部屋ごとで機能や目的が異なる収納家具の種類
リビングや寝室など、何かと収納する物が多い部屋には、収納家具などのストレージスペースが必須です。とはいえ日々移り変わる生活スタイルに合わせた収納家具選びは、簡単なようで意外と難しいもの。
家具を組み立てるのに工具セットを買った、溜まった新聞や雑誌をまとめるのに荷造り紐を買った……など、日々の暮らしのなかで物は増え、それらを保管しておくスペースを作る必要があると分かっていながら、とりあえず、
空いている引き出しや収納場所に隠しておく
というのが実情かもしれません。
今回は、そんな収納スペースを確保するための収納家具の正しい選び方と、購入前のチェックポイントにスポットを当て、失敗しない収納家具の選び方について解説します。
収納家具は、リビング収納や、寝室に置くワードローブなど、部屋や用途によって呼び名も違えば、目的・機能も異なります。それぞれの収納家具の問題点や不満な点を洗い出して、
それらを解消するベストな収納家具を購入する
という目的のもと、みなさんが日常生活で感じる収納家具の悩みをピックアップしていきます。
インテリアコーディネートでキャビネットやチェストなどの収納家具はあまり重視されない傾向にありますが、収納がしっかりできることでお部屋に与える印象もガラりと変りますしし、スッキリした空間は
コーディネートの幅がさらに広がる
ことになりますので、使い勝手の良い収納家具選びはインテリアコーディネートにおいても重要な要素として捉えておくと良いでしょう。
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実は使っていない収納スペースも多いという現実
収納家具の購入は、リビングや寝室、子供部屋など、
・その部屋全体のテイスト
・収納家具のサイズ感
・置こうとしている場所の寸法
・収納家具のデザインや素材
を事前に確認し、実際に商品を見たうえで購入を判断するのが一般的な流れです。さらに
・具体的に何を収納する予定か?
・どの程度の容量が必要か?
といった部分も想定して、それに適した収納家具を選べるとなお良しです。
収納家具もインテリアなので、見た目を重視するのは当然ですが、実際に使い始めると
・収納部分がすぐに一杯になってしまった
・収納容量が大きすぎてスペースが余ってしまっている
ということも「収納家具あるある」といえるでしょう。
収納容量の不足は、無駄なものを処分したり、他の部屋の収納スペースに移動したりすることで解決できます。逆にスペースが余っている問題も、いずれしまうものが増えると考えれば、決して邪魔になるわけではありません。とはいえ
事前のリサーチ不足
は否めませんので、設置場所のスペースや寸法、収納家具のデザインや色味に加えて、収納する物の種類や量なども購入前のチェックポイントに加えておくことで回避できるようになります。
収納家具は、使用頻度の低い日用品などを隠しておくためのものではなく、日常生活を便利にし機能性を向上させるコーディネートアイテムだと捉えると、その重要性も高まるのではないかと思います。
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購入時には収納家具を置く場所と実際に使っている姿をイメージしよう
収納家具の購入後に出てくる悩みや問題点
・たくさん収納したら重くて引き出すのが大変
・収納家具の一番下の棚が暗くて見えづらい
・収納容量はたっぷりだけど引き出しの中がグチャグチャ
これらの悩みは、実際に使ってみてはじめて出てくる問題ですが、
購入前に使用シーンをイメージしておくこと
で、商品選びに反映させることができるかもしれません。
特にリビング収納は、大人にとっては一番下の引き出しは使いにくいかもしれませんが、子供のオモチャやゲームをしまっておく収納スペースとしては最適ですし、逆に背の高いキャビネットなどは引き出しの中身が見づらいといった不満もあります。
・重量や大きさのある物を下段に収納しようとしたら、子供のおもちゃスペースとして占領されていた
・観音開きのデザインが気に入って購入したが、扉を開くと生活動線を遮ってしまう
これらも全て、事前に使用シーンをイメージしておけば回避できる問題です。
収納家具では、奥行きや高さの実寸法のほか
・開き戸や折れ戸の扉タイプ
・棚は可動式なのか固定式なのか
など機能部分も購入前の重要なチェックポイントとなりますので、これらを確認したうえで、自分のニーズに合う収納家具を見つけられるようにしましょう!
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