柏木工プロフィール
1943年に岐阜県高山市で創業した家具メーカー。創業時の社名は「飛騨木材加工有限会社」。1975年「柏木工株式会社」に組織変更。
日本の生活様式の主流が畳の時代から、南京椅子やウィンザーチェアなど洋家具の製造に着手。代表シリーズは「シビル」「レイ」「ボススタイル」など。現在はテーブル・椅子・ソファ・ボードなどを製造する家具事業に加え、建材・壁面収納などトータルインテリアに対応する建材事業にも注力している。
日本の生活様式の主流が畳の時代から、南京椅子やウィンザーチェアなど洋家具の製造に着手。代表シリーズは「シビル」「レイ」「ボススタイル」など。現在はテーブル・椅子・ソファ・ボードなどを製造する家具事業に加え、建材・壁面収納などトータルインテリアに対応する建材事業にも注力している。
柏木工の原点
挽物工場として創業した柏木工(※当時は飛騨木材加工有限会社)は、ろくろ商品の製造に着手します。日本の主流が畳生活だった1950年、座面が円形で4本脚の「南京椅子」を製造し、家具メーカーとしての道を歩みだしました。
「ウィンザーチェア」は、柏木工を象徴する家具のひとつです。ウィンザーチェアは17世紀後半のイギリス発祥の椅子で、背もたれが木の丸棒でデザインされているのが大きな特徴です。柏木工では南京椅子に次いで1952年にウィンザーチェアの製造に乗りだし、1958年にアメリカへの輸出を開始。椅子の文化が根付いている海外でも認められ、広く愛用されました。
当時の経験と技術は、現代の日本のライフスタイルに合った家具づくりに大きく貢献しています。
「ウィンザーチェア」は、柏木工を象徴する家具のひとつです。ウィンザーチェアは17世紀後半のイギリス発祥の椅子で、背もたれが木の丸棒でデザインされているのが大きな特徴です。柏木工では南京椅子に次いで1952年にウィンザーチェアの製造に乗りだし、1958年にアメリカへの輸出を開始。椅子の文化が根付いている海外でも認められ、広く愛用されました。
当時の経験と技術は、現代の日本のライフスタイルに合った家具づくりに大きく貢献しています。
日本の家具業界初の「イージーオーダー」システム
柏木工は、家具の生産体制に「イージーオーダーシステム」を日本で初めて導入したメーカーでもあります。このシステムは、あらかじめ数種類の型を用意し、消費者のニーズに合わせて細部を修正し、製品を作り上げるというもの。フルオーダーやセミオーダーに近いクオリティで、製品の価格を抑えられるメリットがあります。
イージーオーダーシステムにより、「トヨタ生産方式」と呼ばれる受注生産システムが日本の家具業界に普及しました。柏木工の製品には、消費者のさまざまなニーズを反映しつつ、連綿と受け継がれてきた飛騨の匠の卓越した技が込められています。
イージーオーダーシステムにより、「トヨタ生産方式」と呼ばれる受注生産システムが日本の家具業界に普及しました。柏木工の製品には、消費者のさまざまなニーズを反映しつつ、連綿と受け継がれてきた飛騨の匠の卓越した技が込められています。
木工用語の基礎知識
挽物(ひきもの)
切削加工のひとつで、旋盤(せんばん)や轆轤(ろくろ)に木材を取りつけて回転させ、刃物をあて、削りだしながら丸い形の物を作ること。木材の外側を削る円柱形と、内側を削るお盆形がある。
柏木工の人気No.1チェア CIVIL(シビル)
ウィンザーチェアの輸出で培った技術やセンスを活かし、日本人になじむように作り出されたのが、「シビル」シリーズのダイニングチェアです。2001年に発売以来、柏木工を代表するロングセラー商品として、国内外で広く認知されています。
ー 日本の暮らしの新スタンダードを目指す
