そもそもベッドカバーってどんなアイテム?
普段、ベッドをお使いの方は「ベッドカバー」も一緒に使っていますか?また、その役割はご存知ですか?
過去記事「▼意外と知らない?ベッドパッドと敷きパッドの違い」でもご紹介したように、寝汗や汚れからマットレスを保護する役割を持つベッドパッドや、寝心地をよくする敷きパッドはお使いでも、ベッドカバーも揃えているという方はあまり多くないかもしれません。そもそも
ベッドカバーって何のために使うの?
使わないデメリットは?
といった具合に、その役割や必要性があまり知られていないのも事実。実は、ベッドカバーはベッドメイキングとしても、寝室のコーディネートとしても、とても重要な役割を持っているのです。今回の記事では、
ベッドメイキングの主役的な存在「ベッドカバー」
についてご紹介します。
ベッドカバーはベッドスプレッドとも呼ばれ、掛け布団の上からベッド全体を覆い被せるように使うカバーのことを指します。掛け布団の汚れ防止の役割もありますが、どちらかと言えばコーディネートのアイテムとして使用されることが多く、欧米のベッドメイキングでは一般的な寝具のひとつです。そんな「ベッドカバー」の役割と魅力について詳しく見ていきましょう!
装飾的な役割を重視してコーディネートを考えよう!
ベッドカバーは様々な色や柄物が市販されていますが、日本では掛け布団のカバー自体にデザインが施されているものが多いので、ベッドカバーを使用している方は少数派かもしれません。
一方、海外の掛け布団のカバーは無地のものが多く、就寝時には気になりませんが、ベッドをインテリアとして見た時に
ベッドまわりが殺風景に見えてしまう
ことも。そんな問題を解決するのがベッドカバーなのです。
ベッドカバーは就寝時には外すのが基本
の使い方なので、寝心地の調整や睡眠の質を上げるための寝具ではありません。また、ベッドスローのように靴を履いたままベッドに寝そべるためのアイテムではなく、
あくまでベッドの見目を良くするためのコーディネートアイテム
なので、必ずしも必需品ではないと言えます。
ただし、当コラムをご覧のインテリア好きの皆さんの多くは、使用していない時間のベッドルームだって、手を抜かずにコーディネートしたい!とお考えのことと思いますので、そういった観点では重要なアイテムです。
ベッドカバーは、枕の部分を残してベッドの大半を覆うので、
視覚に与える印象が大きい
という特徴があり、寝室の雰囲気を左右します。例えば、寝室全体がシックな感じでまとめられているのに、ベッドカバーが明るい色ではアンマッチ。また、枕カバーの色味や柄とチグハグだったりすると、寝室全体のバランスを崩してしまいます。
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ベースの色味を崩さないベッドカバーの配色テクニック
ベッドカバーを選ぶポイントは
・色味
・柄の有無
・素材
などがありますが、寝室全体の配色や雰囲気を考えて選ばないと、ベッドまわりだけが浮いて見えてしまいます。就寝の際には外してしまうものとはいえ、見た目のイメージもやはり重要なので、まとまり感のある配色を選ぶようにしたいですね。
ここで、ベッドカバーの配色について、定番コーディネートをいくつか挙げてみましょう
1.カーテンの色味に合わせる
2.フローリングや絨毯の色味に合わせる
3.枕カバーの色味や柄に合わせる
4.壁紙の色味に合わせる
5.部屋全体の色味に対して反対色を用いる
高級感を出すなら、寝室全体の色味基調は変えず、光沢のあるベッドカバーなど素材でメリハリを付けるのがおすすめです。生活感を抑えたモダンテイストな寝室に仕上げたい場合、グレーやネイビーなど濃い色味を使い、枕カバーなども含めて統一感を出すとテイストを崩さずにきれいにまとまります。その他、
フォーカルポイントとしてのアクセントが欲しい場合
は、観葉植物を置く代わりに、緑色を含む柄物のベッドカバーを用いるのも有用です。
基本的に、部屋全体の色味の基調を崩してしまうと、他の家具やアイテムまでチグハグしてしまうので、ナチュラルな部屋ならブラウンやベージュ、モダンならグレーやブラック、といった具合に統一感を持たせるのがポイントです。ベッドカバーは家具ほど高価ではないので、季節や気分に応じて、あれこれ試してみると良いでしょう。
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