掛け布団の役割は、寝ているときの温度や湿度をコントロールすること。夏は体の汗を吸って涼しく、冬はぽかぽかと温まることで、質の高い睡眠が期待できます。
とはいえ「選ぶポイントが分からず、ついつい価格を基準に選んでしまう」という方も多いのではないでしょうか。
せっかく新しいものを購入したにも関わらず、逆に寝心地を悪くしてしまったり、お手入れが面倒で劣化を早めたりと、掛け布団選びは失敗しやすいものです。
この記事では、掛け布団の選び方や、おすすめのメーカーを紹介します。毎日眠るのが楽しみになるような、心地いい掛け布団を見つけましょう。
掛け布団の選び方のポイント
素材で選ぶ
掛け布団の快適さを、最も左右するのは素材です。暖かさや涼しさに影響する保温・吸放湿に加え、軽さやお手入れ方法も重要なポイント。ここでは代表的な素材を6つ紹介します。
しっかりと汗を吸い込み長持ちする「木綿」
天然素材の木綿で作られた布団は、江戸時代から日本人に親しまれてきました。近年はポリエステルなどの化学繊維を使用した布団が普及している中、木綿布団は現在も中高年層に根強く人気です。
メリット
- ・暖かい
- ・汗をよく吸い込む
- ・長く使える
デメリット
- ・湿気がこもる
- ・重い
お手入れに手間がかかる
木綿は繊維と繊維の間に隙間があり、そこに空気を含むことで暖かさをキープします。吸湿性に優れた素材で汗をしっかり吸い込むため、夏でも表面がサラサラな状態を保てるでしょう。
使い込むにつれふわふわ感が軽減しますが、中身の木綿を取り出してクリーニングする「打ち直し」によって、10年~30年使い続けられます。1つのものを長く大事に使い続けたい方にぴったりです。
弱点は、吸い込んだ水分を外へ逃がす放湿性が低いところ。こまめに天日干しをして乾燥させなければならず、陽当りが悪く布団乾燥機も無いご家庭には不向きです。
また、他の布団と比較して重量がある点も注意。体を圧迫して血流が悪くなると、寝心地の悪さに繋がります。「ずっと木綿布団で寝ていたけれど、そこまで寝心地がよくない」という方は、布団の種類を変えてみると改善するかもしれません。
木綿布団の良さを最大限に感じたい場合は、木綿100%の掛け布団をおすすめします。
木綿布団という名前で販売されていたとしても、木綿とポリエステルをミックスしたものなど、木綿の比率が低いタイプも存在します。素材をきちんとチェックしてから購入するようにしてくださいね。
夏場にぴったりな涼しい「麻」
麻(リネン)は植物の繊維から作られた素材で、木綿よりも古くから衣類や日用品に使われてきました。春・夏用に、麻製の服を着用している方も多いでしょう。
メリット
- ・吸放湿性、通気性が良い
- ・汚れがつきにくい
- ・耐久性が高い
デメリット
- ・シワになりやすい
- ・縮みやすい
麻の吸湿力は木綿の4倍と言われるほど高く、濡れてもすぐに乾くため、汗かきの方や夏場に最適な素材です。
汚れがつきにくく頑丈な点もポイント。麻に含まれるペクチンという成分が、汚れをはじきます。毛羽立ちやホコリもつきにくいので、きれいな状態が長く続くでしょう。
夏向きの素材ながらひんやり感は少なく、意外と保温性が高いのも麻の特徴です。繊維の間に空気を含むことで、温もりを感じます。
デメリットは、洗濯するとシワがついたり縮んだりすること。適した洗い方でお手入れする必要があるので要注意です。
質の高い睡眠にこだわりたいなら「羽毛」
高品質な掛け布団といえば、羽毛布団をイメージする方も多いでしょう。他の素材と比較して圧倒的に寝心地が良く、睡眠の質にとことんこだわりたい方にうってつけです。
メリット
- ・軽くて暖かい
- ・汗を吸い込み湿気を逃がす
デメリット
- ・価格が高い
- ・独特のニオイが気になることも
羽毛はフワッと軽いにも関わらず、たっぷりの空気を取り込み、体をじんわりと温めます。体を圧迫しにくいので寝返りが打ちやすく、無理のない寝姿勢が保てます。
また、吸い込んだ汗を外へ逃がす放湿性にも優れています。じめじめとした夏場も蒸れにくく、快適な寝心地を導きます。
羽毛布団の大きなデメリットは、価格の高さです。10万円以上するものも多く、購入をためらう方も多いでしょう。ただ、羽毛布団にもさまざまなタイプがあり、その品質の違いで価格が変わります。
羽毛布団の品質を見極めるポイントは、「ダウン率」と「ダウンパワー」。それぞれの数値が高いものほど品質と価格も上がります。
ダウンとは、水鳥の胸部分の柔らかな羽で、非常に軽くふわふわとした感触です。ダウン率は、羽毛布団に占めるダウンの配合率を表します。ダウンパワーは、羽毛布団の膨らみを示す数値。ダウンパワーが高いほど暖かく、バツグンの寝心地が期待できます。
