寝室全体のトータルコーディネート、インテリアのテイストを決めよう
寝室のインテリアのトータルコーディネートを成功させるポイントはあるのでしょうか。ここではベッドを使った寝室のコーディネートを前提にお話ししていきますが、布団を敷く場合のコーディネートも手順は同じです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
寝室全体のトータルコーディネートをしていくには、まずはテイストをはっきりさせましょう。
寝室のテーマはモダンなのかクラシックなのかなど、インテリアのテイストを決めておけば、ベッドやカーテン、ラグなど大型のアイテムを選びやすくなります。インテリアのテイストについては過去記事「目的やスタイル別で探す!インテリアコーディネート大全集」でまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
お部屋作りを始めたばかりで「好みのテイストが分からない」という場合は、色を決めましょう。
あまり難しく考えず、ブルー系の寒色系が好き、暖色系が好きくらいのざっくりとした好みが決まっていれば大丈夫です。
・暖色系ならダークブラウン、茶色、ベージュ、シャンパン、淡いオレンジ、イエロー、クリーム系
・寒色系ならブラック、ダークグレー、グレー、シルバー、ホワイト、ブルーグレー、グレイッシュグリーン
など、ベーシックなものにしておけば、ベッドまわりに置くサイドテーブルや照明も選びやすくなります。
色は決まったけど、色味で迷っている方は
・ダーク系で落ち着いた雰囲気が心安らぐ
・ナチュラルで明るい色味の方がリラックスできる
といったような分け方で決めてみましょう。どっちの方が落ち着くか分からない方は、ホテルの部屋を参考にするのもおすすめ。実際に泊まってみるのが一番ですが、写真を見てイメージしてみるのでもOKです。
ダーク系の色味がお好みであれば、チェストやサイドテーブルもダーク系の木材や塗装のものをチョイスして、ベッドカバーやラグなどに好きな色味を持ってきましょう。
カーテンは面積が広く、部屋全体の印象を決定づけるアイテムです。また、日本の住宅では白い壁紙が多く採用されていますが、インテリアに暗い色を持ってくるとなじまず、部屋の雰囲気が重くなってしまうことがあります。インテリア初心者さんには、ベッドカバーなどに選んだ色よりも一段明るい色味にすると失敗が少ないでしょう。それでも思ったより重たくなってしまった場合は、ベッドカバーやピローケースを明るいものに変えることで対応できます。
ナチュラル系の明るい寝室を作るなら、ベッドカバーやカーテンを明るい色のものにします。ラグやピローケース、クッションなどもアイボリーや淡いベージュなどの色でまとめてみましょう。サイドテーブルやチェストは塗装されたものや白木でもいいですが、コントラストを持たせるためにダーク系を持ってきてもよいでしょう。カーテンは壁と同系色にしてもいいですね。空間の広がりや開放感を意識した色味を選ぶとよいでしょう。
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ベッドまわりのコーデで寝室全体の印象が決まる?
寝室全体のテイストが決まったら、次はベッドまわりのコーデを決めていきます。
ベッドカバーやチェスト、カーテンをトータルにコーディネートしても、ベッドまわりがごちゃごちゃしていると部屋全体がまとまりません。ベッドは存在感があるため、ベッド自体が乱れているとどうしても部屋全体が乱れた印象になりがちなので、ベッドカバーをかけるなどしてベッドをしっかりと整えましょう。
ブランケットや掛け布団を起き抜けの状態にしておくのはインテリア的にもっともNG。はじめに決めておいたインテリアのテイストに合ったベッドカバーをかけ、ピローなどは定位置に戻して整えます。これだけで寝室の印象がすっきりするはずです。
また、寝室コーデでは照明も重要となりますので、間接照明を上手に使いましょう。
ベッドの下方から照らすフットライトや、読書にも使用できるサイドテーブルに載せるランプのデザインをどんなものにするかによって、部屋の雰囲気がガラリと変わります。
寝室のインテリアをシンプルなものにすると、ライトの印象でロマンチックな部屋になったり、モダンな部屋になったり、インテリア全体の方向性を決定づけることができますよ。
サイドテーブルの上はスマートフォンや本、カップなどでゴチャついてしまいがちです。スタイリッシュ系やモダン系など、ものをあまり置かないインテリアのテイストによっては、せっかくのコーデの魅力が半減してしまうことも。引き出し付きのサイドテーブルや中身の見えないボックスなどを上手に活用しましょう。
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ベッドまわりと寝室のトータルコーディネートのポイントまとめ
いかがでしたか? 寝室全体とベッドまわりのトータルコーディネートについて、ポイントをまとめてみます。
・ベッドルームインテリアのテイストを決める
・寒色系、暖色系の好みを選ぶ
・ダーク系、ナチュラル系で決めてもよい
・カーテンは壁の色との相性も考慮する
・ベッドカバー、ピローケースを合わせる
・ベッドは整えておく
・インテリアの味付けとしてサイドテーブル、手元の照明を選ぶ
・フットランプ、サイドランプ等の間接照明を使用する
・ベッドまわりの収納を工夫する
ベッドルームはリビングやダイニングに比べると日用品や生活必需品を置く必要がないため、思い切ったコーディネートができる部屋でもあります。
リラックスできる部屋作りを念頭に、アジアンリゾートやスタイリッシュモダンなど憧れのテイストに挑戦するのもいいですよね。ぜひ、楽しんで寝室のコーディネートを作ってみてください。
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