北欧インテリアの巨匠オーケ・アクセルソンの意匠を受け継ぐ
ヤシネス(Gärsnäs)は 1893 年設立、スウェーデン南部発祥の老舗家具メーカーです。
現在、北欧インテリアデザイナーを代表する名匠のひとりとなったオーケ・アクセルソン(Åke Axelsson)が 1960 年代初頭に、ヤシネスのために初めて椅子をデザインしました。これは、重要かつ、その後続くことになるヤシネスとオーケ・アクセルソンとのコラボレーションの始まりで、以後、多くのデザインと新しいモデルをもたらし、ヤシネスのブランド化に成功しました。現在では、オーケ・アクセルソンがヤシネスのメインオーナーとなっており、北欧ならではの様々なチェア等をリリースしています。
ヤシネスは、創業当初より質の良い木製家具に着目し、工房では職人の技が世代を超えて受け継がれてきました。長期的な視野を持つことと、全体を構成している細部の積み重ねにヤシネスの哲学は宿っています。そのうえで、ヤシネスでは、多くの先進的なデザイナーとコラボレーションし、職人の技とデザイナーの相互作用によって、作品の可能性を押し広げ、ヤシネスならではの多くの作品が生み出されています。
独特の「モコモコ?」感のあるソファが人気
ヤシネスの代表的な作品の一つに、モコモコ感が特徴のファブリックソファが挙げられます。
北欧家具に挙げられる特徴の一つとも言える主張の強い赤や青、パープルなど派手目なカラーリングをそのままに、背もたれやひじ掛けなどに立体感のある凹凸のデザインを取り入れているのがヤシネスソファの特徴。デザイン性もさることながら、キュートで愛嬌のある遊び心が見え隠れするのがヤシネスならではかもしれません。
その他、ダイニングチェアやリビングチェアなど、ソファ以外の椅子のランナップも豊富に取り揃え、北欧ならではのファブリック素材のものから、背もたれのアーチが美しいフォルムを描く天然素材を活かした曲木チェアなど、様々なシリーズがある点も魅力的。どこか控えめで、どこか存在感がある。一言では語りきれないのがヤシネスの魅力の一つです。
とにかく無駄がなく、スタイリッシュなフォルム
ヤシネスは長期的な視野を持って、高品質で世代を超えた耐久性のある家具作ることはもちろんのこと、持続可能性の社会はヤシネスの明確な目標であり、そのために積極的に環境活動に取り組んでいます。オーケ・アクセルソンの代表作でもある「LIGHT&EASY」のダイニングチェアは、製造工程のあらゆる段階でエコサイクル全体を考慮して作られており、最軽量ならがも十分な強度を確保した代表作品です。そうしたマインドから生み出される家具は、とにかく無駄がなく、スタイリッシュなフォルムが特徴的。家具は建築の一部であるをモットーに、今後も世界中から愛される家具を作り続けることでしょう。