もうひとつのデメリットは、独特のニオイがすること。原材料が動物の羽なので、洗浄が不十分な羽毛ほどニオイがします。雑食のダック(アヒル)より草食のグース(ガチョウ)のほうがニオイを抑えられるため、嗅覚が敏感な方はグースや、羽毛の洗浄方法などをチェックしてから購入しましょう。
価格と機能性のバランスがとれた「羊毛」
羊毛(ウール)を使用した掛け布団は、羽毛布団ほどの認知度が無いため、どんな良さがあるのか分からず手を出さない方も多いかもしれません。
実は機能性が高く、羽毛布団よりもお手頃価格で手に入るため、リーズナブルさと使い心地の両方を求めたい方にぴったりです。
メリット
-
- ・保温性、吸放湿性が高い
デメリット
-
-
- ・独特のニオイが気になることも
- ・表面がダマになりやすい
-
羊毛の最も優れている点は、汗を吸い込み発散する機能が高いところです。体温の上昇や低下を防ぎ、熟睡をサポートします。羽毛布団ほどでは無いものの保温性が高く、冬の始まりは1枚でも申し分ない暖かさが魅力です。
ただ、羽毛と同様に動物の毛を材料にしている分、独特のニオイを感じることもあるでしょう。また、羊の毛は縮れていることが特徴で、使い込むうちに表面がダマになりやすいデメリットがあります。また、収納中の虫食いにも注意が必要です。
10年未満で寿命が来てしまうことが多いため、もっと長く使いたいなら、高価でも羽毛布団を選ぶとよいでしょう。
羊毛布団は、ポリエステルを混合して作られた羊毛混タイプも多く販売されています。選ぶ際は成分表に記載されている羊毛の使用率もチェックするようにしてください。
羊毛混タイプの掛け布団のメリットは、羊毛の良さにポリエステルのリーズナブルさと軽さが加わっている点にあります。
ただ、肌にあたる外側の生地がすべてポリエステル製のものは注意。羊毛の吸放湿性が低下してしまうため、生地の素材は綿や麻などを選ぶとよいでしょう。
リーズナブルな「ポリエステル」
化学繊維のポリエステルを使用した掛け布団は普及率が高く、ホームセンターなど量販店でもよく売られています。
メリット
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-
- ・軽い
- ・他の掛け布団に比べて価格が安い
-
デメリット
-
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- ・吸湿性が低い
- ・静電気が発生しやすい
-
ポリエステル製の掛け布団の最大の魅力は、リーズナブルな価格です。身近なお店に3,000円前後で販売されていることが多く、寝具にお金をかけたくない方や、急に布団が必要になったときに重宝するでしょう。
しかし、汗を吸い込みにくいことや、静電気が発生してホコリがつきやすいというデメリットがあります。汚れやすいのでこまめなお手入れが求められ、掃除が面倒な方には不向きかもしれません。
また、へたりやすいので長期間の使用は難しいでしょう。単身赴任や1人暮らしなど、短期間の使用や、来客用の布団として使うのが最適です。ただ最近では改良が進み、機能性が高いタイプも販売されているので、製品の特長をよくチェックして選んでみましょう。
なお、ポリエステル100%よりは、他の天然素材と混合したタイプがおすすめです。天然素材の吸放湿性の高さがプラスされれば、快適な寝心地が期待できます。
なめらかで肌に優しい「シルク」
シルクは蚕の繭から作られる天然の繊維で、真綿(まわた)とも呼ばれる高級な素材です。ちなみにシルクの洋服やスカーフなどは、繭を糸状にして縫製しています。
メリット
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-
- ・肌触りが良い
- ・フィット感がある
- ・保温性、吸放湿性が高い
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デメリット
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- ・天日干しできない
- ・摩擦に弱い
- ・価格が高い
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他の天然素材と同様に、汗を吸い込んで発散し、暖かい点で優れています。
それに加えてシルクは、トロっとなめらかな質感も魅力です。体へのフィット感がバツグンに良く、布団と体の間に隙間ができにくいため、温まった空気を外へ逃がしません。ポリエステルと比較してホコリがつきにくいところも便利です。
