オシャレな部屋に住みたいけど、自分でコーディネートする自信はない。されどプロに相談するのは資金的にちょっと……。そんな方におすすめの、プロに相談しなくても実現できる、インテリアコーディネート虎の巻をお伝えします。
メーカー、シリーズ家具で揃えてコーディネートする
有名メーカー、無名メーカーともに、さまざまな家具をシリーズで展開している商品があります。家具の素材や塗装、質感、金具、脚の形状もシリーズで統一され、ベッド、テーブル、サイドチェスト、棚、ドレッサー、など、シリーズにより必要な家具が揃ってしまうんです。
ミッドセンチュリー風、北欧モダン風、ヴィンテージ風、と流行のインテリアもお手の物。素材も合板を使ったお手頃価格なものから、ウォールナットなどの高級木材を使用したこだわりのものまでさまざま。デザインで選んでもよし、素材で選んでもよし、予算に応じて選べます。
こういったシリーズ家具は、あらかじめプロのインテリアコーディネーターがスタイルに合わせて発案し、デザインしたもの。購入するだけでプロがコーディネートしてくれた部屋をカンタンに作れてしまいます。
最近は、自由度の高いシリーズがいろいろあるので、テイストを合わせて自分に必要な別の家具を組み合わせたり、シリーズの異なる家具を合わせても良いでしょう。
他の家具がある程度シリーズで揃っていれば、新たに家具を買う場合、素材などの違いにあまり神経質にならなくても、しっくりとまとまってくれます。
各メーカー、インテリアショップがさまざまなスタイルのシリーズ家具を出していますし、シリーズ家具をチェックするうちにインテリアのアイデアも湧いてきます。見に行けるショールームがあれば、ぜひ一度覗いてみてくださいね。
家具の色を揃えてインテリアをコーディネートする
「すでに持っている家具もあるから、新たにシリーズを揃える必要はない」
「シリーズ家具は自分のニーズに合っていない」
という場合、本格的なコーディネートを目指すなら、家具の色を統一しましょう。
白なら白、オーク色ならオーク色、黒なら黒、と家具の色を統一することにより、それだけでインテリアがまとまって見えます。
カラフルでポップな色使いがお好きであれば、家具は白い色で統一し、カラフルなグッズやインテリア雑貨を取り入れるのがおすすめ。
ナチュラルなインテリアにしたい場合は、観葉植物や自然素材がマッチしやすい白木の家具で統一しましょう。素材感を大切にした家具やグッズが合うので、色の塗られていないブリキなどもしっくりきます。
シックにまとめたい場合は、白や黒のモノトーンの家具でまとめましょう。また、塗装はより上品にまとまる、つや消しはいかかでしょうか。
どんなインテリアにも使いやすい色は、オークやダークブラウン色の家具。この色だけだとトライデショナルで硬い感じがしますが、ファブリック類で個性を出していけます。
次に、家具を同じ色でまとめたら、カーテンやラグ、クッション、といったファブリック類の色も統一するとよいでしょう。ベージュやアイボリーといった色味なら、上質、かつナチュラルな雰囲気に。グレーやブルーグレー、ダークグリーン、ワイン色などのダークトーンはスタイリッシュさを出すことができます。なお、柄を入れたい場合は、ベースになる色や柄の一色をほかのファブリックの色に合わせ、色は2色3色程度に抑えることで、すっきりとまとまります。
ほかにはない、上質なインテリアコーディネートを望むなら
とっておきの裏技、それは…ショールームに行って、そこで目についたコーディネートをまるまる選んでしまう方法です。
ショールームのインテリアは、コーナーごとに、お客様にステキなインテリアだと思っていただけるように、インテリアコーディネーターが腕にヨリをかけてイチオシの家具をコーディネートしているもの。そのため、良く考えられ、オシャレにまとまっているんですね。
また、実物を見ているから質感や大きさのイメージもばっちりで失敗が少ないのも利点。今はなんでもインターネットで検索して調べてしまう時代ですが、家具の場合はサイズ感や質感などどうしても実際に見ないと分からないことがけっこうあるんです。引き出しのスムーズさや、塗装の処理も写真では分からないことが多いので、ショールームに足に運んで、実際触れてみることが大切なんです。
プロのインテリアコーディネーターに相談すると、サイズ感や雰囲気などはある程度の予測を立ててくれますが、素人が想像で選ぶのは至難のワザ。そんな時に、このショールーム丸ごとコーデはおすすめです。
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インテリアコーディネートの基本とスタイルごとの定番テクニック
いかがでしたか?はじめにあげたシリーズ家具は価格帯も手頃なものから本格派までさまざま、好きなスタイルと予算を決めれば、統一感のあるインテリアが完成するのでとくにおすすめ。プロ顔負けのコーディネート、実現してくださいね。