dining-size ダイニングテーブルの基本規格とサイズの基礎知識

ダイニングテーブルの基本規格とサイズの基礎知識

ダイニングテーブルのサイズについて

ダイニングルームの主役になるダイニングテーブル。食事をしたり、ワークスペースとして活用したりと、ライフスタイルに応じてさまざまな過ごし方が考えられますね。そんなダイニングテーブルを選ぶうえでデザインばかりを気にかけていることはありませんか?快適に過ごすため、また、部屋の動線を確保するためにも、デザインだけでなく、サイズ選びはとても重要なんです。

ダイニングテーブルのサイズは、

幅(W)×奥行き(D)×高さ(H)

で、天板のサイズ(幅と奥行き)と高さ(脚の長さと天板の厚み)で表示されています。

テーブルは、使用人数や用途によって天板のサイズが決まり、高さは椅子に合わせて決まります。

 

天板のサイズについて

1人が必要とするスペースは、過去記事「▼理想のテーブルサイズとは?部屋の広さとレイアウトから考えよう」でも紹介してあるように、一般的には

「横幅600mm×奥行き400mm前後」

となります。ですので、たとえば4人で使用するテーブルのサイズは「幅1200mm×800mm」です。
このように、1人が必要とするスペースを基本にしてテーブルサイズを考慮すると快適なスペースを確保できるんです。

ダイニングテーブルの主なサイズ
・1人用:W 600×D 400、W 600×D 650、W700mm×D 700mmなど
・1人~2人用:W 600×D 800、W600×D750、W 800×D 800mm、など
・3人~4人用:W 1200×D 800、W1200×D750、W 1450×D 800mmなど
・5人~6人用:W 1800×D 800、W 1800×D 900mm、W1500×D750、W1500×D900など

 

テーブル高さについて

ダイニングテーブルに求められる快適な高さは身長に応じて異なりますが、標準的な高さは日本人の平均的な身長に合わせた700mm~720mmといわれており、日本ではこの高さのものが一番多く流通しています。

ダイニングテーブルの主な高さ
・700mm~720mm:日本仕様の標準的な高さ
・670mm:低めの椅子(座面の高さ360mm~380mm)に合う、やや低い高さ
・600mm:ソファに適した高さ
・750mm~800mm:ヨーロッパ・欧米仕様の高さ

また、天板の高さは椅子の座面高との差(差尺)により快適さが変わってきます。
差尺が狭いと、天板から顔が離れすぎ、食事する姿勢は前かがみになりやすく、天板の下の足は窮屈になることも…。反対に差尺が広いと天板に顔は近づきますが、腕を乗せると肩が上がる高さとなり、食事をとりにくくなります。一般的に差尺は270mm~300mm程度が良いとされますが、

差尺=座高(身長×0.55)÷3-2cm

で、求めることができます。
椅子がすでに決まっている場合は、その高さに合わせてダイニングテーブルの高さを選ぶことになります。もし、どうしても適度な差尺にならない場合はホームセンターなどで販売している家具の脚に貼るフェルトを活用したり、購入した店舗で調節したりしてもらいましょう。

なお、テーブルの高さは視覚的効果に大きく関係し、部屋の印象作りに重要。たとえば、テーブルが低いと、空間を広く見せる効果があり、反対に高いと高級感を与えます。

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ダイニングテーブルの形状について

ダイニングテーブルの基本規格とサイズの基礎知識2

サイズの次はダイニングテーブルの形について。
ダイニングテーブルといえば長方形のイメージをお持ちの方が多いかと思います。一人一人のスペースを充分確保し、快適な食事ができるのが長方形の特長。もっとも相応のスペースが必要となります。限られたスペースに配置するなら、コンパクトなサイズの正方形や円卓もおすすめ。正円や楕円形は角がないため、部屋全体を柔らかな印象にしてくれますし、長方形より圧迫感がありません。

正方形のテーブルの特徴
・コンパクトでレイアウトしやすい
・壁付けできる
・来客時に座れる場所を確保できない

正円のテーブルの特徴
・圧迫感が少なく、柔らかい印象
・座る箇所を調節しやすいため、来客時にも便利
・角がないため、小さなお子さまにも安全
・大きなサイズのものは長方形のサイズより広いスペースが必要
・壁付けに不向き

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長方形のテーブルの特徴
・壁付けできる
・来客時にもテーブルの短辺に椅子を置ける

楕円のテーブルの特徴
・同じサイズの長方形に比べて角がない分、圧迫感が少なく柔らかい印象
・角がないため、小さなお子さまにも安全
・壁付けに不向き
・テーブルのサイドがデッドスペースになってしまうことも

伸縮式のテーブルの特徴
・天板のサイズが広くなる
・コンパクトに収納できる

いかがでしたか。
ダイニングテーブルのサイズと形を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ダイニングテーブルはダイニングインテリアの主役、家族の中心になる家具。オシャレで快適なダイニングルームになるようなダイニングテーブルを見つけられるといいですね。

 

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