clean 布団の収納場所はどうしてる?布団収納の疑問あれこれ

布団の収納場所はどうしてる?布団収納の疑問あれこれ

もう悩まない!布団の収納方法ベストアンサー

毎日使っている布団はもちろんのこと、来客用布団やシーズンオフの布団など、サイズの大きな布団はどこに収納していますか。

和室における寝具や衣類を収納するスペースは押入れとなり、畳んでも大きくかさばる布団の収納は奥行きのある押入れが適しています。ですが、近ごろの日本の住宅には、和室がなく押入れもないという家が増えているため、クローゼットや物入れでは布団をしまいにくいと頭を悩ませている方は少なくありません。

クローゼットや物入れの幅や奥行きは住宅によりさまざまで、

幅が狭い、奥行きが足らない、

など、布団収納には適してないことが多いのです。

そこで今回はそのようなお悩みを解決すべく、布団収納の正しい方法と収納場所を確保するテクニックをご紹介していきます。毎日出し入れする布団はもちろん、夏場における冬用布団や毛布の保管方法など合わせて説明しますので、布団を清潔かつ快適に使用するためにも布団の収納方法を考えてみましょう。

 

布団収納の必要性と収納場所の確保

さて質問です。なぜ布団はベッドと違い、敷いたままにせずに畳んで収納するものなのでしょうか。

敷いたままにしていれば収納する必要もなく、収納場所の確保も必要ありません。
収納場所が確保できない場合や日中は外出している場合など、敷いたままにしていらっしゃる方もいらっしゃいますが、実はこれ、布団ではやってはいけないことなのです。

といいますのも、人は睡眠時に一晩でコップ1杯ほどの汗をかくと言われており、布団には汗や体温による湿気が溜まってしまいます。そのため布団を敷いたままでいると、布団の湿気は逃げることができずに、

布団の機能を低下させたり、布団や床にカビが生える

ことがあるのです。

布団の湿気が原因となるので、布団の湿気を逃すためには布団を上げることが必要になってきます。布団を上げておくスペースを節約するためにコンパクトに畳み、畳んだ布団は日中使用しないため押入れなどの収納場所にしまっておくというわけです。

なお、布団の収納は「三つ折りにして押入れに収納」といったイメージが強くありますが、押入れのない場合にはその固定観念に縛られないよう、布団の折り方を工夫しましょう。

奥行きの狭いクローゼットや物入れには三つ折りだと入らないことが多いので、四つ折りにしたり、それをさらに半分に折ったり丸めたりと、工夫次第では限られたスペースにも収納できるかもしれません。収納テクニックについては次に紹介しますので、毎日使う布団はもちろん、来客用布団やシーズンオフの毛布などの収納にも活用してみてください。

 

かさばる布団の収納テクニックあれこれ

布団の収納場所はどうしてる?布団収納の疑問あれこれ

大きくて、ふくらみのある布団は収納場所の確保に悩んでしまいがち。ですが、収納に便利なスノコにキャスターがついたものやふくらみを抑える圧縮袋などのアイテムを使ったり、デッドスペースに簡易的な収納棚をつくったりすれば、布団収納の悩みを解決することもできるかもしれませんよ。

収納テク・収納グッズ編

・圧縮袋
かさばる布団を圧縮すれば、そのふくらみは1/3から1/4ほどにぺたんこになります。来客用や季節ものの寝具は圧縮すれば収納場所も省スペースで済んでしまいますよ。ただし、羽毛布団は内部の羽毛が折れたり、羽毛が側生地を突き刺したりしてしまう恐れがありますので、圧縮は避け羽毛布団専用のものや収納ケースを利用しましょう。

・収納ケース
布団を汚れなどから守り、型崩れを防いでくれる収納ケース。こちらも普段使いのものではない寝具の収納に便利。形は長方形や円筒形があり立てかけて収納するにも便利なアイテムです。

・キャスター付ラック
押入れやベッド下などの収納に役立つキャスター付ラック。キャスターがついたラックですと、ラックに布団を乗せてコロコロと移動させるだけで、無理な姿勢をとらずに収納できてしまいます。湿気対策としてスノコにキャスターがついたものだと、なおよいでしょう。

収納テク・収納スペース確保編

・ベッド下やソファ下などのデッドスペースに収納
ベッド下やソファ下が空いているなら収納スペースとして活用しましょう。来客用やシーズンオフの寝具を収納するなら、収納ケースや圧縮袋、キャスター付きラックなどを使えばさらに便利ですね。

・部屋の隅などに棚を作る
市販の布団収納ラックを部屋の隅に置くのもひとつの案ですが、DIYにチェレンジするのも楽しいですよ。木材とすのこを組み合わせた棚や、突っ張り棒などを活用した棚など、意外にも簡単に作れてしまいます。手間はかかりますが、既製品よりも安く仕上げられますし、何よりも好きなサイズに作れるのが大きなポイントです。

・ソファやクッションとして使う
市販の収納ケースにもあるように、普段使わない寝具をソファやクッションとして使用するのはいかがでしょうか。敷き布団と掛け布団を組み合わせれば、快適なソファに早変わりしますよ。オフシーズンの掛け布団を長細く丸めたものは、睡眠時の抱き枕としても使えますね。

・部屋の隅において、お好きなカバーで覆いましょう
布団が畳んで置いてあると生活感が出てしまいがち。いつも使う布団を収納したくないなら、マルチカバーなどのお好きなカバーをかけておくだけで、布団とは見えませんよ。シンプルにアイボリーやベージュ系の色にすればインテリアとして目立ちにくいでしょう。

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監修者情報

家具インテリア・寝具のWEBサイト「Seiloo」「SHOPNAVI」「MyGallery」などを運営する株式会社ヘヤゴトの編集長。家具のプロとして、皆様の生活に役立つ情報を発信しております。

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