ダイニングの必須アイテムであるダイニングテーブルは、食事だけでなく、勉強をしたり作業をしたりするワークスペースとしても活躍してくれます。そんなダイニングテーブルですが、クリスマスやお正月、ホームパーティなどで、親族や友人が集まると、テーブルに座りきれなかったり、料理や食器を並べたら狭かったりと不便が生じてしまうことはありませんか。
フレキシブルにサイズが変更できる伸縮タイプのダイニングテーブルなら、そのようなお悩みは解決できてしまうかもしれませんよ。そこで今回は、テーブルの天板サイズを変更できる、伸縮式ダイニングテーブルの主な種類とその選び方についてご紹介していきます。
天板の広げ方の種類
天板の広げ方は主に3つのタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。
バタフライ式(ドロップリーフ・ゲートレッグ)
天板のサイドが折り畳める仕組みの折り畳みテーブル。
折り畳まれた天板を上げて固定することにより天板を拡張するため、簡易的な組み立て方が特徴。
伸長式(エクステンション)
伸長式にはふたつのタイプがあり、2枚の閉じられた天板を開き、そこに伸長パーツをはめ込むセンター伸長タイプと、片側の脚を動かすことによりできる空間に伸長パーツをはめ込む片側伸長タイプがあります。
スライド式(ドローリーフ)
主天板の下に拡張する部分の天板が収納されて、その2枚の天板をスライドして拡張するタイプと、主天板のよりひと回り小さな天板と脚を引き出すタイプがあります。
▼関連記事
伸縮式ダイニングテーブルの魅力とコーディネートをご紹介
テーブルの脚の可動について
伸縮式ダイニングテーブルの脚は、固定されているタイプと移動するタイプがあります。たとえば4人用を6人用として使用する場合、3つの椅子を並べると着座時に人の足とテーブルの脚が重なり、テーブルの脚が邪魔になることがありますので、椅子を増やす場合には脚が移動式のタイプを選ぶと便利です。
脚固定タイプ
天板だけを伸縮するタイプ。天板の広さを確保したい場合におすすめ。拡張部分には脚がないために強い圧や重量に注意が必要です。立ち上がり時に拡張部分の天板に体重をかけた場合など、その重みに耐えきれなく破損する恐れもあります。
脚移動タイプ
天板と共に移動するタイプと、脚だけが移動するタイプがあります。椅子の数を増やして並んで使用する場合におすすめ。稼働しやすいように脚の下部にはローラーがついている構造もあります。
伸縮式テーブルの選び方
伸縮式ダイニングテーブルの構造について説明してきましたが、何を基準に選べばいいのでしょうか。
ここでは伸縮式ダイニングテーブルを選ぶにあたってのポイントを紹介します。
ポイント1、座る位置を想定した脚のタイプ
・椅子の数を増やして並列したい場合:脚移動タイプ
・広さを確保したい場合、四方向に座る場合:脚固定タイプ
ポイント2、簡単に伸長できるか
伸縮式テーブルは通常のテーブルと比較すると重量があります。そのため、天板の重さや脚の重さによりスムーズに伸縮できないこともありますので、購入時には店頭で試すことをおすすめします。
ポイント3、設置スペース
レイアウトは、縮小時だけでなく拡張した場合にもスムーズな動線を確保できるように検討しましょう。
天板の広がる方向は両サイドのタイプと片側だけのタイプがあり、配置スペースにより選びましょう。
また、伸縮式ダイニングテーブルには、隙間、継ぎ目があり、強度や耐久性もそれぞれ異なります。種類やサイズだけでなく製品自体に気になることがあれば、必ず店舗スタッフに確認しましょう。それが購入の失敗を防ぐ大きなポイントとなります。
▼関連記事
理想のテーブルサイズとは?部屋の広さとレイアウトから考えよう
いかがでしたか?
今回は、来客にも便利で機能的な伸縮式ダイニングテーブルの種類や特徴を紹介しました。ライフスタイルの変化にも対応でき、とても長く使えるアイテムです。しっかりした作りのよいものをお選びいただければ、インテリアのレイアウトを変えても、すてきなダイニングコーディネートになることでしょう。