長い間日本人の憧れの寝室というとベッドがある洋風のインテリアでしたが、最近はミニマリスト(できるだけものを少なくして暮らす)が流行していることもあって、ベッド処分してしまったという話も良く聞きます。
日本の気候風土的にも、部屋のスペース的にも、天日に干したり、畳んで収納できる布団はまた注目されているんです。今日はそんなベッドのない寝室のオススメコーディネートをお伝えしていきます。
ベッドがないと広く見える?
ベッドはどうしても場所をとりますので、床の面積が狭くなってしまいます。ベッドなしの場合は畳んでしまえば広々すっきり。シンプルでナチュラルなインテリアが手に入ります。
ベッドがない寝室、というと、昔ながらの日本のスタイル、床に布団を敷くことになりますが、布団ではなく、新素材の薄手のマットレスに変えると布団とは違ったスタイリッシュな雰囲気になるんです。
マットレスは軽量で扱いがしやすいものも多いので、必要ない時は丸めてしまっておくこともできますし、寝心地のお好みに合わせて、低反発、高反発などから選べます。また、ベッド用のマットレスを直接床に置くスタイルも、シンプルなインテリア感を出すことができますよ。
マットレスを使ったインテリアにした時は、他のアイテムもなるべくシンプルにすると、ナチュラルな雰囲気を出せます。リネン類は藤やウォーターヒヤシンスなどの自然素材のバスケットに入れたり、雑誌を直に床に置いてもいいですね。
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ベッドがないからこそ決まる、和モダンインテリア
ベッドを使わないおすすめの寝室コーデのひとつに和モダンがあります。
スノコを使って通気性を良くする
床に直に布団を敷きっぱなしにしておくと、床がカーペット敷き、お部屋の日当たりや通気性によってはカビの心配が出てくる場合も。そんな時は、スノコを使ったテクニックがオススメ。
布団の下に敷くことができる寝具用のスノコなら、カンタンに立てて収納することもできますし、布団もそのまま干せます。常に清潔に使えるからカビやダニにも安心ですね。大き目のスノコを選び、布団の下のスノコをあえて見せるようにしても、抜け感のあるこなれたインテリアに仕上がります。
畳を使った寝室コーディネート
最近はフローリングの上に置いて使える様々なスタイルの置き畳が発売されています。和モダンを目指すならお部屋のテイストにあった置き畳をチョイスして布団を敷くスペースをあつらえてみてはいかがでしょうか?
フローリングやリノリウムなどの床に直に布団を敷いたりベッドで高さを出すより自然で、布団を使わない時にはちょっとした寛ぎスペースにもなる置き畳はかなりオススメ。
い草は呼吸しておりお部屋の空気をリフレッシュさせてくれる効果も。ブラックやレッドの置き畳でお部屋もシックに決まります。置き畳みなら、自在にスペースも広げられますし、布団を仕舞った時にはアイランドを作ってトレイを乗せ、テーブル代わりに使ったり、ベッドがないからこその自由でラフな暮らし方も可能になります。
クッションを使ったラグジュアリーなインテリア
布団がローソファに早変わり?
ワンルームやスペースに限りがある部屋では、ベッドを置かずに布団を使うと部屋が広々と使えて良いですよね。
また、布団の上からカバーを掛け、クッションをたくさん置けば、リラックスできるスペースになりますので、気の置けない友人が着たときはくつろぎのスペースに早変わり。
三つ折りマットレスならカバーを掛けて壁際につけてローソファー代わりにもなります。
寝室を布団とクッションで埋め尽くす
あまり広さがない寝室であれば、壁際に布団を敷き詰め、クッションをいくつも置くと、とてもラグジュアリーな雰囲気が出せます。以前の記事でもご紹介した布天井を取り入れれば、さらにゴージャス。ベージュやグレーなどのナチュラルなトーンなら高級感が出せますし、オレンジから赤といった暖色系の色なら、遊牧民のテントの中のようなリラックスできる空間にできます。