ダイニングテーブルは、食事だけでなく勉強やパソコン作業をするワークスペースとしても活躍します。家族の人数に合わせたサイズを購入するのが一般的ですが、人を招いて人数が増えたとき、テーブルが狭くて不便に感じたことはありませんか?
あるいは逆に、一時的に部屋を広く使いたいときにダイニングテーブルをコンパクトにできたら良いのにと思ったことはないでしょうか?
フレキシブルにサイズ変更ができる伸縮式のテーブルなら、そのようなお悩みを解決できるかもしれません。今回は、テーブルの天板のサイズを変えられる、伸縮式ダイニングテーブルの主な種類とその選び方についてご紹介します。
伸縮式ダイニングテーブルのメリット
伸縮式のダイニングテーブルは、次のようなときに便利です。
- ・友達や離れて暮らす家族を招いたとき
- ・子どもの誕生、独立などで一緒に住む家族の人数が変わったとき
- ・リモートワークなどで作業スペースが必要になったとき
- ・テーブルの面積を一時的に狭くして部屋を広く使いたいとき
友達や離れて暮らす家族を招いたとき
ひとり暮らしや2人暮らしの場合、大きいダイニングテーブルは必要ありません。住まいのスペースの問題もありますし、ひとり掛けくらいのコンパクトなものを希望される方も多いでしょう。
普段はそれで問題ありませんが、友達や親、兄弟などの来客があったときはどこに座ってもらうか迷いますよね。
伸縮式のダイニングテーブルなら、人を家に招いたときに天板を広げれば、一緒のテーブルで食事ができます。
長さが2倍になるものもあるので、大人数で集まる機会が多い方は、伸ばした状態で使うシチュエーションもイメージしながらダイニングテーブルのサイズ感をチェックしてみてください。
伸縮式ダイニングテーブルを選ぶときは、折りたためるものや重ねられるものなど、収納場所をとらない椅子も一緒に用意しておくと良いですね。
子どもの誕生、独立などで一緒に住む家族の人数が変わったとき
ダイニングテーブルは、頻繫に買い替えるものではありません。とくに結婚や住宅購入のタイミングで購入したものは、その後数十年使い続ける場合も多いでしょう。
そのあいだに子どもが生まれたり、独立して家を出ていったりと、一緒に住む家族の人数は変化します。
サイズを変えられる伸縮式のダイニングテーブルなら、人数の変化にも対応できます。長年使用してできた傷も、家族の良い思い出になるでしょう。
長く使いたい場合は、信頼できるメーカーの伸縮式ダイニングテーブルを選びましょう。品質が良いものは値段が高くなりますが、木材にこだわっていたり、伸縮性がある耐久性があったりと、お値段に見合った価値があります。
リモートワークなどで作業スペースが必要なとき
リモートワークをしている方の中には、ダイニングテーブルがデスク代わりの方も多いと思います。
小さめのテーブルだと、パソコンや資料を広げるとテーブルの上がいっぱいになってしまいます。また、食事をとるたびに、いちいち仕事道具を片づけるのも面倒ではないでしょうか。
仕事用にデスクが欲しくても、スペースがなくて置けないという場合にも、伸縮式のダイニングテーブルはおすすめです。
仕事中だけテーブルを伸ばせば、スペースが広くとれて仕事がはかどります。合間の食事もとりやすくなるでしょう。終業後や、休日には天板を縮めておけば場所をとりません。
テーブルの下に収まるサイズのキャスター付きワゴンを用意して、仕事道具を収納するようにすれば、テーブルの伸縮の邪魔にもならずおすすめです。
部屋を広く使いたいとき
家族の人数に合わせたダイニングテーブルを使っていると、テーブルをどかせて部屋を広く使いたいこともあると思います。たとえば、大掃除で床をワックスがけしたり、自宅でヨガやフィットネスをしたり……。
伸縮式のダイニングテーブルなら、テーブルの天板を一時的に狭くして、スペースや動線を確保できます。
ダイニングテーブルはどうしても場所をとります。状況に合わせてサイズを変えられると、部屋の活用の幅が広がるでしょう。「もう少し部屋が広ければ……」という希望を伸縮式のテーブルならかなえてくれます。
天板の広げ方
天板の広げ方は、主に以下の3種類です。
バタフライ式(ドロップリーフ・ゲートレッグ)
天板のサイドが折りたためる仕組みの折りたたみテーブル。
折りたたまれた天板を引き上げて固定し、天板を拡張します。簡易的な組立て方が特徴です。
伸長式(エクステンション)
伸長式にはふたつのタイプがあります。中央の天板から左右に伸長するセンター伸長式と、片側の脚を動かしてできる空間に伸長パーツをはめ込む片側伸長式があります。
スライド式(ドローリーフ)
主天板の下に収納されている天板をスライドして拡張するタイプと、主天板よりひと回り小さな天板と脚を引き出すタイプがあります。
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テーブルの脚の可動について
伸縮式ダイニングテーブルの脚は、固定されているものと移動するものがあります。たとえば4人用テーブルを伸ばして6人で使用する場合、椅子を3つ横並びにすると、座るときに人の足と位置が重なってテーブルの脚が邪魔になることがあります。椅子を増やすときは、テーブルの脚が移動式のものを選ぶと良いでしょう。
脚固定タイプ
天板だけが伸縮します。拡張部分には脚がないので、強い圧をかけたり重いものを載せるときは注意が必要です。椅子から立ち上がるときに拡張部分の天板に体重をかけると、重みに耐えきれず、破損する恐れがあります。
脚移動タイプ
天板と一緒に移動するタイプと、独立して脚だけが移動するものがあります。椅子の数を増やして並んで使用する場合におすすめです。稼働しやすいように脚の下部にはキャスターがついているものもあります。
伸縮式ダイニングテーブルQ&A
伸縮式ダイニングテーブルについて、よくある疑問・質問にお答えします。
- ・ひとりでも簡単に伸縮できるの?
