コーディネートにおいて多いお悩みの一つが「アート」
センスの良いインテリアコーディネートを目指すうえで、インテリア雑貨と同様に頭を悩ませるのが、インテリアアートです。主に壁掛けのアートパネルや絵画、写真などが代表的なアイテムとなりますが、
・どのようなものを飾ればインテリアが引き締まる?
・どのようなデザインならハイセンスなコーディネートになるの?
という疑問は、実際に現物を飾ってみないと分からないのも実情。
特にデザイナーズアートなどは、それなりに高額な買い物となりますし、安物は飾りたくないという思惑もあると思いますので、本当はすぐにでも何らかを飾ってアーティスティックなコーディネートに仕上げたいけど二の足を踏んでいる・・・という方が多いのではないでしょうか?
今回の記事では、そんなお悩みを解消すべくコーディネートスタイル別にマッチしたオススメのインテリアアートをご紹介。センスが際立つインテリアアートを活用したコーディネートテックニックを取り上げていきます。
インテリアアートといっても、フォトグラフからアートパネル、オブジェアートなど様々なカテゴリーがありますので、それらを上手に組み合わせるのがコーディネートの楽しさであり、難しさでもあります。誰もがうらやむアーティスティックな部屋を演出するために、しっかりとインテリアアート技術を身につけましょう。
コーデスタイルに合わせた写真・絵画を選ぶ方法
インテリアアートというと、真っ先に思いつくのが壁掛けのアートパネルです。
アートパネルにもフォトグラフから油絵、ポスターフレーム、ファブリックパネルなど様々なジャンルがありますが、昨今ではモダンスタイルコーディネートに合わせたファブリックパネルに人気が高まっています。寝室のベッドの壁面にファブリックパネルを配置するのは、もはや定番中の定番ではないでしょうか?
アートパネルの主な種類
・風景などのフォトグラフ
・水彩画や油絵、アート書道
・アートポスター
・ファブリックのデザインパネル
そんなアートパネルですが、リビングにおいてはどのようなデザインのものがマッチするのか、オシャレなリビングに見せることができるのかは、なかなか難しいものがあります。もちろん、アートパネルは1枚だけに限らず、複数枚をランダムにレイアウトすることでより一層アーティスティックに見せることができますが、裏を返すと煩雑で見映えの悪い配置にもなりかねないので、最低限のレイアウトテクニックはしっておく必要があります。
アートパネルの選び方と配置の基本
1、飾る場所を決める
言うまでもなく最初に飾る場所を決めることになりますが、アートパネルを飾れる場所は意外と限られてしまうのが実情。リビングなら、ソファの正面にはテレビがあるのが一般的なので、ソファの背面の壁やサイドテーブルの上の壁面などが対象となることが多い傾向にあります。
2、飾る位置は目線の高さ
お部屋の天井高にもよりますが、基本的には目線の高さ150cm前後が最適で、複数のアートパネルを飾る際も、パネルの上辺が180cmを超えない程度の位置に配置すると良いでしょう。
3、コーデスタイルでアート選ぶ
例えばクラシック調のコーデスタイルの壁面となると油絵が似合う、北欧スタイルにはファブリックのアートパネルが合う、といったように部屋全体のコーディネートに合わせたパネル選びを心掛けましょう。ただし、決まったルールがある訳ではないので固定概念に捉われず、様々なアート作品をチャレンジするのも良いかもしれません。
4、部屋全体の色味を考慮する
配置している家具がダーク系であれば、アートパネルは明るめの色を選ぶとか、家具自体に鮮やかな色味を配置しているのであれば、アートパネルは大人しめにするなどの工夫が必要です。部屋の中の色数が多くなると、統一感がなくなるだけでなく、落ち着かない・くつろげない部屋になってしまうリスクも・・・
5、複数枚を使用する際はレイアウトに注意
アートパネルを大小様々なサイズで組み合わせて飾るのは上級テクニック。複数枚のパネルを並べる際には、左右もしくは上下を揃えるレイアウトか、中心線に揃えて配置すれば見た目で失敗する可能性は低くなります。様々なサイズのパネルをランダムに配置するのが一番難しいので、最初のうちはパネルを3枚程度に留めておき、基本レイアウトで配置すると良いでしょう。
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その他のアートアイテムも積極活用しよう!
インテリアコーディネートでも手軽に揃えられるインテリア雑貨ですが、アートアイテムとして活用するなら、観葉植物やオブジェアートがオススメです。観葉植物の選び方については、また改めて記事で紹介しますが、オブジェアートについては個人の価値観や感性の世界のお話となりますので、一概に「これがいい!」というのが決められない部分です。
オブジェアートには、動物をモチーフとした置物から、デザイナーによる幾何学的な作品、素材においても木製のものから金属製のものまで多種多様です。もちろん、ウッディなお部屋の雰囲気なら木製オブジェの方がマッチするという基本イメージこそありますが、上記でも述べたとおり、アートは固定概念に捉われず、様々な組み合わせとレイアウトを試してみることが重要です。
自らでしっくり来るオブジェアートを見つけ出すのもまた、インテリアコーディネートの醍醐味ですので、自分好みのアーティスティックな部屋作りを目指してみましょう。
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