居心地のいい部屋作りに欠かせないラグの魅力
部屋の印象をガラリと変えたいときや、壁や床、家具を活かすアクセントとして便利なラグ。
濃いカラーのラグやモノトーンのラグであれば部屋全体を引き締めて見せたり、ベージュなどの色であれば空間を広く見せたりすることができる、部屋の印象作りに効果的なラグですが、
敷物として使う以上に生活に役立つアイテム
であることをご存じでしょうか。
足元の冷えを防いでくれる役割もありますし、ラグ表面の柔らかさにより足音や物を落とした時の音を吸収したり、グラス等を落とした時の衝撃を緩和して割れる危険性を低下してくれます。床に直接座ったり寝転んだりするときにも、ラグがあるだけで床の硬さを軽減させてくれ、小さなお子様のいるご家庭はもちろん、床座の暮らしを快適にさせます。
また、最近ではリビングのソファ周辺や寝室のベッドの足元などだけでなく、
「和室にラグ」といったスタイル
も定着しつつあるようです。
和室にテーブルと椅子、ベッドを置く場合などに活用していることが多いようですが、座布団代わりに使用していたり、和室の出入り口部分に使用していたりと、和室においてのラグはさまざまな用途があるようです。民族伝統柄も意外にマッチすることもあるので、クラシックな伝統柄のラグもいいでしょう。
そんなラグには素材や製法により、表面の質感や手触りはそれぞれ異なります。ここでは、ラグの代表的な種類と今のお部屋に合うラグの選び方ついて紹介していきます。
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代表的なラグの種類を知っておこう
ラグにはさまざまな素材と色々な製法がありますが、ここでは代表的な種類について解説していきます。
フワフワとした質感が特徴のシャギーラグ
毛先(パイル)がカットされ、毛足の長さが20~30mm以上のものを「シャギー」と呼びます。素材や毛足の長さによって、フワフワとしていたり、しっかりとしたコシがあったりしますので、毛足の長さと素材はお好みで選ぶといいでしょう。
温かみを感じるシャギーラグは寒い季節向けかと思われがちですが、通気性が良いため熱気がこもることもなく、暑い季節は快適に過ごすことができます。
耐久性の優れたループタイプのラグ
ラグや絨毯の原型ともいわれるループタイプは、丸い輪になった毛先が縫い付けてあります。そのため、繊維の端が表面に出ることもなく、耐久性の高さが魅力です。シャギーラグのようなフワフワとした質感は少なく、さらっとした肌触りが特徴的。
軽量で丈夫なキルティングラグ
2枚の布の間に綿などが入ったキルティング加工のラグは、1枚の生地よりも丈夫で軽く、クッション性があります。ステッチで模様を描いたり、数色の布で柄を作ったものなど、さまざまなデザインがあります。
コットン100%など家庭で洗えるものが多いため、手入れしやすいでしょう。
織物のラグ
手織り
職人の手仕事による華麗で立体的な模様が特徴。イラン製のペルシャ絨毯や中国製の段通などが有名です。
ウィルトン織り
手織りの高級感を機械織りで出すことができるのがイギリス生まれのウィルトン織り。毛足の密度が高く、耐久性があります。
ゴブラン織り
フランス生まれのゴブラン織りは、太さの違う糸を使用しており肌触りは柔らかく、多色の糸により繊細な模様を表現できるのが特徴的。
このようにラグの種類は多種多様ですが、素材や色、柄などさまざまあります。
次のコーナーでは、部屋に合わせたラグの選び方をご紹介します。
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自分の部屋にマッチさせるならこのラグ!
インテリアやライフスタイルにより、マッチするラグは変わってくるもの。ゴブラン織りやペルシャ絨毯などのクラシカルな模様は取り入れにくいと感じてる方もいらっしゃいますが、実は北欧風スタイルや和室などにも思いの外にもマッチしやすいんですよ。
ここでは、部屋のタイプ別におすすめのラグを提案してみましたので、選ぶときの参考にしてみてください。
モダンスタイルに合わせたラグの一例
【ラグの種類】シャギータイプ、ループタイプ、ウィルトン織り、キルティングラグ
モダンスタイルにはさまざまなタイプがあり、比較的どんなラグでもマッチしやすいのが特徴的。
・ゴージャスな雰囲気を出すなら毛皮のような色合いのシャギータイプ
・洗練されてすっきりしたインテリアにまとめたいならループタイプ
・シンプルなインテリアにアクセントを入れるなら、柄入りのウィルトン織りやペルシャ絨毯
・お子様のいる家庭では洗濯機で洗えるキルティングタイプ
アンティークスタイル、エレガンススタイルに合わせたラグの一例
【ラグの種類】シャギータイプ、ゴブラン織り、手織り
ゴブラン織りや手織りの豪華なラグならアンティークスタイルやエレガントスタイルを華やかに演出してくれます。ベージュなどのベーシックカラーの毛足の長いシャギーラグならゴージャスさを出してくれるでしょう。
男前スタイル、ヴィンテージスタイル等に合わせたラグの一例
【ラグの種類】シャギータイプ、ループタイプ、ウィルトン織り、キルティングラグ
ダークな色合いのグレーやブラウンなどのシャギータイプは、男前スタイルにもしっくりなじんでくれます。また、ウィルトン織りであれば、さまざまなさまざま柄があるので、男前スタイルやヴィンテージのインテリアをさらにカッコよくしてくれるでしょう。
アジアンスタイルに合わせたラグの一例
【ラグの種類】ウィルトン織り、手織り
ウィルトン織りの中にはアジアンスタイルにぴったりの柄もあります。また、ペルシャ絨毯はオリエンタルな印象をさらに高めてくれるでしょう。単色でまとめられた家具に多色使いのラグを置けば、華やかな印象を与えてくれます。
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いかがでしたか。今回紹介したラグ以外にもさまざまな種類はあります。
なお、ペルシャ絨毯については別の記事で詳しく紹介してますので、ぜひそちらも参考にして下さい。
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