- ・強度や耐久性は大丈夫?!
- ・マイナスポイントは?
ひとりでも簡単に伸縮できるの?
テーブルの伸縮に人手や力が必要だと、使うのが面倒でせっかくの伸縮機能も無駄になってしまうかもしれません。
最近の伸縮式のダイニングテーブルは、ひとりでも伸縮できるように作られているものが大半です。方法も簡単で、力もそれほど必要ないように考えられているので安心してください。
片側を少し持ち上げて引き出すだけで天板の伸長部分が出てくるタイプや、天板を引くだけのもの、折り曲げてある天板を起こすだけのものなどさまざまです。
テーブルの伸縮をちょくちょく行なう方は、できるだけ操作が簡単なものを探してみてください。
伸縮方法を説明した動画を公式サイトなどで公開しているメーカーもあります。気になるテーブルがあったらチェックしてみると良いでしょう。
伸縮式のテーブルを初めて使うときは、操作方法に戸惑うこともあると思います。ネット通販で購入するよりも、お店に足を運び、現物の伸縮方法を試してみるのをおすすめします。店頭であれば、スタッフに直接教えてもらえます。
強度や耐久性は大丈夫?
便利な伸縮式のテーブルですが、可動部があるぶん、強度や耐久性を心配する方もいるでしょう。
伸縮式ダイニングテーブルは安価なものから高級品までさまざまです。安価な製品の強度や耐久性は値段相応ということも残念ながらあるようです。
信頼できる国内メーカーの場合、強度や耐久性を高い基準で検査しているので安心して利用できます。
万が一の破損や故障が心配な方には、購入後保証を受けられるメーカーのテーブルがおすすめです。長く使うために、注意事項をよく理解して大切に扱いましょう。
マイナスポイントは?
伸縮式ダイニングテーブルにもマイナスポイントはあります。主なポイントは以下の3つです。
脚固定のテーブルは、座る場所によってテーブルの脚が邪魔になり、座りづらいことがあります。そうならないように、購入前に椅子の形やサイズも合わせて検討しましょう。
また、脚固定のテーブルは、伸ばした天板に重い物を置くと、破損する危険があります。使用をはじめる前に説明書を読み、注意事項などを確認しておきましょう。
天板を伸縮するたびにテーブルの上を片づけるのを面倒に感じる方もいるようです。できるだけ手軽に、スムーズに伸縮できるテーブルを選びましょう。
3つの質問以外にも「もっとここが知りたい」という疑問があると思います。そんなときはお店に足を運んで、スタッフに質問するのが一番です。知識の豊富なスタッフなら、知りたいこと以上の答えがもらえるでしょう。
買い替えの機会が少ないダイニングテーブルは、疑問や不安をそのままにせず、解決してから購入してくださいね。
伸縮式テーブルの選び方
伸縮式ダイニングテーブルは何を基準に選べば良いのでしょうか。ここでは商品を選ぶときのポイントを紹介します。
ポイント1、座る位置を想定してテーブルの脚を選ぶ
・椅子の数を増やして横並びに座りたい:脚が移動するもの
・四方向に座る場合に、脚が邪魔にならないようにしたい:脚が固定されるもの
ポイント2、簡単に伸縮できるか
伸縮式テーブルは、通常のテーブルより重量があります。天板や脚が重くてスムーズに伸縮できない状況に陥らないように、購入時には店頭で伸縮の手順を試してみましょう。
ポイント3、設置スペース
テーブルを置く部屋のレイアウトは、テーブルを縮小したときと拡張したとき、どちらでもスムーズな動線を確保できるように検討しましょう。天板を伸ばす方向は両サイドと片側だけのものがあります。配置スペースに応じて選びましょう。
ポイント4、デザイン
伸縮式ダイニングテーブルのデザインには、四角形やラウンド型、木材の種類や色など、さまざまなものがあります。飽きのこない愛着の持てるデザインを選びたいですね。ネット上の写真と現物では印象が違う場合もありますので、店頭で確認したほうが失敗を避けられるでしょう。
ポイント5、価格
1から4のポイントを押さえた希望通りのテーブルを見つけても、予算をオーバーしてしまう場合もあります。検討の段階で「ここまではお金を出せる」という予算をしっかり決めておきましょう。
伸縮式ダイニングテーブルには製品の仕様上のすき間や継ぎ目があり、強度や耐久性も製品によって異なります。種類やサイズはもちろん、製品自体に気になることがあれば、必ずお店のスタッフに確認しましょう。
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