「限りなくシンプルでありながら、作り手のこだわりや遊び心を妥協なく映し出す」が、シビルのデザインコンセプトです。ユーザーのスタイルや感性を打ち消すことなく、自由で奔放なクリエイティブ・センスを引き出し、誰もが納得する新鮮な生活空間の実現を目指しています。
ー 20年以上経った今も色あせないデザイン
背から脚先にかけて一本で通したスポーク(丸棒)が美しいラインを形作るシビルチェア。なかでも一番人気は、2014年にグッドデザイン賞を受賞した「CC71K」です。
ウォールナットとオーク材のコンビカラーが絶妙なバランスを成り立たせ、モダンにもナチュラルにもマッチ。背の高さは92cmとハイバック仕様ながら、細身な見た目で圧迫感を感じさせず、ダイニングテーブルと合わせてもスマートに収まります。
ウォールナットとオーク材のコンビカラーが絶妙なバランスを成り立たせ、モダンにもナチュラルにもマッチ。背の高さは92cmとハイバック仕様ながら、細身な見た目で圧迫感を感じさせず、ダイニングテーブルと合わせてもスマートに収まります。
ー デザインに込められた飛騨の匠の技
シンプルなデザインのなかにも、高度な飛騨の匠の技は随所に盛り込まれています。
両サイドのスポークに、細いところで直径約2cm、太いところで約4cmと変化をつけ、スタイリッシュなデザイン性と強度を両立させています。
背もたれ部の8本のスポークにも直径1cm・2cmと太さに変化を持たせ、程よいしなりと弾力性が体を優しく受け止める構造になっています。
両サイドのスポークに、細いところで直径約2cm、太いところで約4cmと変化をつけ、スタイリッシュなデザイン性と強度を両立させています。
背もたれ部の8本のスポークにも直径1cm・2cmと太さに変化を持たせ、程よいしなりと弾力性が体を優しく受け止める構造になっています。
背もたれの上部を丸く削り、背中を預けた時の当たりをやわらげて快適な座り心地を実現。手でつかみやすく、楽に出し入れできます。
無垢の板座をおしりのラインに沿ってくり抜いた「座ぐり加工」が、座った時のフィット感を高めています。目立たない底面にもスポークを組み、長期の使用に耐える丈夫な作りをしています。
無垢の板座をおしりのラインに沿ってくり抜いた「座ぐり加工」が、座った時のフィット感を高めています。目立たない底面にもスポークを組み、長期の使用に耐える丈夫な作りをしています。
ー 「シビル」LINE UP
そのほか、オーク材のみで組み上げたダイニングチェア「CC71A」や、セミアームタイプで革・布の張座仕様のLDチェア「CDC57」、背もたれの角度が大きく、オットマンと組み合わせられるイージーチェア「CC54」など、さまざまな椅子を展開しています。さらにテーブルやソファ、テレビボードなど、椅子以外の家具も充実しています。
柏木工で唯一のブナ製チェア LEI(レイ)
飛騨の森に広く自生するブナは、ヨーロッパでは「Queen of the Forest(森の女王)」と呼ばれることがあります。柏木工の「LEI(レイ)」シリーズは、この愛称から着想を得て誕生しました。シンプルかつ優雅な世界観を持ち、伝統的なぬくもりと先進的なスマートさが混在する、独自の美しいスタイルが評価され、2015年にグッドデザイン賞を受賞しています。
ー ウィンザーチェアを現代風にリデザイン
レイのダイニングチェア「LDC01F」は、シビルチェアと同じく、柏木工が長年作り続けてきたウィンザーチェアの構造・審美性を保ちながら、現代のライフスタイルに合わせてリデザインされています。
ウィンザーチェアの特徴である背のスポークと、細くても丈夫なブナの特性を活かした飛騨の匠らによる「曲木」の技法を組み合わせることで、優雅で軽やかなループ状の背もたれを実現しました。そのフォルムは、ブナの温もりと懐かしさのなかに、現代らしさも感じられます。
座面は無垢材ならではの「座ぐり加工」。おしりに優しくフィットして、長時間でも快適な座り心地が続きます。
