、似合うお部屋を極端に選ぶわけではなく、一般的なリビングや寝室などにも合う様々な種類の照明をランナップ。特にリビングライトやペンダントライトは、北欧ソファなどとのマッチングもよく、オブジェとしての存在感も抜群です。

実はどのようなテイストの空間にもマッチするランプシェード

上述のように、特殊なプラスチックペーパーを折り曲げて作られら世界的に有名なランプシェードは、北欧インテリアのみならず、ミッドセンチュリーやイタリアンビンテージなど、様々なインテリアスタイルにマッチングします。ホワイトのプラスチックペーパーは、全体的に白い家具が多いお部屋の雰囲気との相性が抜群で、お部屋に白い雲が浮かんでいるような錯覚さえ覚えるほど、自然に溶け込みます。また日差しが良く入る部屋や、逆にシックな感じの落ち着きのある部屋なら、優しい光をもたらすこのランプシェードは最適です。この、手織りのプラスチックペーパーにも様々なデザインがありますので、お気に入りのデザインをぜひ見つけてみてください。

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