高級感あふれるゴージャスなリビングコーディネートの魅力
年に数回の旅行などで宿泊する機会のある高級ホテル
それを想像しただけでも、誰しもテンションが上がることと思いますが、その背景には何と言っても「非日常的な贅沢さを味わうことができるから」という部分があります。
そういう観点では、多くの方は「贅沢な空間で過ごす」ということに対して憧れがあり、高級ホテルのようなゴージャスな空間で過ごしたいという理想を描いていると思いますが、今回のテーマは
高級ホテルのような空間演出を自宅のリビングで実現する
という点にフォーカスし、ホテルライクなリビングコーディネートのテクニックについてご紹介していきます。
もちろん、高級ホテルのような非日常的な空間だからこそ、希少価値があるのかもしれませんが、実際にぱっと見で高級感やゴージャスが伝わる高級ホテルのコーディネートは、配置されている家具などの品質だけに限らず、
空間全体のコーディネートがよく考えられているから
で、自宅のリビングは寝室などでそれを再現しようと思っても、なかなかイメージどおりに仕上がらないのが現実。もちろん、部屋の広さや天井の高さといった物理的な違いもありますが、そうした物理的な部分も含めて、
トータル的な空間コーディネートの重要性
が上手に反映されているのが、高級ホテルの演出なのです。
今回は、そのような洗練されたオシャレな高級ホテルのようなコーディネートを、自宅のリビングで再現するためのポイントや留意点などを中心にご紹介。非日常的な贅沢空間を日常的な自宅のリビングで再現するコーディネートテクニックを取り上げてみたいと思います。
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コーデのキーポイントは空間のゆとりと重厚感
高級ホテルといっても、ラグジュアリー系なのかリゾート系なのか、はたまたシティ系なのか、さまざまなテイストのホテルが存在しますが、特に非日常的なゴージャス空間という点ではラグジュアリー系にスポットを当て、そのコーディネートのポイントを見ていきたいと思います。
もちろん、ひとことで高級感と言ってもホテルブランドごと、場所ごとでコーディネートのコンセプトは異なりますので一概に言いにくい部分もありますが、自宅のリビングコーディネートという観点では、
ロビーといったパブリックスペースの演出
が参考になります。
ハイクラスの高級ホテルの多くは、エントランスからロビー、そしてエレベーターから廊下まで、部屋にたどり着くまでの演出をトータルで考慮しているので、ロビーだけを掻い摘んでも再現度には限りがあるかもしれませんが、豪華さの演出には
圧倒的なスペースの余裕
という部分がポイントとなり、またドアや窓といった開口部もできる限り大きく見せるために、大きすぎない家具を配置することが重要です。もちろん、自宅のリビングにおいても重厚感のある革張りソファなどの配置は、
ゴージャス感を演出するうえでも重要な要素
となりますが、実際に自宅で再現する場合、当然ホテルほどの空間的余裕はありませんので、空間における遠近法などを考慮して
部屋を広く大きく見せる工夫
を心掛けるようにしましょう。
遠近法を意識するうえでは、過去記事「▼大型鏡で部屋の奥行き倍増!?ウォールミラーのインテリア活用法」でもご紹介しているとおり、ウォールミラーなどを用いたり、ガラス素材の家具を用いることで空間全体の透過性が高まり、部屋の広がり感を演出する効果があります。
ここでのポイントをまとめますと
・存在感のある重厚なソファなどは大きさに留意する
・ゆとりあるスペースでのレイアウトを考慮する
・窓などの開口部を大きく見せるレイアウトの工夫を
・ウォールミラーなどを活用して部屋の広さや奥行きを演出
・ガラス製テーブルなどの家具を用いる
といった点を心がけ、家具選びやレイアウトを行うようにしましょう。
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モダンスタイルに限らないホテルライクな空間演出
上記でご紹介したキーポイント以外にも、
・優雅なムードを演出する照明効果
・貴族の生活を想起させるクラシカルな壁紙
・大型のアートパネルやデザイナーズ雑貨
といった付加価値的な演出も場合によっては必要となりますが、これらを意識しすぎると、どうしても部屋のスタイルがモダンスタイルやクラシックスタイル寄りになってくる傾向にあります。
もちろん、高級感を演出するうえで、上質な高級家具のレイアウトは必須となりますので、それにマッチしたコーディネートスタイルというと、
選択肢が限られてくるのも事実
また、上記でご紹介したように、ウォールミラーや壁アートなどを配置すると、より一層モダン寄りになる傾向にありますので、例えば高級リゾートホテルのような高級感を演出したい場合は、
リビング全体の色調をダークブラウン系に統一する
ことで、ゴージャス感をそのままに高級リゾートのような空間に仕上げることができます。その他にも、多くの観葉植物を配置して心安らぐ空間を演出したり、リゾートコーデには欠かせない間接照明などを駆使するなど、視覚的な工夫は必要となりますが、アジアンテイストな高級リゾートコーデも可能です。
ただし、この場合でも冒頭でお伝えしたような
空間のゆとりと部屋を大きく見せる工夫
がキーポイントとなりますので、ゴージャス感を出すために大きすぎるソファを置いたり、リビング全体で閉塞感が出てしまうような家具のレイアウトは避けた方が良いでしょう。
いかがでしたでしょうか?
高級ホテルのようなオシャレで洗練されたコーディネートを自宅で再現するには、単に配置する高級な家具を揃えれば良いのではなく、リビングの広がり演出はもちろん、壁紙や照明、絨毯に至るまで
すべてのエレメントが重要ま役割を持っている
ということを意識して、コーディネートを仕上げていく必要があるということを覚えておくと良いでしょう。
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