一方で、紫外線や摩擦に弱く、天日干しが出来ず劣化しやすい点がデメリット。収納時に虫に食われやすい点も注意です。丁寧に扱わないと長持ちしにくいので、念入りなお手入れや適切な保管が求められます。
また、価格の高さも購入のネックになります。国産シルクを使用したものや、厚みのあるタイプはより高価なので、なるべく安く試してみたい方は、中綿が海外製のものや薄い肌掛けタイプを選ぶとコストを下げられるでしょう。
サイズで選ぶ
マットレスや敷布団と同じサイズ感の掛け布団を選びましょう。一般的な掛け布団のサイズは以下のようになっています。
タイプ | サイズ(幅×長さ) | 用途 |
---|---|---|
シングル | 150×210cm | 1人用 |
和布団のシング | 150×200cm | 1人用 |
セミダブル | 175×210cm | 1人がゆったり眠れる |
ダブル | 190×210cm | 2人用 |
クイーン | 210×210cm | 2人がゆったり眠れ 大人2人+子ども1人用 |
キング | 230×210cm | 大人2人+子ども1人が ゆったり眠れる |
体格が大きい・寝相に自信が無い・2人以上で寝る場合、マットレスのサイズと合わせると布団の幅が足りないかもしれません。
小さすぎる布団は、寝返りをうったときに体が布団からはみ出してしまうなど、不具合が生じます。逆に大きすぎてもベッドからずり落ちてしまったり、インテリアとしての見栄えが悪くなったりすることも。サイズ選びは慎重に行いましょう。
使える季節で選ぶ
季節に合った掛け布団を使いたいなら、夏は麻、冬は羽毛や羊毛など、素材で使い分けても良いですが、ここでは掛け布団の厚さに注目してみましょう。
掛け布団は厚さによって肌掛け・合い掛け・本掛け・デュエットタイプなどに分かれます。それぞれの特徴を説明します。
夏は1枚で快適「肌掛け布団」
中綿の量や厚みが最も小さいものが肌掛け布団。夏場はこれ1枚、秋や春など室温が急に変わりやすい季節の変わり目は、厚みがある布団や毛布と組み合わせて使います。
冬場に「ちょっと暖かさが足りない」と感じた時も、重ねて暖かみを加えられるので、年間を通して活躍しますよ。軽く重みを感じにくく、コンパクトなため収納しやすい点も便利です。
やや寒い季節の変わり目におすすめ「合い掛け布団」
合い掛け布団は、肌掛けと本掛け布団の、中間の厚みがあります。春や秋などの季節の変わり目は1枚でも暖かさを補え、冬は薄めの掛け布団や毛布と組み合わせると快適です。
夏に空調や汗で冷えやすい方は、肌掛け布団よりも合い掛け布団が向いているかもしれません。本掛け布団よりも収納しやすく使い勝手も良いので、来客用に1枚持っておくと重宝するでしょう。
冬は保温性たっぷりの「本掛け布団」
掛け布団の中で最もボリュームがある本掛け布団。厚みで体を包み込み、冷たい空気を逃がさないので保温性に優れています。寒さの厳しい冬用にぴったりです。1枚で使ったり、毛布と組み合わせて使ったりすると良いでしょう。
ただ、夏場は押し入れやクローゼットにしまい込む必要があり、収納スペースが限られている方には不向きかもしれません。そんな方は次で紹介するデュエットタイプがおすすめです。
収納場所に困らない「デュエットタイプ」
肌掛け布団と合い掛け布団を、2枚合体させた布団がデュエットタイプ。ホックを外すなどして、2枚を別々にも使えるので、年間を通して重宝しますよ。本掛け布団に比べてコンパクトにしまえるため、収納スペースが狭いご家庭にもおすすめです。
洗えるタイプもおすすめ
いくら吸放湿性が高い素材の布団でも、お手入れを怠ると衛生面が心配です。汗を吸い込みすぎると湿気がたまり、ダニやカビの原因になります。また、皮脂汚れを放置すると黄ばみやニオイが出てくることもあるでしょう。
そこで便利なのが、洗えるタイプの布団です。「掛け布団は、自宅で洗えない」と思っている方も多いと思いますが、近年は自宅の洗濯機で丸洗い可能な布団も増えています。
ポリエステル製のものが多く販売されていて、洗浄後の乾きが早く、ふわふわとしたボリュームが持続するように改良された製品もあります。羽毛布団で洗えるタイプもあり、寝心地と手入れの簡単さを兼ね備えた掛け布団を探している方にぴったりです。
「打ち直しなどのメンテナンスで業者を利用するのが面倒」「日当たりが悪いため、天日干しができない」と思われている方は、ぜひ検討してみてください。
掛け布団に関するよくある疑問
買い替え・打ち直しのタイミングは?
