floorbed_zone フロアベッドで作る 快適な寝室のレイアウトとゾーニング

フロアベッドで作る 快適な寝室のレイアウトとゾーニング

フロアベッドで作る快適な寝室の条件

寝室に必要な役割とは、ゆっくり、ぐっすりと眠れること……。

寝室に配置する家具といえば、ベッドや布団といった寝具のほかは、クローゼットルームが別になっている場合を除けば、作りつけや後置きに関わらず、衣服を収納するクローゼットと、ちょっとしたチェスト、サイドテーブルといったところが一般的でしょうか。

スタイリッシュでシンプルなインテリアを目指すときに、時としてベッドの大げさな存在感は野暮ったく見えることも。そんなとき、高さのないフロアベッドは空間を広々と見せてくれるのでクールなインテリアにおすすめです。

また、フロアベッドは空間を遮らずに見通しがきくので、他の家具によるゾーニングが非常に効果的でもあるんです。この記事ではフロアベッドを活用することで、寝室のレイアウトを快適にし、ライフスタイルを便利にするゾーニングを解説していきます。

 

フロアベッドだからできる、オンオフのゾーニング

高さの低いフロアベッドは、床と平行したラインを作れるため視覚的にリラックスした雰囲気を出しやすいベッドです。たとえ、サイズが大きなものでも威圧感を与えにくく、広々とした空間を感じさせてくれます。畳の上もそうですが、低い場所に横たわることで深いくつろぎを感じる方は多いようで、活動をやめる「オフ」の時間を作ってくれる効果が。

その一方で、一度身体を伸ばし落ち着いてしまうと、中々「立ち上がって何かしよう!」というやる気へ切り替わらないことも。ベッドのようにベッドに腰掛けて、足を下ろし、しばらくぼーっとする、などのワンクッションがなく、起き上がるには腰を持ちあげなくてはなりません。

そのため、「ベッドから起き上がって支度をし、元気に一日をはじめる」ためには何か工夫が必要。
この「静から動」「オンからオフ」の切り替えの工夫をゾーニングですることで、快適な寝室に仕上がります。

たとえば、窓際にフロアベッドを寄せ、反対側には扉とクローゼットがある場合には、クローゼットと部屋の出口である扉に向けてサイドテーブルやチェストを置きます。このようにレイアウトすることで、サイドテーブルの上のメガネや時計といった小物を取り、クローゼットに向けて立ち上がり、身支度をはじめる、という行動に自然な流れができます。

レストゾーンであるベッドと、身支度を整えて活動の準備をする身支度ゾーンのふたつをサイドテーブルで分けることで、無駄のない導線が生まれるだけでなく、気持ちも切り替えることができるんです。

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フロアベッドとテレビのレイアウトで、リラックスゾーンを作ろう

フロアベッドで作る 快適な寝室のレイアウトとゾーニング2

思い切ってクィーンサイズやキングサイズのフロアベッドを導入したのなら、大きなベッドを就寝時だけでなく、くつろぎの時間でも楽しみたいもの。そんな時はベッドに対面する壁にテレビやプロジェクターなどをレイアウトすることで、くつろぎながら映画やスポーツ観戦を楽しめるリラックス・ゾーンが作れます。

フロアベッドの正面に据えたテレビを設置するのに、壁掛けテレビボードを採用するのもおすすめ。
薄型でスタイリッシュなフロアベッドとの相性は抜群で、ふたつの家具の形状に共通点があるため、リラックスできるゾーンに統一感が出ます。

プロジェクターはリーズナブルで高機能のものが数多く販売されていますし、ベッドサイドで全てコントロールできますので、さらにリラックス効果アップ。また、扉との間にパーテーションやスクリーンを使えば、さらに集中して映画などを楽しめますよ。

最後に、フロアベッドのゾーニングをする時に気をつけたいのが、目線の近くに高い家具を持ってこないことも重要です。

普通のベッドなら高さを気にすることのない本棚やハイタワーチェストも、より低い位置に寝ることになるフロアベッドだとちょっと邪魔に感じることも。フロアベッドのそばに置く家具は、ロータイプのものやせいぜい腰の高さくらいまでのものがおすすめです。

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