リビングテーブルの定番のセットアイテム
床に敷いて使うラグやマットは一般的に
・テーブル
・ソファ
と合わせてレイアウトされるものです。
ソファを置かずにテーブルとラグだけ、テーブルを置かずにソファとラグだけのコーディネートも一般的ですが、いずれにせよリビングでラグ・マットを敷いているご家庭は多いことでしょう。
寒い季節に毛足の長いシャギーラグなら暖かさはもちろん、肉厚なものならその場で寝そべってしまいたくなってしまいますし、い草のラグなら、夏の暑さの中にも爽やかな肌触りとフレッシュない草独特の香りを感じられます。
このように季節に応じた素材を選べば、季節ごとに違った雰囲気を楽しめるラグやマットは、オシャレな空間演出や生活空間を区切るゾーニングなどとしても重宝されるアイテム。
ラグマットをどのように選べばよいのか、色や形、素材によって部屋の雰囲気を変えてくれるラグ・マットの活用の仕方など、今回は部屋の雰囲気を決める“ラグ・マット”について詳しくご紹介します。
▼関連記事
ダイニングテーブルの存在が引き立つテーブル下のオシャレなラグ・マット
ラグ・カーペット・マットの違いは?
ラグマットは部屋の床に敷いて使うという点ではカーペットや絨毯、マットなどと同じ敷物です。その、ラグ・カーペット・マットの違いとは何でしょうか?
正解は「大きさ」です。
マットといえば「玄関マット」や「トイレマット」と聞いたことがありませんか?
このように、敷物の中で比較的小さいものがマットであり、大抵は玄関や洗面所などリビング以外で使われています。
ラグは、オシャレな敷物という印象をもたれている方もいるかも知れませんが、中程度の大きさの敷物。ですので、一般的にリビングテーブルの下や、寝室のベッドの脇などで使っている大抵の敷物が”ラグ”です。
そして、カーペットは日本語でいう絨毯をさします。さらに、敷物全体を表すため、オフィスの床や和室の畳の上に敷いて使う大きなサイズのものを総称して、カーペットといいます。
名称 | 大きさ | サイズの目安 | 主に使う場所 |
---|---|---|---|
マット | 1畳未満 | 182cm×91cmまで | 玄関・洗面所等 |
ラグ | 1畳以上3畳未満 | 200cm×240cmまで | リビング等 |
カーペット | 3畳以上 | 200cm×240cm以上 | オフィスや畳等 |
部屋にラグを置くとき、最適な大きさはあるのでしょうか?
基本的な大きさの選び方をご紹介していきます。
《1~2用:部屋の広さ6畳程度の場合》
140cm×200cm(約1.5畳)が適度
シングルベッド・ソファ・テレビを置いても、ラグの上で大人1人が寝れる程度の広さです。
《2~3人用:部屋の広さ8畳程度の場合》
170cm×220cm(約2畳)が適度
4人掛けのダイニングテーブルがすっぽり収まる広さです。椅子を引くスペースも考慮されています。
このように、ラグを選ぶ時の定番の選び方は、大きすぎず、小さすぎない方がインテリアとしての見栄えもよく、汚れや傷も最小限に抑えることができます。
ラグ・マットの大きさや素材感、壁紙や家具との合わせ方によって空間演出の仕方はさまざまです。部屋の大きさとの兼ね合いでもバリエーションをもたせられるため、応用が利くのもラグ・マットの特徴。
次は、ラグ・マットの機能面をみていきましょう。
▼関連記事
ペルシャ絨毯でリラックス感のあるインテリアスタイルを
実質的な機能と視覚的な機能をフル活用しよう!
ラグ・マットはインテリアの演出できるだけでなく、非常に機能的なアイテム。
空間演出のため・汚れや傷を防ぐため・防寒/防音のため
などさまざまな用途があります。
ラグ・マットを活用するために、実質的な機能と視覚的な機能からさまざまな側面をみていきましょう。
実質的な機能
・あたたかさ
冬になるとラグの上に寝ころびたくなるような日はありませんか?
ラグ自体が吸湿発熱加工を施してあるようなものもありますし、シャギーラグは手触りも気持ちよく、温かみを感じます。ラグの上に座ってひざ掛けをかければ暖房費の節約にもなることも。
・床の汚れ対策
撥水加工が施してあるものや丸ごと洗濯できるラグがあります。
ダイニングテーブルの下に敷くラグや小さいお子様がいるご家庭では、食べかすや飲み物をこぼしてしまうことも多いですよね。そんな時に掃除がしやすく長く使えます。
・リラックス効果
最近、いぐさのラグはエコで良質と話題を集めています。実は、いぐさには調湿効果やリラックス効果があり、敷いているだけで天然の空気清浄機ともいわれております。ぜひ一度、店頭でその効果を体験してみてください。
・収納のしやすさ
季節ごとにラグを交換する方もいらっしゃるのではないでしょうか?
普通のラグはなかなか折りたたむことができず、大きいものでは場所もとるので収納には不便でしたが、最近は折りたたむことができるラグやタイルカーペットのような四方に区切られたタイプの敷物などさまざまあります。ぜひそういった収納機能に優れたラグも注目してみてください。
視覚的な機能
・オシャレな空間演出
カーペットであれば床全体を覆うことができ、ラグであれば壁色や他の家具との色味を合わせることでオシャレな空間演出が可能です。ラグ・カーペットにも多くの素材があるので素材感も合わせれば、インテリアが、ラグジュアリーにもモダン空間にも様変わりします。
・お部屋のゾーニングに
メリハリのある色のラグを敷くことで、生活空間を区切ることができます。ワンルームやリビングとダイニングが一間続きの場合にもおすすめ。
・冷感/温暖効果
夏の暑い時期にはいぐさや麻のような冷感素材のラグを。冬の寒い時期にはキルトや毛足が長いシャギータイプの素材のラグがおすすめ。いぐさや麻は視覚的にも涼しい印象になり、裸足で歩く時も冷たく感じますし、対してキルトは厚手のものも多く、保温性があります。
いかがでしたか?
今までラグを選ぶ際、色味や手触りなどの見た目だけでなんとなく選んでいた方もいるかもしれません。
ですが、このように、大きさや機能面も考慮して選ぶことによって、ラグ・マットはさらに便利で生活に欠かせないアイテムになってくれます。
あなたが今までラグを敷いたことがないとしても、今回を機にぜひラグ・マットを選んで敷いてみてください。
お部屋のオシャレ度合いが上がるだけでなく、過ごしやすい部屋になりますよ。
▼関連記事
リビングチェアとラグの組み合わせコーデ