掛け布団は長く使い続けると、ボリュームが減って硬くなり、寝心地の悪さに繋がります。その場合は買い替えや、打ち直しが必要です。ただ、その時期は素材によって違うため、見極めるポイントを表で説明します。
品質や使用状況によってタイミングは異なるので、あくまでも目安として参考にしてくださいね。
素材 | 時期 | 見極め方 |
---|---|---|
木綿 | 打ち直しまで:約3年 | ・硬くなる ・ホコリが多くなる |
羽毛 | 打ち直しまで:約5年 | 1人用 |
羊毛 | 打ち直しまで:約5年 | ・ボリュームが減る ・温かくない ・側生地から羽毛が出てくる |
シルク | 寿命:約5年 | ・硬くなる |
ポリエステル | 寿命:約5年 | ・・ボリュームがなくなる ・変色する |
一般的にシルクとポリエステルは、打ち直しができないため、寝心地が悪くなってきたら買い替えを検討しましょう。
打ち直しの費用は5,000~20,000円程度かかりますが、新品同様に生まれ変わることも多く、定期的に行うことでさらに寿命を延ばせます。安い羽毛布団の場合、打ち直しの価格の方が高くなってしまうこともあるため見極めが必要です。
打ち直しのコストを抑えたい場合は、クリーニング店で丸洗いしてもらう方法もあります。買った当初ほどではありませんが、ボリュームも増え、ニオイや黄ばみを落とせるでしょう。
また、家庭でのお手入れや管理方法によって、寿命を縮めてしまうこともあります。以下のような点に気を付け、丁寧に取り扱うようにしてくださいね。
-
-
- ・布団カバーを使って汚れを防ぐ
- ・こまめに天日干しをして湿気を取り除く
- ・除湿や防虫の効果がある収納袋、シートを活用する
-
抗菌・防カビ機能ってどうなの?
掛け布団を選ぶ際、保温性や吸放湿性ばかりを重視しがちですが、抗菌・抗カビ加工が施されているかチェックすることも大切です。
人は寝ている間に、コップ1杯程度の汗をかくと言われています。湿気がたまることで、ダニやカビが発生しやすくなり、触り心地やニオイなどの寝心地が悪くなるだけではなく、健康へ悪影響を及ぼす心配もあるのです。
「こまめに天日干しをするから、抗菌・抗カビ加工は、それほど重視しなくても大丈夫」と思われがちですが、ダニは約50度以上の温度にならないと死滅しません。そのため、天日干しだけでダニを退治することは難しいでしょう。
掃除機で表面を吸っても、中綿に付いたダニは簡単に吸い取れないため、布団乾燥機や布団クリーナーを使用したこまめな掃除が求められます。ただ、そのようなお手入れは時間と労力がかかるので、たまにしかできないものですよね。
そこで予め抗菌・抗カビ加工がされている布団を選択することで、ダニやカビの発生を抑えられます。快適な睡眠環境を整えるために、選ぶ際はチェックしてみてくださいね。
重さ・軽さはどの程度考慮すべき?
