布団カバー&シーツで寝具コーディネートを楽しむ
寝室のインテリアにおいて、なくてはならない布団カバーやシーツ。柄入りや無地などさまざまなものがあり、カバーやシーツを替えるだけで模様替えしたように部屋の印象もグッと変わってくるものですね。カーテンの色と合わせたコーディネートや布団カバーをメインにしたコーディネートなど、布団カバーを活用するといろいろなアレンジを楽しむことができますよ。
ところで、毎日使用しているこれらの布団カバーやシーツは、どのくらいの頻度で買い替えていますか。
掛け布団のカバーは首周りが汚れやすく、シーツは背中から腰の部分が擦れやすいので、色褪せたり破れたりしたら買い替えのサインでしょう。使用してすぐに毛玉ができてしまうものや、反対に10年以上使用しても丈夫なものなど、素材や生地の厚み、使用頻度や品質により寿命は異なりますが、
布団カバーやシーツの寿命は平均して2年~3年程度でしょう。
洗い替えと交互で使用したり、季節に合わせた素材のものを使用したりと交換頻度はご家庭によりさまざまですが、衣替え気分で季節ごとに適した素材のカバーやシーツを選んでみませんか。今回は布団カバーとシーツの素材にフォーカスして、季節に合わせた寝具選びをご紹介していきます。
布団カバーやシーツで使われる主な素材と特徴
布団カバーやシーツを選ぶときは何を基準に選んでいますか。色や柄に惹かれて購入してしまうこともありますが、快適な眠りのためには素材選びが大切。過去記事「▼寝具で変わる?!快適な眠りのための布団カバーの選び方」にて紹介してあるように、人は睡眠中に汗をかくために寝具の通気性と吸湿性は外せません。素材の特徴について紹介していきますので、布団カバーやシーツを選びの参考にしてみてくださいね。
綿
肌触りがよく、優れた吸水性と通気性にとんだ繊維です。
ただし、繊維自体が縮みやすいためにシワになりやすい傾向があります。
麻
肌触りがやわらかく、綿よりも吸水性の高い繊維。
通気性にも優れ、植物由来であることをより色濃く残すことができるために、ナチュラル志向の方に好まれます。
シルク
肌触りがとても滑らかで、吸湿性、保湿性、通気性に優れた繊維。
独特の光沢や風合いは他の繊維にはない高級感を感じさせます。重量はとても軽いのですが、日光に弱いため変色しやすく、手入れや洗濯に手間がかかります。
レーヨン
綿や麻と同じ成分のレーヨン。優れた吸水性・吸湿性を利用した吸湿発熱効果をもつ布団カバーなどがあります。綿や麻より低価格なものの、シワになりやすく、水に濡れると強度が低下してしまうのが特徴。
ポリエステル
石油が原料となるポリエステルは、強い耐性をもち、シワになりにくく手入れが容易。
吸湿、吸水性が低いために早く乾くのが特徴。
アクリル
石油を原料とし、ウールのような軽さと暖かさをもつ繊維です。
静電気や毛玉ができやすいのが難点ですが、ウールよりもお手頃価格で手に入ります。
このように布団カバーやシーツはさまざまな素材から作られていますが、丈夫な平織りや光沢がある繻子(サテン)織りなど、生地の織り方により耐久性やなめらかさなどが違ってきますので、素材と共に織り方もチェックしてみてくださいね。
季節に合わせた寝具選びと布団コーデのポイント
日本の気候は、冬は寒く夏は暑い。そのため、室内の温度も季節により大きく変動し、冬は5度前後、夏は25度以上となりますので、快適な眠りのため寝具選びは大切。また、それに合わせて寝室コーデを楽しんでみてはいかがでしょうか。
寝具の種類は
掛け布団
毛布
タオルケット
などがあり、基本の組み合わせは「掛け布団 + 毛布」。
室温に合わせて、羽毛布団、真綿布団、綿毛布、ウール毛布、タオルケットなどをうまく組み合わせることにより、快適な眠りをもたらしてくれることでしょう。また、寝具のカバーの色は季節に応じてコーディネートすれば、暑い季節は涼しく、寒い季節は暖かく感じられるような寝室を作り出すことができますよ。
春
朝晩で室内温度10度前後の気温差のある春は、「掛け布団+綿毛布」を組み合わせて暖かさを調整しましょう。
新緑の季節の春のおすすめなカラーはグリーン。活力や前向きなエネルギーのサポート効果のあるオレンジなどもおすすめ。
夏
室内温度25度以上になる夏は、エアコンや扇風機などによる体の冷えに気をつけましょう。
綿毛布やタオルケット、肌掛け布団を組み合わせる工夫もOK!
ホワイトやブルー系、明るいグレイ系なら、涼しげな気分でお休みになれるでしょう。
秋
暑い夏が過ぎると気温がグッと下がりますので、保温性の高い毛布と掛け布団で暖かさをキープさせましょう。
ブラウンなどのアースカラーなら、温かみのあるコーデになります。
冬
寒い冬の室内温度は5度前後となり、秋口同様に保温性の高い毛布と掛け布団、それに加えてウールのベッドパッドなどを使用すれば、さらに保温性がアップします。
ホワイトとダークカラーを組み合わせたノルディック柄など、冬ならではの柄入りも楽しめますね。
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