ウィンザーチェアの特徴である背のスポークと、細くても丈夫なブナの特性を活かした飛騨の匠らによる「曲木」の技法を組み合わせることで、優雅で軽やかなループ状の背もたれを実現しました。そのフォルムは、ブナの温もりと懐かしさのなかに、現代らしさも感じられます。
座面は無垢材ならではの「座ぐり加工」。おしりに優しくフィットして、長時間でも快適な座り心地が続きます。
ー 軽くて丈夫、豊富なカラーバリエーション
レイチェアは、構成パーツを細くコンパクトにすることで、軽量化に成功しました。さらに、背のループを座面とその下の貫(ぬき:脚部に差し込まれる水平な補強材)に接合して椅子の強度を保持するという点にも、飛騨の匠の高い技術が活かされています。
レイチェアは7つの色から塗装色を指定できます。ブナの木肌を活かしたクリア塗装のほか、ブラックやホワイト、レイチェア専用色の淡いピンク、ブルーと多彩で、インテリアコーディネートの幅が広がります。
レイチェアは7つの色から塗装色を指定できます。ブナの木肌を活かしたクリア塗装のほか、ブラックやホワイト、レイチェア専用色の淡いピンク、ブルーと多彩で、インテリアコーディネートの幅が広がります。
ー 「レイ」LINE UP
135cmから210cmまで6サイズ展開のダイニングテーブル「LDT」や、どっしりと包み込まれるような座り心地のパーソナルチェア「LLC51F」、ブナの木肌のなめらかさとシンプルなラインのフレームが特徴のソファ「LLS23F」など、ダイニング・リビングの脚物家具が揃います。張地と木部塗装色の組み合わせのバリエーションも豊富です。
自由に座る・自由に使う椅子 BOSS STYLE(ボススタイル)
「家具はかくあるべき」というこれまでの考え方を見つめ直し、好きな場所・スタイルで、ソファのような寛ぎを感じられる椅子。「ボススタイル」の「ELC51」は、柏木工を代表するリビングチェア(イージーチェア)です。「自由に座る・自由に使う」をコンセプトに、シリーズのなかで最初に開発され、2013年にグッドデザイン賞を受賞しました。
ー 座り方を選ばない
リビングで過ごす時間の長さや体調などにより、座る姿勢はさまざまです。「ELC51」は同シリーズのダイニングチェア「EDC52」より座面の幅・奥行きが約10cm広く、座高が約5cm低く設計されています。適度なサイズのアームは体の動きを妨げず、「あぐらをかく・脚を組む・横向きに座り背に肘を掛ける」など、ゆったりと自由な姿勢で寛げます。
ー 使う場所を選ばない
高さを抑えたコンパクトさと、周りの環境になじむ丸みを帯びたおおらかなデザイン、持ち運びやすさを兼ね備えた全体のフォルムは、家具のレイアウトの自由度を高めます。リビングに限らず寝室やダイニングルームなど、シチュエーションに応じて室内の色んな場所に「お気に入りの定位置」を作り出します。
ー 「ボススタイル」LINE UP
ダイニングで食事をし、そこでゆっくりTVも観たい。ボススタイルのチェアやベンチは、そんなニーズにぴったりです。ダイニングチェア「EDC52」はイージーチェア「ELC51」と同様のデザインコンセプト。背付きベンチ「EDC55」は座面の奥行にゆとりがあり、あぐらをかいたり、軽く横になったり、ソファのようにリラックスできます。
丸みを持たせながらすっきりとした印象のダイニングテーブル「EDT」は、幅が135cm~210cmの4サイズ、脚のかたちが組脚・帆立脚の2タイプから選べます。
丸みを持たせながらすっきりとした印象のダイニングテーブル「EDT」は、幅が135cm~210cmの4サイズ、脚のかたちが組脚・帆立脚の2タイプから選べます。
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