「掛け布団は、なるべく軽いものを選んだほうが、快適に眠れそう。」掛け布団の重量について、このように考える方が多いと思います。
実際、軽い掛け布団のほうが体への圧迫を抑えられるなどのメリットが多くあるのですが、人によって、軽すぎるものよりも、少し重みのあるものを選んだほうが、眠りやすいと感じる方もいます。
ここでは、軽いタイプとやや重めのタイプ、それぞれのメリットを見ていきましょう。
〈軽い掛け布団のメリット〉
・体への圧迫が少ない
重すぎる掛け布団は、全身へ圧力がかかります。そのため息がしにくい、重くて苦しいなどのデメリットが生じやすいのです。また、体を圧迫することで血流が悪くなり、健康へ悪影響を及ぼしかねません。
軽い掛け布団をふわっと掛ければ、余計な体力を使わずゆったり眠れるため、熟睡が期待できるでしょう。
・寝返りしやすい
人は寝ている間に、体の一部に負荷がかかりすぎたり、血流が悪くなったりしないよう、定期的に寝返りをします。
重すぎる掛け布団は寝返りの妨げになってしまうのです。起きた時になぜか体の一部が痛い場合、もしかしたら寝返りがうまく打てていないのかもしれません。
マットレスを変えるのも1つの方法ですが、掛け布団を軽いものに変えてあげるだけでも、睡眠の質は高まる可能性が高いでしょう。
・収納やお手入れがしやすい
寝心地に引けを取らないメリットが、家事のしやすさです。本掛け布団などの季節限定で活躍する布団を、クローゼットや押し入れにしまう際、腰より上に持ち上げて収納することが多いと思いますが、重い布団だと、出し入れする度に疲れてしまいますよね。
掃除する際も同じです。重くて運ぶのが億劫になると、天日干しや洗濯が面倒になり、ついついお手入れを怠りがち。そのままでは日に日に布団の汚れが蓄積していきます。なるべく軽いタイプを選んで、こまめなお手入れを続けていきましょう。
〈やや重みがある掛け布団のメリット〉
・包み込まれている安心感
人は体にほどよい圧力がかかることで、安心感が得られると言われています。重めの掛け布団を使うことで、包み込まれているような感覚が得られ、リラックス効果が期待できるのです。
特に現代はストレス社会で、仕事から家に帰っても落ち着かない、不安で眠れないという方もいるでしょう。そんなときは、軽すぎる掛け布団よりも少し重みがあるもののほうが、心地いいと感じるかもしれません。
・フィット感があり暖かい
リーズナブルな価格の掛け布団には、軽量な反面体と布団の間に隙間が生まれ、暖かさが足りないと感じるものもあります。羽毛布団のように軽くてもフィット感があり、暖かい掛け布団もありますが、価格が高くなります。
やや重みのある掛け布団なら体へのフィット感が高く、暖かい空気をしっかり中へ閉じ込めます。
なお、布団ではなく毛布を重めにするのも良い方法です。布団と毛布をセットで使うことで、重すぎたり暑すぎたりしたときに、毛布を外して調節できます。
「ウエイトブランケット」などの名称で商品展開しているメーカーもあり、重さを求めている消費者が多いことがうかがえます。また、大手インテリアメーカーのニトリでも「重い毛布」という製品名で、重めの寝具を販売していますよ。
特徴別掛け布団メーカー4選&おすすめ商品!
