mattress 敷き・掛け布団やマットレスの上手な選び方ガイド

敷き・掛け布団やマットレスの上手な選び方ガイド

推奨されている睡眠時間が1日7時間半、となると、人は1日の約3分の1は睡眠に費やすことに。そう、一般的な活動をしている人であれば、人生の3分の1はベッドや布団で過ごしているんですよね。良い睡眠のために寝具を選ぶのはとても重要とよく言われていますが、こうして改めて考えると本当にそうなんだ、と実感してしまいますね。

今回は、インテリアやライフスタイルにマッチし、しかも快適な眠りをに導いてくれる敷布団、掛け布団、マットレスといった寝具の上手な選び方について解説していきます。

 

ベッド派の方にオススメな布団の選び方

ベッドの寝心地はベッド本体ではなく、そこに乗せる

・マットレスのクッション性
・スプリングやコイルの性質や性能

で決まってきます。お好みの寝心地、予算でぴったり来るマットレスを選びましょう。人生の3分の1を寝て過ごしていることを考えると、健康のためにも安眠のためにも良いマットレスを買ったほうが良いでしょう。

ですが、マットレスの固さやクッション性は体重や好みによって違いますので、実際寝てみたらあまり良くない、寝心地が好みではなかったということも。その場合は、マットレスを買い換えることになりますが、最近はマットレスの上に敷いて寝心地を替えられる薄型のマットレスも数多くあります。

ベッドフレームは大きな模様替えをする、引越しをする時などは別としてそんなに頻繁に買い換える方はいません。ベッドの場合はベッドのフレームのデザインや収納力があるなどベッドそのものに魅力を感じているかどうかが重要ですね。

マットレスの種類

マットレスと言えばベッドですが、布団派の方も、最近は敷布団だけでなく床にそのまま敷けるマットレスなども出てきています。そこで、マットレスを敷布団のように使う人も増えてきました。ただ、スプリング式のマットレスの場合、布団のように天日に干すということは難しいので、そのまま置く場合、どうしても通気性に難がありますのでベッドフレームと使用するのをおすすめします。

なお、マットレスには主に下記のスプリング式とウレタンの2種類があります。
スプリング(バネ)コイルが入っているスプリング式のマットレスは厚みがあり、マットレスといえばこちらのイメージ。ベッドにセットすると存在感があります。

≪スプリングマットレス≫
・ポケットコイル
スプリングがひとつひとつ独立して袋に入っているため、身体をスプリングの点で支えることになります。劣化は体重が良くかかるところからはじまります。寝心地は体重を受け止めてくれて柔らか。

・ボンネルコイル
スプリングがつながっているため、身体を面で支えることになります。寝心地は固め、布団に似た寝心地でしっかりしています。耐久性があり安価。固さがあるので腰痛の人に良い場合もあります。

≪ウレタンマットレス≫
布団のコーナーでご紹介した合成繊維の敷布団は、ウレタンのマットレスも含まれています。
最近かなり色々なウレタンマットレスが出てきており、フローリングや畳にそのまま敷いても、敷布団の上や下に敷いても、ベッドのスプリング敷きマットレスの上に敷いてもよく、単体でも、寝心地を調整するためにつかってもいい、使い勝手のいいマットレス。

ウレタンは洗うことが出来ないのと、吸湿、保湿は期待できないので、こまめに通気性を保つ必要があります。軽量なので場所移動はしやすいです。安価なので劣化してきたら取り替えるようにしましょう。

・低反発
身体に沿うように包み込む寝心地、人によっては腰痛が悪化する場合もあります。

・高反発
しっかりした寝心地で低反発よりも耐久性があります。

その他、様々なメーカーから新素材を使用したり、工夫を凝らしたマットレスが発売されています。

 

床に敷いて寝る根強い人気の布団

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使わない時は畳んでしまえますし、天気のいい日には布団全体を干すこともできるので、スペースが手狭で湿度の高い日本のニーズに合った寝具。前はベッドだったけど、部屋が手狭になってきたから布団にしちゃったという方もいますね。

また最近では敷布団も掛け布団も丸洗いできるものが出てきているので、寝汗やカビやダニと言った汚れが気になる方も清潔に使える利点も。羽毛や綿も質の良いものなら、打ち直しをして新品同様の寝心地に生まれ変わらせることもできますので、根強い人気があるんですよ。

敷布団、掛け布団は素材によって寝心地や取り扱い方が変わってきますので、ご自身のお好みに合わせて選んでみてください。

敷き布団

・羽毛布団
掛け布団のイメージが強い羽毛布団ですが、実は敷布団としても優秀。家で洗えるタイプのものもあります。高品質なものなら耐久性も高く、寝心地が悪くなって来たら打ち直しに出すこともできます。

・羊毛布団
吸湿、放湿に優れており、ウールの腰のある弾力で抜群のクッション性、しっかりした寝心地。ウールのため家で洗濯は難しいので、ドライクリーニングに出しましょう。

・木綿布団
吸湿、保温に優れた昔ながらの布団が、放湿性があまりありません。そのため、定期的に干す必要があります。ただし、寝心地が悪くなってきても天日に干すとふんわり膨らんで寝心地も回復。古くなってきたら打ち直しもできます。重さがあるので取り扱いには多少手間がかかります。

・合成繊維
ポリエステル、ポリウレタンなどの合成繊維の敷布団
ポリウレタンは、マットレスのウレタンでご説明しましたが、ポリエステルは洗えるものがほとんどです。通気性が悪いので、立てたり干したりして湿気対策をした方が良いのですが、軽いので取り扱いは楽です。天然素材のように打ち直しをしたり長年付き合っていくということはできず、劣化したら処分することになります。もっとも、安価で高機能のものが数多く登場しているので、色々試して好みの寝心地のものを選ぶことが出来ます。

掛け布団

ベッド派も布団派も掛け布団は使いますね。ベッドカバーはさておき、寝室でまず目に入るものなので、お気に入りのカバーをかけてインテリアとマッチするようにコーディネートするのがおすすめ。

・羽毛布団
言わずと知れた高級素材。軽くて温かく、吸湿性、放湿性に優れています。厚みによってオールシーズン使えるのも魅力。丸洗いできるものも出てきています。
羽毛の中にもグース(ガチョウ)とダック(あひる)があり、一般的にはグースは身体が大きく羽毛も大きいので高級とされています。

・羊毛布団
羽毛布団よりも重みがあり、安価。保温性、吸湿性に優れています。ウールですので、家庭での洗濯は難しいのでドライクリーニングに出すことになります。

・合成繊維
ポリエステルは軽くて取り扱いが楽、温かいのですが、吸湿性はありませんので、蒸れやすい特徴があります。丸洗いできるものが多いので、気になる時は洗濯しましょう。冬は静電気が発生しやすいのでご用心。

いかがでしたか?寝具はまず寝心地が大事ですが、今は様々な機能を持つ素材も出てきているので、選ぶのが楽しくなりますね!あなたにぴったりの寝具、ぜひ見つけてくださいね。

 

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