オシャレな装丁でインテリアのコーデアイテムにもなる本
店内の本を読みながらコーヒーや軽食が楽しめる、本屋とカフェをドッキングさせたブックカフェ。レンガやタイルなどのビンテージ感の高い素材を取り入れたブルックリンスタイルや、グリーンを配したボタニカルな空間など、そのスタイルはさまざまです。
そんなブックカフェのコーディネートを、ご自宅のお部屋に取り入れてみませんか。休日のひと時を、オシャレなカフェで過ごしているかのような優雅なものにしてくれますよ。
自宅をブックカフェ風インテリアに仕上げるのであれば、当然のことながら本も必須のアイテムです。ご自宅の蔵書や簡単に手に入る本を使ったコーディネート例をいくつかご紹介します。
洋書を利用する
洋書はインテリアとの相性がよく、オシャレな雰囲気を演出するのに重宝します。古書店で一冊100円~などお手頃な価格で購入できるので、お部屋の雰囲気に合う表紙や装丁の洋書をセレクトしてみましょう。お部屋がアンティーク調であれば、色褪せた古書を。モダンなモノトーン調のお部屋には、色味が少なく文字だけの表紙などシンプルな本がベターです。
ブックカバーを付ける
手持ちの本にブックカバーを付けてみましょう。100円ショップなどで購入できる包装紙やクラフト紙を使ってカバーにするのも良いですし、革製のブックカバーを付けて並べるのも◎。色味や素材感を合わせれば、普通の本棚がすっきりと洗練された雰囲気に様変わりします。
色使いで上級インテリア風に
ばらばらの色味を活かしたコーディネートももちろんアリですが、まずは家にある本を同じ色味でまとめてみましょう。色味を意識することで統一感を出したり、差し色を入れたりと海外風の上級インテリアコーデになります。
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リビングをブックカフェ風に仕上げるブックシェルフ
インテリア用の本の準備ができたら、次はブックシェルフです。
可動式のもの、壁一面のおしゃれな本棚、扉付き・ディスプレイ棚付きなど大きさや形、カラーもさまざまです。どのような本棚を選ぶと失敗しないのか、押さえてておくべきポイントを整理してみましょう。
本棚を利用する目的を考える
本棚を利用する目的は人それぞれ異なります。ブックカフェ風インテリアのための本棚であっても、ファミリー向けの収納付き本棚にしたいのか、空間を仕切るための本棚にしたいのか等、用途も色々考えられますよね。
例えばファミリー向けの収納付き本棚の場合、クローゼットの中に本棚を置く方も多いです。子供用の玩具や洋服などが収納できるカラーボックスをいれて、うまく利用してみてください。リビングで使う収納付き本棚の場合、下段は収納、上段は本や植物を飾るなど。目的を事前にしっかり考えるておくことも大切です。
部屋のサイズに合った本棚を選ぶ
まずは部屋のどこに本棚を置きたいのかを考えてみましょう。部屋の隅にスリムサイズの本棚を置くのもひとつですし、テレビ台としてリビングの中央に大きな本棚を置くのも良いでしょう。
部屋を広く見せたい場合には、100~120センチ以下のロータイプの本棚や家具で統一すると、圧迫感を抑え、部屋を広く感じさせることができます。同じ部屋に置く他の家具の材質を考慮しながら本棚を選ぶと統一感が生まれ、よりオシャレな雰囲気になります。
カラーバランスを考慮する
オシャレなインテリアに憧れるけど、センスに自信がない……。そのような方も多いのではないでしょうか?
本棚を選ぶ上で大切なのはカラーのバランス。
壁や床など部屋の大半を占める色がインテリアのベースとなり、ベースの色が淡いほど、部屋は明るく広く見えます。このベースカラーに合わせて、インテリアのテーマや本棚の色を考えていきましょう。
たとえば、ナチュラルなテイストにしたい場合は家具のメインカラーを木(ブラウン)で統一し、自然な風合いの緑をアクセントにすることで、実際のカフェでもよく見られる雰囲気に仕上がります。
カラーバランスが分からないという方には、まずは「白」で統一してみましょう。家具やインテリアに白が多い部屋は、陽の光が入ることで北欧風の空間を演出できます。
隠す本棚 or 見せる本棚?
先ほどご紹介したブックカバーで見た目を揃えるのは、いわば「隠す」本棚。
ですが、デザインが凝っていて表紙がおしゃれな本を、そのまま棚に挿していたら勿体ないと思いませんか? そんな時は、棚の正面がフラップ扉になっている「見せる」本棚がおすすめです。扉を開けると中は収納スペースになっているので、無駄なく本を収納できます。大判の洋書や画集、写真集などはブックカフェ風インテリアの雰囲気作りにも重宝するので、見(魅)せるアイテムとして本棚に加えてみてください。本棚なのに写真やアートを飾っているようなインテリアに様変わりします。
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「本」によって色はバラバラ。なので「本棚」の色味に留意
本棚のタイプを決めたら、次は本棚の色を決めましょう。
同じ茶色の家具でも、ダークブラウン・ナチュラルブラウン・ライトブラウンなどバリエーションは多彩。ダークブラウンならば重厚感を与え、ライトブラウンは北欧テイストの印象になるように、ちょっとした色味の違いで部屋の雰囲気はガラっと変わります。部屋がモノトーンで統一されている空間には、同じように黒や白の本棚が合うでしょう。
通常、本棚には色々な本が並び、カラーの色も本によってバラバラです。本以外にも植物や置物を飾れば、また違った印象を与えられます。本棚自体には派手な色を選ばず、あくまでも主役の本を際立たせるような白・黒・茶などのシンプルな色味を選ぶとよいでしょう。
まとめ
本棚は部屋の色味に合わせると失敗を避けられます。部屋の壁の色・床の色・他の家具の色・本の色を意識しつつ、ブックカフェ風のすてきな本棚を選んでみてくださいね。
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