ここからは、高品質な掛け布団を取り扱っている老舗寝具メーカーを4つ紹介します。
西川
1563年(永禄6年)に創業し、400年以上の伝統を引き継ぐ西川。蒸れにくい羽毛布団「GORE® 羽毛ふとん」や、アレルギー物質に強い「アレルウォール」・特殊素材Dan-Mixにより暖かさを損なわない「サーモフィット」など、数多くのブランドを展開しています。
掛け布団は羽毛・真綿・麻・ウール・ポリエステルの合繊布団を取り扱っています。合繊布団の中でも特に人気が高いのが、アレルウォールシリーズの掛け布団です。軽やかで扱いやすく、ダニや花粉、汚れを防ぐ加工が施されています。
西川の公式サイト
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昭和西川
リーズナブルから高級な物まで幅広く取り扱っている昭和西川。掛け布団は、羽毛布団・真綿・麻・合繊などを展開しています。
23,000枚を売り上げるほど人気の羽毛布団「CMDプレミアム マザーグース」は、ドイツ産マザーグース95%使用しており、ダウンパワーは440と高数値。
丁寧な洗浄とすすぎに力をいれているため、羽毛透視度は国家基準のJIS規格を上回るほど。長く綺麗な状態で使い続けられるでしょう。オンラインストアの購入は送料無料なところも嬉しいポイントです。
昭和西川の公式サイト
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家具インテリア業界 Leader’s voice| track 02 昭和西川
フランスベッド
1949年(昭和24年)創業のフランスベッドは、一般家庭用の寝具に加え、医療や介護用など高齢者目線の寝具も専門的に扱っているメーカーです。
羽毛布団の人気シリーズ「JOORYU」は、輸入量が7%と希少価値の高いポーランド産の羽毛を使用しています。
専用の洗剤や軟水を使って優しく丁寧に洗浄しているため、ニオイを抑え清潔感もアップ。制菌加工も施されているので、こまめなお手入れが苦手な方にもぴったりです。JOORYUは側生地3年・充填羽毛10年保証があり、長く安心して使い続けられそうですね。
また「GOKUJOU 羽舞 HANEMARU」シリーズは、リーズナブルな価格で購入できるにも関わらず、ハンガリー産ダックダウンを90%使用しています。
生地を1マスずつ立体的に縫いこむ仕様により、暖かな空気を逃がしません。側生地には超長綿と呼ばれる高品質な綿素材を採用しており、滑らかな触り心地も魅力。細かな繊維で密度が高いため、生地の隙間からダニが入り込むことを防ぎます。
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ロマンス小杉
京都に本店を置くロマンス小杉は、創業から70年以上の歴史を持つ老舗寝具メーカーです。
羽毛はもちろんのこと、真綿・羊毛・アイダ―ダックなど、素材へのこだわりが強いことが特徴。特に真綿は1枚ずつ熟練の職人が手作業で仕上げています。
ロマンスナイトシリーズで人気の「真綿入羽毛掛けふとん」は、側生地や詰め物に真綿、内部に羽毛を詰めた贅沢な掛け布団。羽毛はハンガリー産ダウンを90%使用しているため暖かく、真綿の滑らかで艶やかな質感が、極上の寝心地を導きます。
ロマンス小杉の側生地は、シンプルな物から華やかでオシャレなタイプもあり、お好みのデザインが見つかるでしょう。
ロマンス小杉の公式サイト
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人気&おすすめ掛け布団をバーゲン価格で購入するならアウトレットイベントがおすすめ!
ここまで、掛け布団の選び方やおすすめのメーカーを紹介してきました。
「暖かくて汗を吸いやすい、高品質な寝具が睡眠に良いことは分かったけれど、価格が高くて結局リーズナブルなものを選ぶしかない…。」
このように考えている方も多いでしょう。確かに機能性が高いものは値段も張るのが現実です。
しかしアウトレットイベントなら、高品質な製品が、通常よりも大幅に値下げした価格で購入できるかもしれません。
アウトレットイベントとは、国内外の寝具や家具メーカーが開催している、期間限定のイベントです。土日祝を含めた休日などに、全国で開催されています。
国内の老舗寝具メーカー、西川やロマンス小杉をはじめ、ベッドメーカーのフランスベッド・日本ベッドなど、さまざまなメーカーが開催しているので、普段は選択肢に入らないような高級な製品も安く手に入るチャンスです。
羽毛布団を中心に販売する寝具のセールもあり、「羽毛布団に憧れていたけれど、価格が高くて手が出せなかった」という方にぴったり。
安く販売されているだけではなく、実際に掛け布団を体験して寝心地をじっくり確認したり、複数のメーカーの製品を見比べたりと、メリットも豊富です。
お近くのアウトレットイベントを探したいなら、イベント情報サイト「Seiloo(セイルー)」の利用をおすすめします。
Seiloo公式HPはこちら
セイルーを通してイベントの申込を行うと、特別価格になったり、配送費無料になったりと、さらにお得にイベントに参加できますよ。
アウトレットイベントに参加して、翌朝気持ちよく目が覚めるような、快適な掛け布団を見つけてみてくださいね。