英国王室クラシックスタイルコーデのポイント!
クラシックスタイルのコーディネートは、誰でも一度は仕上げてみたい憧れのスタイルのひとつです。基本的にはヨーロッパスタイルの重厚感のあるトラディショナルな家具でまとめるのが定番ではありますが、その構成要素となる家具の多くがアンティーク家具などのビンテージものであったり、全般的に高価な家具で構成されるため、一室すべてをまとめ上げるとすると、それなりの予算と覚悟(?)が必要になります。ただ、リビングなどをクラシックテイストに仕上げるとそれなりにコストも掛かりますが、家具点数が抑えられるベッドルームなどであれば、ヨーロッパスタイルのコーディネートも可能で、積極的に人に見せる機会は少なくなってしまうかもしれませんが、ご自身で楽しむうえでは十分なのではないでしょうか?
ベッドルームにおける主役は言うまでもなくベッドそのものとなりますので、クラシックスタイルを前面に打ち出したデザインのベッドを配置するだけで、寝室全体の雰囲気を支配することができます。掲載写真は、英国王室御用達の最高級ブランド、スランバーランドのクラシック風ベッドですが、部屋全体および寝具をブリティッシュグリーンでまとめ上げることによって、さらに英国王室や貴族風スタイルという部分を強調しています。サイドテーブルに配置されたスタンドライトなども良い雰囲気を出していますね!ヘッドボードのデザインは少々大げさかもしれませんが、クラシックスタイルは家具そのものの形状に合わせて、部屋全体の色味も意識することで相乗効果が得られますので、そうした部分も意識して、まずは寝室コーデから始めるのが良いでしょう。
クラシックスタイルを確立するための基本
クラシックスタイルは、古くから伝わる伝統的なコーディネートスタイルとなりますので、独自の感性であれこれワンポイント加えたり、工夫したりするより、定番的な組み合わせや配色を意識して、まずは教科書的なクラシックスタイルを確立させてから、あれこれアレンジしていくのが無難です。特に英国王室や西洋貴族風スタイルとなりますと、ヨーロピアンテイストと格調高い家具で、部屋全体に風格を持たせる必要がありますので、例えばリビングなどをクラシックスタイルでまとめるとなると、チェスターフィールドソファや彫刻が美しいマホガニーテーブルなど、それなりに重厚感のある家具の配置が必要になり、それがないとクラシックスタイルを感じることができないのも事実です。
一方のベッドルームであれば、配置する家具の中心がベッドおよびナイトテーブルくらいで済みますので、あとは寝具類や照明などでどれだけ風格やクラシック感を出せるか、その点は工夫とコーディネートテクニック次第かもしれません。英国スタイルを意識するようであれば、英国の代表的なカラーとなるグリーン基調の配色で部屋全体をまとめ上げると英国らしさが際立ちますし、ダークブラウンや深めのワインレッドなどもクラシックスタイルとしてはよく使われる配色です。またベッドサイドの照明は、ヨーロピアンライプのシェードランプがマストアイテムといっても過言ではなく、ランプは可能な限り温かみを感じさせる電球色を使用することで一層クラシカルな雰囲気が高まります。
ベッドルームにおける色味統一のポイント
派手な装飾は必要ないけど、しっかりとクラシカルな雰囲気は出したい!という方には、上記掲載写真のようなシンプルなデザインのベッドもありますし、寝具や照明などの組み合わせ次第では、しっかりとブリティッシュ感を打ち出すことも可能です。このページではご紹介できませんが、さすがに絨毯やカーペットまで同一色にまとめ上げるのはちょっと・・・という方は、カーテンのデザインや色、そして寝室内に置いているチェアのクッション部分などの色味を統一するだけでもクラシカルな雰囲気が出せますので、その点も含めてトータルコ ーディネートをすると良いでしょう。寝室の床がフローリングの場合は、ベッド下に同系色のラグを敷くだけでも、その受ける印象は全く異なってきますので、こうした部分に独自の工夫やエッセンスを加えるのが良いかもしれません。
関連コーディネート事例
・伝統美を重視したアームチェアコーデ
・マホガニー家具のアンティークコーデ
※掲載の商品は既に販売終了となっております。
あくまでインテリアコーディネートの参考としてご参照ください。