正解を求めるのではなく自身が満足できる空間作りを目指す
あなたの憧れの部屋とはどんなイメージですか。
好きなアイテムに囲まれて気分が上がる部屋にしたい
バーのような落ち着いたオシャレな空間にしたい
カウチソファに座りながらのんびり読書を楽しめる寛ぎの部屋にしたい
など、憧れの部屋のイメージはそれぞれ。
インテリアコーディネートにおいて大切なことは、そこで暮らす人が心地よく、そして快適に生活できること。狭い家、広い家、子どもがいる家庭、夫婦二人の家庭など、生活スタイルはさまざまですので、それぞれの暮らしのニーズにあったインテリアは、雑誌やショールームなどで紹介されるようなインテリアが正解とは限りません。
憧れのブランド家具を買いそろえるだけではなく、背伸びしすぎない身の丈にあった家具や雑貨をセレクトして、家族みんなが生活しやすい空間を作ることをコーディネートのポイントにしてみましょう。
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インテリア計画をしっかりと立てる
雑誌やショールームなどのイメージを参考にコーディネートをしてみたものの、イメージ通りにならない…というお悩みはよく耳にすること。
その原因はインテリアのスタイルのぶれ。
お気に入ったアイテムをあれこれ取り入れ過ぎたり、家族それぞれのこだわりを織り交ぜたりすると、異なるテイストが混ざり合い、スタイルの統一が難しくなってしまいます。
過去記事「▼インテリアコーディネートのコンセプトの決め方と進め方」でもご紹介してあるように、インテリアコーディネートでもっとも重視すべきことはインテリアのスタイルを決めること。異なるテイストのものをレイアウトしてしまうと、スタイルを乱してしまい統一感を出すことができず、理想のイメージとはかけ離れたものになりがちです。
またせっかく同じシリーズで家具をそろえても、スタイルが合っていないインテリア雑貨ばかりをレイアウトすると、せっかくのシリーズデザインを台無しにしてしまいますので、雑貨や小物もまた、素材や色、テイストを考慮して選んでいきましょう。
そして、インテリアコーディネートを成功させる計画のひとつとして、大きなサイズの家具にも注目!
ソファやテーブルなどの大きな家具は、イメージ通りにレイアウトできないことがよくあります。インテリアショップやショールームのような広い空間に大きな家具をレイアウトしたときに感じるスタイリッシュで優雅な印象も、都心部などの限られた広さの部屋にレイアウトすると、大きすぎてバランスが悪い…と感じてしまうことになるだけでなく、最悪な場合は、玄関や階段から家具が入らないなんてことも起き得ます。
このように部屋の広さとレイアウト位置、搬入経路の確保などを確認しないで購入すると失敗しがちになります。家具は、デザインや価格や家具そのもののサイズだけでなく、レイアウトする場所の広さを測ってから買いに行くことが大切です。ご自身で確認しても不安な場合は、間取り図を持参してお店に相談するといいでしょう。
■家具の大きさを確認するコツ
・新聞紙などを家具の大きさに切り、置いてみる
・マスキングテープで家具の大きさを床に形どる
■搬入経路の確認すべき箇所
・家の玄関
・部屋の入口
・階段
・廊下
・エレベーター
予算を掛けるところは妥協せず少しずつ仕上げる
自由にお金を使えるのなら、思いのままにお金をかけてインテリアをコーディねーとしてみたいものですね。
広大な敷地に大きな家、広々リビングにこだわりのレザーソファ、機能的な最新のシステムキッチンなど、夢のような憧れの家は、宝くじが当選くじが当選でもしないと実現は難しそう…。ですが、ここで諦めて妥協してしまわずに、一箇所だけでもこだわりを持ってみましょう。
新生活をはじめるときには、
・テーブルや椅子
・ベッド
・ソファ
・テレビボード、リビングボード
・キッチンボード
・照明
・カーテン
などのインテリアの他、家電なども揃えることになります。これらをまとめて購入するとなるとそれなりの予算も必要ですし、選ぶ労力も相当なものです。
そのため予算オーバーになってしまったり、こだわっていたはずなのにだんだん億劫になり適当にチョイスしてしまったりと、憧れの部屋作りから遠のいてしまうこともあります。対策として、部屋ごとに予算を割り振ってみたり、少しずつ買い揃えたりしてはいかがでしょう。
すべてを一度に整えることにはあまりこだわらず、お気に入りの家具をひとつずつ揃えていく。そんなやり方も、憧れの部屋を作っていくインテリアコーディネートの楽しみ方かもしれませんね。
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