select_knack 心地よい眠りのための快適ベッド選びのコツ

食事や睡眠は人間が生活するうえでなくてはならないものであることは言うまでもありません。

食事の面では良い素材や食材が多いに注目されているのと同様、睡眠においても「質」という部分は非常に重要で、同じ睡眠時間でも睡眠の質によっては、「朝からスッキリ」ということもあれば、目覚めが悪いということも起こりうるのです。

快適な睡眠環境は、身体のリズムや心理状態などで左右するほか、普段お使いになるベッドのサイズや素材、通気性などでにも影響を受けるとから、しっかりと睡眠の質にこだわった機能性の高いベッドを選びたいところ。そのためにも、睡眠のメカニズムや寝ているときの姿勢など、基礎的な知識をしっかりと身に付け、正しいベッド選びができるようにしましょう。

心地よい睡眠空間へ誘うマットレスの選び方とは?

寝不足の状態だと頭がぼーっとしたり、集中力が低下したり、居眠りをしてしまったりと皆さんも様々な経験があると思います。睡眠は、身体の疲労を回復するレム睡眠(浅い眠り)と、脳や神経の疲れを癒すノンレム睡眠(深い眠り)のサイクルがあることは皆さんも良くご存じで、前者は浅い眠りなので物音やトイレなどで起きやすい一方、後者は脳も身体も休んでいる状態です。

睡眠中は、このレム睡眠とノンレム睡眠が一
定の周期で繰り返されており、個人差こそありますが、深い眠りであるノンレム睡眠時に起こされたりすると非常に目覚めが悪かったり、意識がはっきりするまでに時間が掛かる傾向にあります。心地よい眠りとさわやかな目覚めのためには、上記のような眠睡眠サイクルを崩さないことが大切で、寝心地が悪いベッド、寝苦しい布団などはそうしたサイクルを崩すひとつの要因となりうるのです。

睡眠時の寝姿勢について

ベッド選びにおいて、やはり身体を支える役割を担うマットレスは、睡眠の質という面からも非常に重要な家具の1つと言えますが、睡眠時の姿勢については、寝ている以上、意識的に姿勢を直したり正したりするのが難しいことは言うまでもありません。

特に、心地よい眠りを妨げる原因のひとつとして「寝返り」があります。誰しも寝返りを意識的に行っている訳ではないため、寝返り自体は自然なことですが、寝返りの回数が多いほど心地よい眠りが妨げられていることにもなります。

その要因の一例として、例えばマットレスが硬すぎたり柔らかすぎたりすると局部が圧迫されるため、寝返りが多くなる傾向にあります。この寝返りによる圧迫の分散を「体圧分散」と言い、身体を動かさない睡眠中に体圧が局部に集中してしまうため、それを寝返りによって無意識に解消しているのです。よって、この局部の圧迫を適度に分散しながら、立っている時の背骨の状態に近い寝姿勢を維持させるのが理想のベッドと言えます。

汗の蒸発など湿気対策もお忘れなく!

上記では、眠りのサイクルや寝ている時の姿勢についてご紹介してきましたが、安眠の妨げとなるもう1つの要因として、通気性がの問題が挙げられます。

人は寝ている間に1リットルもの汗をかくと言われますが、上記でご紹介した寝返りも体温調整を行っているという側面もありますので、掛け布団も含め、熱がこもりにくい機能的なマットレスを選ぶことが肝要です。特に梅雨時期などは、布団やマットレス自体にも湿気を含むことで、寝心地が悪いだけでなく、ハウスダストの発生を引き起こす原因にもなるため、保温性も大切ですが通気性という部分も忘れてはならないところ。

ベッド選びの際には、マットレスの含む水分を放出して衛生的な条件を保つ、住環境に会うものを選ぶことも重要なポイントです。

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