インテリアショップの寝具売り場には、ベットパッドや敷きパッドというアイテムが並んでます。呼び名が似ているので同じ物かと認識している方も多くいらっしゃいますが、実はこの2つアイテムの用途は異なります。
ベッドパッドはマットレスの上に敷くもので、敷きパッドはシーツの上にかけるもの。今回はマットレスの上に敷くベットパッドについて、機能と特徴をご紹介します。
ベッドパッドとはどんなもの？
先ほども紹介しましたが、ベッドパッドとはマットレスの上に敷くもので、通常その上にシーツをかけますのでベッドパッドは肌に直接触れないアイテムです。
このベッドパッドの機能としては
・寝心地の改善
・暑さ寒さ対策
・汗などの汚れや湿気からマットレスを守るため
とされますので、それぞれの機能を見ていきましょう。
寝心地の改善
ベッドパッドに使用されている中わたにはクッション性があるため、ベッドの寝心地が良くなります。コイルの入ったマットレスなどはコイルが当たることがありますが、ベッドパッドを敷くことによりコイルの当たる感覚の軽減が期待できます。
暑さ寒さ対策
ベッドパッドは側生地の中に薄いわたが入りキルティング加工された作りになります。この中わたは主に3種類あり、それぞれ特徴があります。
・ポリエステル
軽くて通気性が良く、乾きやすいのですが、吸水性が他のものに比べて劣ります。
ただし、安価で手入れがしやすいので人気のアイテムです。
・綿（コットン）
吸水性が良いため汗をよく吸収しますが、乾くのに時間が掛かります。
・ウール（羊毛）
吸湿性・吸水性があるため、汗をよく吸水し乾きも早いのが特徴。
また、保湿性もあるために冬は暖かく使えます。
ただし、こちらは高価なものが多いのが欠点。
・麻（リネン・ラミー）
ウールと同じく、吸湿性・吸水性があるため、汗をよく吸水し乾きも早いのが特徴。
通気性が良く熱を逃がすため、暑がりの方におすすめ。
マットレスを守る
コイルの入ったマットレスなどは、基本的には洗えないので、ベッドパッドを敷くことにより、汗などの汚れや湿気からマットレスを守ってくれるのです。また、マットレスの負荷も軽減しますので、マットレスのヘタリ予防にも効果的です。
ベッドパッドの選び方
このようにベッドパッドにはさまざまな機能がありますが、ベッドパッドは何を基準に選べばいいのでしょうか？
比較基準は
・機能性
・手入れ方法
・価格
などになるかと思いますが、家庭で洗濯することに着目するならば洗えるタイプの素材をおすすめします。ポリエステルや綿、ウールなど価格もさまざまですので、お好みの商品を選べるでしょう。
また、寝心地を重視したい方は、寒い季節は弾力性の高いウール、暑い季節は麻わたなど、季節に応じた素材を選びましょう。家庭での洗濯ができないものは定期的に陰干ししましょう。
▼関連記事
寝具で変わる？！快適な眠りのための布団カバーの選び方
いかがでしたか。ベッドパッドは寝心地をよくしてくれ、そしてマットレスをも守ってくれる優れたアイテムです。ベッドパッドをまだ使用していないなら、ぜひ取り入れてみましょう。
